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- AI時代のSEOについての考察――最後に残るのは?、その人にしか書けない経験
私は昔から、自分の仕事や事業のホームページを作ってきました。 ただ、基本的なページは自分で作っても、SEO対策やホームページ内部の専門的な部分については、業者にお願いしていました。 そのため、ホームページを作ることは知っていても、その裏側で、どれほど多くの作業が行われているのかまでは、十分に理解していなかったと思います。 7月16日から、AIの提案を受けながら、「モンゴルカケハシ」のホームページを本格的に作り込むようになりました。 そこで初めて、SEO対策の奥深さと、AIによってこれからSEOの世界が大きく変わる可能性を実感しました。 この作業を無駄にしないために、AIへ聞いたこと ホームページを本格的に作り込む前に、私はAIへ一つ質問しました。 「これだけの時間をかけてホームページを作っても、将来無駄になってしまう可能性はありませんか。無駄になりにくいホームページを作るには、どうすればよいですか」 そのとき、AIから返ってきた答えは、 「一般的な情報だけではなく、自分が実際に経験したこと、失敗したこと、現場で感じたこと、そして長年の経験から生まれた独自の分析や考え方を記事として残すこと」 でした。 さらに、自分AIとさまざまなテーマについて議論し、その結果を整理・集約して保存していくことも提案されました。 単に過去の体験を文章にするだけではありません。 自分の経験や考えをAIに伝え、そこから質問や反対意見を出してもらい、さらに議論を重ねる。 その結果として見えてきた新しい考え方や結論まで、ホームページに記録していくという方法です。 提案を受けて、私は自分自身の実体験を中心とした記事を、できれば1,000本作ることを目標にしました。 SEO対策は、記事を書くだけではなかった 以前の私は、SEO対策とは、検索される言葉を考えて記事を書くことだと思っていました。 ところが、実際に自分で取り組んでみると、それだけではありませんでした。 記事を書いた後にも、 どのカテゴリーに入れるのか どのタグを付けるのか どの記事とつなげるのか 初めて訪れた人をどのページへ案内するのか 古い記事の情報をどのように更新するのか タイトルや説明文をどう分かりやすくするのか ホームページ全体をどのような構成にするのか といった、数多くの作業が続きます。 記事が増えれば増えるほど、分類や整理、内部リンクの設定も複雑になります。 この作業を続けながら、私は初めて、 「SEO対策をしているホームページ制作会社の人たちは、こんなに地道な作業をしていたんだ」 と実感しました。 これまでは奥深い部分を業者にお願いしていたため、外から見ているだけでは分からなかった仕事です。 SEO対策とは、一度設定すれば終わるものではありません。 記事を増やしながら全体を整理し、訪れた人が必要な情報を見つけやすいように、ホームページを育て続けていく作業なのだと思います。 AIがあれば、素人でもSEO対策ができるようになる そして、もう一つ思ったことがあります。 これからは、ある程度の時間さえ確保できれば、専門業者でなくても、このようなホームページ作りやSEO対策ができるようになるということです。 文章を書く、タイトルを考える、画像を作る、カテゴリーを整理する、関連記事を選ぶ、内部リンクをつなぐ。 以前なら、それぞれに専門的な知識や経験が必要だった作業を、現在はAIに相談しながら一人で進められます。 分からないことがあっても、実際の画面をAIに見せながら質問すれば、24時間次に何をすればよいのかを教えてもらえます。 私自身の感覚では、ホームページ制作の素人が同じ作業をした場合、1年前と比べて100倍、あるいはそれ以上の速さで作業を進められるようになったのではないかと思います。 もちろん、これは正確に測定した数字ではなく、私が実際に作業をして感じた体感です。 この記事を作る時間も、正味10分ほど 実際、このような記事をホームページの整理作業の合間に思いつき、AIと話しながら一つの記事としてまとめるまでにかかる時間は、正味10分ほどです。 以前であれば、テーマを考え、構成を作り、文章を書き、読み直して修正するだけでも、かなりの時間が必要でした。 ところが現在は、作業中に気づいたことをAIに伝え、何度か意見を交わせば、短時間で一つの記事の形になります。 もちろん、AIが何もないところから私の経験を作っているわけではありません。 記事の材料となる経験や問題意識、考え方は、私自身の中にあるものです。 AIは、それを整理し、読み手に伝わる文章へ変える作業を手伝っています。 この記事自体が、AIによって記事作成やSEO対策の速度がどれほど変わったのかを示す、一つの実例になっていると思います。 SEOの競争は、これからさらに激しくなる AIによって、専門的な知識を持たない個人でも、短期間で多くの記事やページを作れるようになりました。 この環境が広がれば、同じことを始める個人や企業は確実に増えていくはずです。 