AI時代、日本で価値を失いやすい資産とは

この1ヵ月、AIを使い続けて思ったこと
私はこの1ヵ月、毎日のようにAIを使い続けてきました。
調べ物、文章づくり、画像づくり、ホームページの記事改善、考えの整理まで、以前なら何時間もかかっていたことが、短時間で進むようになりました。
使えば使うほど感じたのは、AIは単なる便利な道具ではなく、これから多くの国民が欲しがる「新しい商品」になるということです。
スマホが生活の中心に入ったように、AIも仕事、学習、買い物、介護、家事、見守り、移動へと広がっていくでしょう。
そうなれば、人のお金と時間は、これまでとは違う場所へ流れ始めます。
AIは、これから国民の多くがもっとも欲しがる新しい商品になると思います。
最初は便利なチャットや画像作成から始まり、仕事、学習、調べ物、予約、買い物、行政手続き、健康相談、家事、介護、見守り、移動へと広がっていく。
スマホも、最初は一部の人が持つ新しい機械でした。
しかし今では、通信費を払うことが生活の優先順位になっています。スマホがなければ、仕事、連絡、買い物、銀行、地図、調べ物まで困るからです。
AIも同じように、最初は「あると便利」なものから、「使わないと不便・不利」なものへ変わっていく可能性があります。
さらに将来は、個人AIだけでなく、AIロボット、通信、電力、保守、AI対応の設備にもお金が流れるでしょう。
人が本当に必要だと感じた商品は、家計の中で優先順位を上げます。
すると必ず、これまでお金を使っていた何かが削られます。
車を二台持つこと。大きすぎる家。年に数回しか使わない別荘。使わない土地。保管と整備だけが続く趣味の物。
AIが車や家を直接不要にするわけではありません。
しかし、AIという新しい商品にお金と時間が流れれば、維持費だけが重く、十分なリターンを生まない所有物から、家計の中で見直され始めると思います。
AI時代に価値を失いやすい資産とは
日本では、持つだけでお金が出ていく
税金と維持費が進める「資産の選別」
日本では、何かを所有すると、持っているだけでお金が出ていきます。
不動産なら、固定資産税、都市計画税、火災保険、修繕費、管理費。車なら、自動車税、車検、保険、駐車場代、燃料代、修理代。土地や別荘も、使っていなくても税金と管理の負担が続きます。
一番厄介なのは、売れなくても税金は待ってくれないことです。
使わなくても、支払いは来る。売りたくても、すぐに売れると 限らない。収益を生まなくても、維持費だけは毎年かかる。
人口が増え、土地や家の値上がりを期待できた時代は、持っているだけでも資産になりました。
しかし人口が減る日本では、すべての不動産や所有物が資産になるわけではありません。買い手や借り手が付かなければ、資産は「いつか売れる物」ではなく、固定費を払い続ける負担になります。
これからは、所有物に対して次の問いが重要になります。
その物は、維持費を上回る価値を返してくれているか。自分以外の誰かも、お金を払って使いたいと思うか。売る時、貸す時に選ばれる理由があるか。
もちろん、リターンは家賃収入や売却益だけではありません。
毎日使う便利さ。車が必要な地域で暮らすための移動手段。自分で整備する趣味の楽しみ。災害時の安心。自然の中で過ごす時間。
本人にとって維持費を上回る価値があるなら、それは意味のある所有です。
ただし、使わない、収益も出ない、売りにくい、それでも税金・保険・修繕費だけが続くものは、これから厳しくなります。
特に不動産は、人口ピラミッドを考えなければなりません。
かつて住宅を買った世代が高齢になり、住み替えや相続によって売り物が増える一方、買う若い世代は減っています。
買い手は多くの物件を比較できるため、便利な場所と不便な場所の差が以前よりはっきり表れ始めました。
浜松市内でも、駅、病院、買い物に近い便利な場所を外れると、売りにくい物件が増えています。
浜松市の佐鳴台のように、かつて一等地と呼ばれた住宅地でも、高低差や坂の多い場所は、高齢になると生活しにくくなります。
車に乗れなくなった時、病院や買い物へ行きにくい場所は、立派な家であっても選ばれにくくなります。
これから残りやすいのは、大きく二つだと思います。
一つは、駅、病院、買い物、仕事、行政に近く、車がなくても暮らしやすい場所です。
もう一つは、川、山、海、眺望、温泉、歴史、静けさなど、都市では得られない「そこへ行く明確な理由」がある場所です。
反対に、駅から遠く、車がなければ生活できず、特別な自然や利便性もない中途半端な場所は、売り物が増えるほど厳しくなります。
これからは、所有するよりも、必要な日に借りるという選択も増えるでしょう。
車、バイク、工具、別荘、農機具などは、シェアやレンタルの方が合理的になる場面が増えます。
お金に余裕のある人は、好きな車や別荘、希少な物を持ち続けられます。しかし多くの人にとっては、
所有の満足より、毎月の支払いを減らすこと。持ち続けることより、必要な時だけ良い物を使うこと。
が重要になっていくはずです。
AI時代に価値を失いやすいのは、ただ古い物ではありません。
おそらく、AI時代に価値を失いやすい資産とは、固定費と維持費だけがかかり、十分な実用性や収益、売却の見込みを生まない所有物です。
AIという新しい優先支出が増えるほど、日本ではこの「資産の選別」が進んでいくと思います。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/





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