AI・ロボット社会研究】人手不足対策とロボット化の矛盾について2026年6月14日
更新日:7月23日
あと5年ほどで、人型ロボットが事務作業や営業や管理から現場作業まで、人間が行っている仕事の大部分を担えるようになると言われています。
もちろん、5年で世の中の仕事の99%を完全に置き換えるとは言い切れません。しかし、人型ロボットやAIの進化速度を見る限り、多くの仕事が自動化・省人化される方向に進んでいることは間違いないでしょう。
実際、日本政府もムーンショット型研究開発制度を推進し、人とロボットが共存する未来社会の実現を目指しています。
その一方で、現在の建設業や各産業では人手不足を理由に外国人労働者の受け入れが拡大され、行政も外国人材を中長期的な担い手として位置付けています。
私はここに大きな矛盾を感じます。
今だけの人手不足を理由に大量の外国人労働者を受け入れる。しかし、その先にロボットやAIによって人手不足が解消される未来が来るのであれば、将来的に仕事を失うのは日本人だけではなく、外国人労働者も同じです。
日本人にとっては、治安や文化、社会保障、賃金への影響といった課題があります。
一方で外国人にとっても、日本での仕事を前提に人生設計をしたにもかかわらず、数年後に雇用が減少し、生活基盤が不安定になるリスクがあります。
つまり、この問題は日本人だけの問題ではなく、外国人にとっても大きなリスクを含んでいるのです。
だからこそ、本来優先すべきなのは短期的な労働力不足を埋めることではなく、建設業をはじめとした産業の省人化、ロボット化、AI化への本格的な投資ではないでしょうか。
これからの日本は、
「人を増やす国」ではなく、
「人が少なくても豊かに回る国」
を目指すべきだと私は思います。






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