そうなれば、SEO対策の競争は、今まで以上に激しくなるでしょう。 AIを使って文章を書くこと自体は、やがて特別なことではなくなります。 似たような内容の記事が大量に作られるようになれば、単に記事数が多い、文章がきれい、検索される言葉が入っているというだけでは、違いを出しにくくなります。 これからは、AIを使っているかどうかではなく、AIに何を伝え、AIと一緒にどのような情報を作り出しているのかが重要になると思います。 最後に残るのは、その人にしか書けない経験 だからこそ、AIが最初に教えてくれた、 「自分が実際に経験したことに加え、そこから生まれた独自の分析や考え方を残す」 という方針が、より重要になるのではないでしょうか。 一般的な説明は、AIを使えば誰でも作れます。 しかし、本人が実際に経験した出来事は、ほかの人がAIを使っても、そのまま再現することはできません。 私の場合は、長年の会社経営、税務調査、太陽光発電、古民家の再生、車や機械の修理、モンゴルでの法人設立、不動産購入、海外送金で経験した問題などがあります。 成功した話だけでなく、失敗したことや困ったことも含めて記録する。 さらに、自分AIとの議論によって一つひとつの経験を掘り下げ、そこから生まれた考えや結論を整理して保存していく。 これは単なるSEO対策ではありません。 これまでの人生で得た経験や知識、考え方、判断の過程を、将来に残していく作業でもあると思っています。 AIで楽になったというより、できることが増えた 私は当初、AIを使えば、ホームページ作りが簡単になると思っていました。 確かに、文章の作成、構成、画像、分類など、多くの作業をAIが助けてくれます。 しかし、AIから次々と改善点が見えてくるため、やることはむしろ増えていきました。 AIによって作業がなくなったというより、これまで自分では気づかなかった仕事まで、一人でできるようになったという感覚です。 これからは、ホームページ制作やSEO対策の専門知識だけでなく、本人にしかない経験をどのように整理し、AIとの議論によって分析を深め、必要な人へ届けられる形にするのかが重要になると思います。 AIを使えば、誰でも多くの記事を作れる時代になります。 だからこそ最後に価値を持つのは、記事の数ではなく、その人が実際に何を経験し、そこから何を考えたのかではないでしょうか。
- AIと約1か月半で、ホームページをどこまで作り込めたのか
7月16日から、AIと相談しながら「モンゴルカケハシ」のホームページを本格的に作り込んできました。 最初の目標は、自分の実体験をもとにした記事を、できれば1,000本作ることでした。 記事を書くことだけに集中していた頃は、比較的速いペースで増やすことができました。 ところが、記事が500本を超えた頃から、AIから別の提案が出るようになりました。 カテゴリー、タグ、関連記事、内部リンク、専門ページなど、ホームページ全体を整理する作業です。 さらに600記事を超えた頃には、私自身の希望も加わり、作るものが一気に増えていきました。 そのため、1,000記事の達成速度は少し遅くなっています。 しかし、その代わりに、単に記事が並んでいるだけだったホームページが、少しずつ目的別に整理された形へ変わってきました。 今回は、7月16日から約1か月半の間に、実際に何を行ったのかを整理してみます。 記事の作成と修正 最初に取り組んだのは、自分の実体験を記事として残すことです。 現在までに、公開した記事は700本を超えました。 主に扱っているのは、 モンゴルでの生活 モンゴル不動産 法人設立と海外ビジネス 銀行や海外送金 長年の会社経営 税務調査や日本の制度 太陽光発電と蓄電池 古民家の再生 車、バイク、ボート、機械の修理 AIを使って感じたこと 自分の人生経験から考えたこと などです。 新しい記事を作るだけでなく、過去の記事についても、タイトル、文章、見出し、説明文などを見直しました。 古くなった情報や、現在の状況と合わなくなった経歴も更新しています。 カテゴリーとタグの整理 記事が増えてくると、どこに何があるのか分かりにくくなります。 そこで、記事ごとのカテゴリーを見直し、重複しているものや、内容が分かりにくいものを整理しました。 現在は、主に次のような分野に分けています。 モンゴル 不動産 銀行・海外送金 法人・ビジネス 観光・現地情報 AI 車・乗り物 太陽光発電・蓄電池 古民家再生 浜松 天竜区阿多古 人生の研究者 Life Explorer|人生の探究 税金や社会制度 カテゴリーごとの説明文や画像も作り、初めて訪れた人にも内容が分かりやすいようにしました。 記事に付けるタグについても、同じ意味の言葉が増えすぎないように整理を進めています。 関連記事と内部リンク 記事を一つ読んで終わりではなく、関連する別の記事も読んでもらえるように、関連記事を選び、内部リンクを設定しました。 例えば、モンゴル不動産の記事から、 海外送金 現地銀行 リフォーム 管理費や生活費 法人設立 実際に購入したマンション などの記事へ移動できるようにしています。 記事数が多くなるほど、この作業は重要になります。 一方で、どの記事同士をつなげるのかを一つずつ確認する必要があるため、想像していた以上に時間のかかる作業でした。 専門ページと入口ページの作成 記事をカテゴリーに分けるだけでなく、分野ごとの専門ページや入口ページも作りました。 現時点で主に整備しているのは、次のページです。 後藤友亮公式プロフィール これまでの経歴、現在の活動、モンゴルとの関係、太陽光発電、古民家、AIなどについてまとめました。 古い経歴ページについても、現在の活動が分かるように情報を追加しました。 モンゴル モンゴルに関する記事を、 不動産 現地生活 銀行・海外送金 法人・ビジネス 観光・現地情報 という目的別に探せるように整理しました。 不動産 モンゴル不動産だけでなく、地方都市、一戸建て、古民家、空き家、土地など、不動産全般の記事を探せるページを作りました。 車・乗り物 ベンツ、バイク、レジャーボート、トラック、農機具など、これまで実際に所有、修理、整備してきた車や機械の記事をまとめました。 浜松 浜松の特徴、観光、歴史、産業、自然などを紹介する専門ページを作りました。 単なる観光案内ではなく、長年浜松で暮らしてきた立場から、地域の現実も伝えるページを目指しています。 阿多古・古民家 阿多古川周辺の自然、古民家再生、土地、太陽光発電、別荘での生活などをまとめています。 「阿多古整 Neila」についても、紹介する場所を作りました。 後藤友亮AI(自分AI) 私の経歴や実体験、考え方をもとに回答する「後藤友亮AI」の専用ページを作りました。 ホームページに蓄積した情報を、自分AIでも活用できるように整理しています。 単に記事を保存するだけでなく、自分AIと議論した結果や、そこから生まれた分析、反対意見、考えが成立しなくなる条件なども残すようにしています。 記事画像とカテゴリー画像の作成 記事の内容が一目で伝わるように、記事ごとの見出し画像を作りました。 Facebookなどで紹介したときに目に留まりやすいように、横長の画像を中心にしています。 また、モンゴル、不動産、車・乗り物、古民家、浜松、阿多古、人生の研究者など、カテゴリーごとの画像も作成しました。 画像には、Googleや目の不自由な人にも内容が伝わるように、代替テキストを設定しています。 検索対策として行ったこと 記事本文だけでなく、検索結果やホームページ全体の構造についても見直しました。 現時点では、主に次の作業を行っています。 記事タイトルの見直し 記事の説明文と抜粋文の作成 URLスラッグの確認 H1・H2・H3などの見出し構造の整理 著者名を「後藤友亮」に統一 画像の代替テキストの設定 公式プロフィールと各記事の接続 Google Search Consoleによる確認 構造化データの設定と表示確認 構造化データについては、一度設定しても表示が消えることがあったため、現在も確認と調整を続けています。 ホームページの信頼性に関するページ ホームページを運営するうえで必要になる、次のページも整備しました。 プライバシーポリシー 利用規約 免責事項 特定商取引法に基づく表記 お問い合わせ 運営者と法人に関する情報 記事を増やすことばかりに意識が向いていましたが、ホームページ全体の信頼性を考えると、このようなページも必要になります。 SNSで紹介するための準備 記事を作った後には、FacebookやXで紹介するための文章も作っています。 主に行っているのは、 Facebook用の見出し 紹介文 ハッシュタグ X用の短い文章 SNSで表示する横長画像 などの作成です。 記事を書いて終わりではなく、必要としている人に見つけてもらうところまでが、一つの作業になっています。 記事作成よりも、その後の整理が大変だった 約1か月半の作業を振り返ってみると、記事を書くことよりも、増えた記事を整理する作業のほうが大変だったように感じます。 記事が少ないうちは、カテゴリーや内部リンクをそれほど意識する必要はありません。 しかし、記事が500本、600本、700本と増えていくと、ホームページ全体の構成を考えなければ、必要な情報を見つけにくくなります。 今回行ったのは、単に記事数を増やす作業ではありませんでした。 これまでの経験を整理し、分類し、記事同士をつなぎ、初めて訪れた人にも分かる形へ組み直す作業です。 さらに、それらの情報を自分AIにも蓄積し、今後の相談や議論に活用できる形で残しています。 車両情報・不動産情報の掲載ページ ※このページはホームページ機能確認のためのテストページです。現在、車両・不動産の販売や仲介を行っているものではありません。 ブログ記事や専門ページのほかに、実際の車両や不動産を紹介する情報一覧ページも作成しました。 車両情報 List 不動産情報 List 車両情報ページでは、これまでに取り扱った高級車などを、年式、走行距離、価格、販売状況とともに掲載しています。 不動産情報ページでは、モンゴル・ウランバートルのマンションなどを一覧で紹介し、各物件の詳細ページへ移動できる構成にしています。 これらは一般的な記事を掲載するブログとは異なり、実際の車両や物件を探している人のための情報ページです。 ホームページを読む場所としてだけでなく、車両や不動産の紹介につながる実用的な入口として整備しました。 まだ完成ではありません ここまで多くの作業を行いましたが、ホームページはまだ完成していません。 記事数も最初の目標である1,000本には達していませんし、カテゴリー、タグ、内部リンク、専門ページについても、まだ改善できる部分があります。 ただ、7月16日に本格的な作業を始めた頃と比べると、ホームページの形は大きく変わりました。 AIを使えば、文章を速く作ることができます。 しかし、本当に価値のあるホームページにするためには、記事を整理し、つなぎ、訪れた人が必要な情報を見つけられる形に育てていく必要があります。 これからも、記事を増やすことだけを目的にせず、自分の経験と考え方を、必要な人に伝わる形で残していきたいと思います。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- 日本という国やグローバル企業は豊かなのに、なぜ国民の生活は豊かにならないのか
日本には、まだ莫大な資産があります 日本には世界で事業を展開する大企業が数多くあります。 海外で稼ぐ企業もあります。 国民が長年積み上げてきた金融資産もあります。 海外に保有する資産も非常に大きい。 つまり、 「日本にはお金がない」 という単純な話ではないのです。 むしろ私が気になるのは、 これだけ大きな資産を持つ国なのに、なぜ普通に暮らしている人たちが豊かになったと感じにくいのか。 ということです。 「国が豊か」と「国民が豊か」は同じではない ここを分けて考える必要があると思います。 日本企業が世界で大きな利益を上げる。 海外資産から収益が入ってくる。 株価が上昇する。 企業が海外へ投資する。 これらは日本経済にとって悪いことではありません。 しかし、その利益が国内の賃金や消費、設備投資、新しい産業、そして国民の可処分所得の増加へ十分につながらなければどうなるでしょうか。 国や一部の企業は豊かなのに、そこで暮らす多くの人は豊かさを感じられない。 そんな少し不思議な国になる可能性があります。 私は、むしろ日本はすでにその入口に立っているのではないか、と感じています。 私が心配しているのは「日本が貧しい国になること」ではありません ここは少し違います。 私が心配しているのは、 日本そのものには大きな資産が残っているのに、普通の国民の生活だけが少しずつ苦しくなっていくことです。 物価が上がる。 税金や社会保険料の負担が増える。 円の価値が下がれば、海外から買うものは高くなる。 一方で、所得の伸びがそれらに追いつかなければ、生活の余裕は少しずつ失われます。 これはGDPだけを見ていても分かりません。 重要なのは、 「経済がどれだけ大きいか」ではなく、「そこで暮らす人の生活がどう変わったか」 だと思います。 成長している国を実際に見ると感じることがあります 私はモンゴルへ行く機会があります。 もちろん、モンゴルにも多くの問題があります。 日本より不便なところもありますし、日本の方が優れている部分はいくらでもあります。 それでも、街へ行くたびに新しい建物ができ、新しい店ができ、人々がお金を使い、街そのものが変化していく姿を見ると、 「経済が成長している国とは、こういう空気なのか」 と感じることがあります。 日本へ帰ってくると、逆に完成度の高さを感じます。 道路もきれいです。 サービスも素晴らしい。 社会インフラも整っています。 しかし同時に、 「完成したものを維持することに、ものすごく大きな力を使っている国」 にも見えます。 これから人口が減っていく中で、今までと同じ仕組みをそのまま維持し続けることが、本当に正しいのでしょうか。 日本に必要なのは「もっとお金を持つこと」だけではない 私は、日本に資産がないとは思っていません。 技術もあります。 企業もあります。 人材もあります。 インフラもあります。 問題は、 それらを次の成長や国民の豊かさへ、どう循環させるのか。 ではないでしょうか。 補助金を出す。 給付金を配る。 税制を複雑にして優遇制度をつくる。 それだけを繰り返しても、根本的な成長力が戻らなければ同じ問題が続きます。 もっと企業が本業に集中できる環境をつくる。 新しいことへ挑戦しやすくする。 若い人が将来に期待してお金を使えるようにする。 国内外から投資される国にする。 そして、企業が稼いだ利益が賃金や投資を通じて国内へ循環する仕組みをつくる。 私は、そちらの方がずっと重要だと思っています。 世界が成長しているという事実 今回のIMFの数字を見て、一番考えさせられたのはここです。 世界経済そのものが止まっているわけではありません。 世界平均は3.1%。 ベトナム7.1%。 インド6.5%。 モンゴル5.3%。 その中で、日本は0.7%。 だから、 「世界経済が悪いから日本も仕方がない」 だけでは説明できない部分があります。 日本には日本自身の問題があるはずです。 そして、その原因を一つひとつ考えて変えていかなければ、 「世界有数の資産を持つ国なのに、そこで暮らす国民は豊かさを感じられない」 という、非常にもったいない国になってしまうのではないでしょうか。 私は日本を悲観したいわけではありません。 むしろ逆です。 これだけの資産、技術、人材、社会基盤を持っている国だからこそ、やり方を変えれば、まだ十分に変われるのではないか。 今回のIMFの数字を見ながら、私はそんなことを考えました。 IMF「世界経済見通し(2026年4月版)」の2026年実質GDP成長率を同じ基準で整理すると、かなり分かりやすいです。IMFのWEOは197の経済を統計基盤としており、一部は2026年予測がありません。 2026年 実質GDP成長率・世界上位 順位 国・地域 成長率 1 🇬🇾 ガイアナ 16.2% 2 🇪🇹 エチオピア 9.2% 3 🇬🇳 ギニア 8.7% 4 🇧🇹 ブータン 7.5% 4 🇺🇬 ウガンダ 7.5% 6 🇷🇼 ルワンダ 7.2% 7 🇻🇳 ベトナム 7.1% 8 🇧🇯 ベナン 7.0% 9 🇱🇾 リビア 6.7% 9 🇳🇪 ニジェール 6.7% 11 🇮🇳 インド 6.5% 11 🇺🇿 ウズベキスタン 6.5% 13 🇨🇮 コートジボワール 6.2% 14 🇰🇬 キルギス 6.1% 15 🇩🇯 ジブチ 6.0% 15 🇹🇯 タジキスタン 6.0% 17 🇨🇩 コンゴ民主共和国 5.9% 17 🇹🇿 タンザニア 5.9% 19 🇲🇱 マリ 5.5% 20 🇦🇲 アルメニア 5.3% 20 🇬🇪 ジョージア 5.3% 20 🇲🇳 モンゴル 5.3% 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- 田舎の不動産は「安い」だけで買ってはいけない――約6,000坪の土地を取得して分かった名義変更の難しさ
田舎の不動産には、都会では得られない魅力があります。 広い土地、豊かな自然、静かな環境。 そして何より、驚くほど安い価格で売られている物件を見かけることがあります。 私自身も田舎の不動産を取得しましたが、実際に手続きを経験してみて分かったことがあります。 それは、 「借りて使うこと」と「自分の名義にすること」は、まったく別の話だということです。 田舎では、土地の境界や登記、農地、山林、接道、古い建物など、長い年月の中で複雑になった問題が残っていることがあります。 長期間話を進めたにもかかわらず、調査をしてみたら想定外の問題が見つかり、費用や手続きの面から購入を断念せざるを得ないケースも考えられます。 だからこそ、田舎の不動産は「安いから」という理由だけで判断せず、購入前の調査が非常に重要だと感じました。 一番驚いたのは、土地の境界でした 比較的新しく整備された土地や道路沿いの土地では、境界が分かりやすい場合もあります。 一方、昔から使われてきた土地では、 「ここまでが自分の土地だと思っていた」 という現地の認識と、登記や測量上の状況が一致していないことがあります。 特に一つの物件の中に、 宅地・農地・山林 が混在している場合は注意が必要です。 境界がはっきりしなければ、測量や分筆などが必要になることがあり、それだけでも時間と費用がかかります。 私自身、実際に田舎の土地を取得する中で、 「田舎の土地は、見えている土地だけを見ても分からない」 ということを学びました。 農地が含まれていると、さらに手続きが増える もう一つ注意したいのが農地です。 農地は一般的な宅地と同じ感覚で自由に売買できるとは限らず、農地法に基づく許可や届出などが必要になる場合があります。 農地として取得するのか、転用するのかによっても条件は変わります。 私の場合は、過去に農業をしていた経験があり、必要な手続きを進めるうえで比較的スムーズに対応することができました。 ただ、これは地域や土地の状況によっても違います。 そのため農地が含まれている物件については、売買の話を本格的に進める前に、農業委員会などへ確認しておくことをおすすめします。 昔からある家には、現在の感覚では考えられないこともある 田舎には、何十年も前から建っている家がたくさんあります。 当然、その間に法律や制度も変わっています。 そのため、現在の基準で調査してみると、思いもよらない問題が見つかることがあります。 例えば私がこれまで見聞きした範囲でも、 宅地ではない土地に建物が建っている 建物や構造物が隣地にはみ出している 自分の土地だと思って使っていた進入路が、実は他人の土地だった といったケースがあります。 現地を見ただけでは、まず分かりません。 何十年も普通に道路として使われていれば、当然そこも敷地の一部だと思ってしまいます。 ところが登記を調べてみると違っていた、ということが実際にあり得ます。 だからこそ、 「昔からこう使っているから大丈夫」 という言葉だけで判断しないことが大切です。 災害リスクも必ず確認する もう一つ、昔以上に重要になっていると感じるのが自然災害です。 田舎の物件には、 川が近い。 裏が山になっている。 急傾斜地がある。 といった場所が少なくありません。 景色だけを見れば、むしろ魅力的な場所です。 しかし、購入となれば話は別です。 ハザードマップや土砂災害警戒区域などを確認し、どのようなリスクがある場所なのかを事前に調べておく必要があります。 土地の状況や将来行う工事によっては、擁壁や排水などについて追加の対策が必要になることもあります。 「名義変更できるか」だけではなく、「この土地をこれから安全に維持できるか」まで考える。 田舎の土地では、この視点も非常に重要だと思います。 川沿いの土地は、景色とリスクの両方を見る 私自身、自然のある土地には大きな魅力を感じます。 特に川沿いの土地は、景観もよく、都会では得られない環境があります。 ただし、大雨による増水や浸水の可能性は必ず確認したほうがよいでしょう。 「昔から一度も水が来たことがない」 という話だけではなく、自治体のハザードマップや過去の災害記録なども合わせて確認することが大切です。 裏山がある物件も慎重に見る 田舎で物件を探していると、裏に山がある土地は珍しくありません。 むしろ山を完全に避けて探すほうが難しい地域もあります。 そこで確認したいのが、斜面の状態や地質、排水、過去の崩落などです。 岩盤が確認できる場所でも、それだけで安全と判断するのではなく、周囲の斜面や落石、表層土、排水などを含めて考える必要があります。 心配な場所については、専門家に見てもらうのが一番確実です。 大木は「財産」にも「大きな費用」にもなる 意外に見落としやすいのが木です。 長期間放置された田舎の土地では、庭木だったものが何十年もかけて巨大化していることがあります。 大きな木は景観としては素晴らしいのですが、建物や電線の近くにあると簡単には伐採できません。 大型重機や高所作業車が必要になれば、伐採費用も大きくなります。 購入前には建物だけでなく、 「この土地を維持していくために、今後どのくらい費用がかかるのか」 という視点で敷地全体を見ることをおすすめします。 私の場合、名義変更まで約半年かかりました 私が今回譲っていただいた土地は、宅地・農地・山林を合わせて約6,000坪ありました。 幸い、大きな問題に発展することなく手続きを進めることができました。 それでも、最終的に名義変更が終わるまでには約半年かかりました。 実際に経験してみるまでは、私自身も、 「名義変更なら、そこまで大変ではないだろう」 と思っていました。 しかし、田舎の土地は一つひとつ事情が違います。 登記。 境界。 農地。 山林。 道路。 建物。 災害リスク。 これらを一つずつ確認していく必要があります。 田舎の物件は、それでも魅力がある ここまで書くと、 「田舎の不動産は買わないほうがいい」 という話に聞こえるかもしれません。 私は、そうは思っていません。 むしろ私は、実際に田舎の土地を取得して、その魅力を感じています。 都会ではなかなか手に入らない広い土地と自然の中で、自分なりの暮らし方をつくることができます。 ただし、 「安い物件」と「安心して所有できる物件」は同じではありません。 価格だけを見るのではなく、購入する前に土地の中身をしっかり調べる。 そして分からないことは、法務局、自治体、農業委員会、土地家屋調査士、司法書士など、それぞれの専門家に確認する。 多少時間をかけても、これが結果的には一番の近道だと思います。 私自身、約6,000坪の土地の取得を経験したことで、田舎の不動産について多くのことを学びました。 これから古民家や田舎の土地を探す方にとって、私の経験が少しでも参考になれば幸いです。 「この記事を読んだ人におすすめ」→ 関連記事 今の午前は自分の不動産の配管工事に取り組みました。 【日本での外国人が一定数を増加しすぎた時に起こる企業と不動産オーナーのリスク】 長年社員寮として使っていた私の浜松市浜松市大瀬町の不動産物件 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- 天竜区阿多古で譲り受けた山林――敷地内を流れる美しい小川2025年3月1日
天竜区あたごで譲り受けた山林には、敷地内にこんな美しい小川が流れています。 この上流には人の影響がほとんどないはずなので、水質も良好で、飲み水として利用できる可能性がありそうです。 天竜区阿多古で譲り受けた山林には、敷地内をこんなに美しい小川が流れています。 この上流には人家などがほとんどなく、人の生活による影響を受けにくい環境です。 水質検査もすでに実施しており、飲み水として利用できる水質であることを確認しています。 美しい自然だけでなく、敷地内に利用可能な水源があることも、この山林の大きな魅力の一つです。 「この記事を読んだ人におすすめ」→ 関連記事 古民家を無償や格安で譲り受けた場合は注意 天竜区のフジイチ製材さんの山へ林業の見学に行かせていただきました。 浜松市天竜区の古民家の山道では、近所の神社へお参りしたり、少し用事で出かけたりするには、250ccクラスのバイクが実にちょうどいいと感じます。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- モンゴルの仮想通貨取引所「アルテックス」。2025年3月21日
モンゴルの仮想通貨取引所「アルテックス」の素晴らしいオフィスを訪問し、最高責任者の方とも直接お話しする機会をいただき、さらに安心感が増しました。また、今回の私が最高責任者の方をご紹介いただくまでの過程もしっかりしています。信頼できる体制が整っていると実感しました。モンゴルで仮想通貨取引をお考えの方には、「アルフレックス」をおすすめします https://www.altex.mn/ja-JP 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- はじめてのアパートメントホテル滞在
はじめてのアパートメントホテル滞在 今回はモンゴルで少し長めの滞在となったため、郊外のアパートメントタイプのホテルを利用しました。掃除や洗濯、ゴミ捨てなどを自分で行う必要がありますが、その分、現地の暮らしに近い体験ができ、日を追うごとに充実した時間となりました。 そして朝食をいただいたレストランの家族は、モンゴルで幅広く事業を展開している方で、家族の1人オーナーは日本に約8年間住んでいた経験もあり、日本語も堪能。滞在中は特に親しくなり、好意で観光に誘っていただき、旅の楽しみが一層広がりました。 因みに佐川急便のトラックは約36年前に日本政府から8台送られた1台だそうです。 「この記事を読んだ人におすすめ」→ 関連記事 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- ウランバートルに新しいお店をオープンします。2025年8月25日
今回のモンゴル滞在中に、私がいつもお世話になっている友人のモギさんが、新しいお店をオープンすることになりました。 オープンは、9月10日から15日頃を予定しています。 モギさんは日本で約8年間暮らした経験があり、日本の文化や日本人の感覚をよく理解している、とても親しみやすいモンゴル人です。 今回、一緒にお店を始めるのは、アーティストとして活動しているモギさんの友人です。 その方がお店全体をプロデュースしており、個性的でありながら、どこか温かみを感じられる空間になっています。 店内にはバーカウンターがあり、外にはテラス席も設けられる予定です。食事やお酒を楽しむだけでなく、音楽やディナーショーなども楽しめる、モンゴルでは少し珍しいお店になりそうです。 現在はまだオープンに向けた準備の途中ですが、完成すれば、さらに素敵な場所になると思います。 モンゴルの方はもちろん、日本から訪れる方にとっても、安心して立ち寄りやすいお店になるのではないでしょうか。 私自身も、モギさんの新しい挑戦を心から応援しています。 ウランバートルを訪れる機会がありましたら、ぜひ一度立ち寄ってみてください。 【場所】Eagle TownHUD - 21 khoroo, Ulaanbaatar 17121, Mongolia
- 我が家の4kW太陽光発電システムは設置から21年経った今も、パワコン(長州産業)もパネル(パナソニック)も一度も故障知らずで稼働しています。2025年9月4日
私より遥かに後に設置した知り合いの太陽光パネルが次々と故障や発電不良を起こしているのを耳にする中で、我が家の4kW太陽光発電システムは設置から21年経った今も、パワコン(長州産業)もパネル(パナソニック)も一度も故障知らずで稼働しています。 そして本来であればパワコンの期待寿命は10年程度とされています。 今日はあいにくの雨ですがそこそこ発電してます。流石パナソニックHIT当時物です。晴れの日には今でも4kWを超える発電をしてくれます。やはりこの頃の日本製は耐久性が非常に高いと実感しています。 また、昔の日本のパネルの定格出力には余裕があったとききました。 ちなみに、我が家のホームエレベーター(松下電工)も設置から30年経ちますが、定期的な調整を除き、大きな故障は一度もありません。 ただ、エコキュート(ダイキン)とIH(三菱)については壊れました。 給湯設備のエコキュート(ダイキン)は2台交換して費用対効果が低いと結果が出たので、3台目は灯油ボイラーに変更。
- 21年間働いた太陽光パワコンが故障――新品ではなく8,300円の中古品を選んだ理由 : 2026年6月12日
AIと相談しながら今後の方法を検討した結果、今回は新品ではなく、動作確認済みの中古パワーコンディショナーを選ぶことにしました。 新品へ交換しても、今度は太陽光パネル側が先に寿命を迎える可能性があります。 設備全体の残りの使用年数を考えると、高額な新品へ交換するより、状態のよい中古品を活用するほうが現実的だと判断しました。 今回落札したパワコンは、現在使用している機種とほぼ同じタイプです。 コネクター式ではなく端子台接続なので、既存の配線を移設することで、比較的容易に交換できる可能性があります。 落札価格は8,300円、送料は1,830円でした。 積算発電量から推測すると、使用年数は13〜16年程度だと思われます。 まずは、この中古パワコンへ交換して発電の復旧を目指します。 現在故障しているパワコンについても、以前修理した冷蔵庫と同じように、故障箇所のおおよその見当がついています。 修理できた場合は捨てずに、今後のための予備機として保管する予定です。 最悪の場合には、太陽光パネルをパワコン経由ではなく、対応する蓄電池へ直接接続する方法も選択肢として考えています。 ただし、電圧・電流・入力仕様が適合していることが前提となるため、安全を確認したうえで判断します。 今回故障したパワコンは、約21年間にわたり発電を支え続けてくれました。 25年も働いてくれたことを考えれば、「故障した」というより、最後まで十分に役目を果たしてくれたと言ったほうがよいのかもしれません。 設備も人間も同じで、最後に大切なのは、どれだけ長く役目を果たしてくれたかではないでしょうか。 21年間、本当によく働いてくれました。 ありがとうございました。 「この記事を読んだ人におすすめ」→ 関連記事 我が家の4kW太陽光発電システムは設置から21年経った今も、パワコン(長州産業)もパネル(パナソニック)も一度も故障知らずで稼働しています。2025年9月4日 AI時代の日用品選び――価格と「壊れずに使える年数」を重視 20年以上壊れない4kW太陽光発電と、今さら気づいた本当の効率 2026年1月8日
- 日中の太陽光発電を、PHV・自宅・蓄電池へ無駄なく振り分ける2025年10月17日
我が家では、日中に太陽光発電でつくった電力を、まずPHVの充電と自宅の日中使用分に充てています。 そして、それでも余った電力をEcoFlow DELTA Pro 3へ蓄電し、夕方から翌朝までの家庭用電源として活用しています。 DELTA Pro 3へ接続している太陽光充電ポートは最大1,500Wです。導入前に考えていたとおり、この規模が我が家の発電量と電力使用量にうまく合いました。 現在は、 日中の自宅使用分 PHVの充電 余剰電力の蓄電 夜間の家庭用電源 災害時に最低限の生活を維持する非常用電源 を一つの仕組みとして運用しています。 天候やPHVの使用状況によって多少の変動はありますが、現在は買電量と売電量の差が、全体としてほぼ±0に近い状態です。 電力会社から購入する電気を抑えながら、発電した電気を安く売り過ぎることもなく、できるだけ自宅で使い切る。 大きすぎる設備を導入するのではなく、自宅の発電量と生活に合った容量を選んだことで、想定していた非常に理想的な運用に近づいています。 節電だけでなく、PHVの充電と災害対策まで同時に実現できていることを考えると、DELTA Pro 3を導入した効果はかなり大きかったと感じています。
- 9: DELTA Pro Ultraを1台か、DELTA Pro 3を複数台か――約1年使って感じた家庭用蓄電池の選び方選び方-2026年6月29日記事
今回、修理へ出すために、EcoFlow DELTA Pro 3本体と専用エクストラバッテリーを初めて分離しました。 これまで接続した状態で使用していたため、普段は一つの大きな家庭用蓄電池として見ていました。 しかし、実際に分離して動かしてみると、改めて気づいたことがあります。 これだけの容量がありながら、本体と追加バッテリーを分ければ、今の私でも比較的移動させやすいということです。 そして約1年間使った経験から、EcoFlowのさらに大容量な上位機種「DELTA Pro Ultra」を1台導入する方法と、DELTA Pro 3を複数台に分けて導入する方法では、どちらが自分の使い方に合っているのかを考えるようになりました。 DELTA Pro Ultraは、1台で大容量・高出力 EcoFlow DELTA Pro Ultraは、スタンダード構成で容量約6kWh、出力6,000Wの大容量モデルです。 出力が大きいため、エアコン、IH、電気給湯器など、消費電力の大きな家電をまとめて動かしたい家庭には心強い機種です。 容量も追加バッテリーによって拡張できるため、 家全体を一つのシステムで管理したい 消費電力の大きな機器を同時に使いたい 設置後はあまり移動させない 長時間の停電にも大容量で備えたい という家庭には、DELTA Pro Ultraが向いていると思います。 一つの大きなシステムとしてまとめられるため、構成や管理が分かりやすいことも利点です。 DELTA Pro 3は、分離すると動かしやすい 一方、DELTA Pro 3は、容量4,096Wh、定格出力3,600Wです。 本体の重量は約51.5kgあるため、決して軽い製品ではありません。 しかし、移動用の車輪と伸縮式ハンドルがあり、追加バッテリーを分離すれば、平らな場所では今の私でも比較的楽に移動できます。 今回初めて分離してみて、 「この容量の電源を、必要に応じて別の場所へ動かせるのは便利だ」 と改めて感じました。 普段は切替分電盤につないで家庭用蓄電池として使い、必要になったときには取り外して移動できます。 作業場で電動工具を使う 屋外で電源を確保する 停電時に必要な場所へ運ぶ 災害時の臨時電源として使う 別の建物へ移動する 車に積んで必要な場所へ運ぶ といった使い方も考えられます。 ただし、段差を越えたり車へ積み込んだりする場合には重量があるため、無理に一人で持ち上げず、複数人で作業した方が安全です。 大型のUltraを1台か、Pro 3を複数台か DELTA Pro UltraとDELTA Pro 3の大きな違いは、単純な容量や出力だけではないと思います。 私が考えたのは、 「大容量のUltraに家庭の電源を集中させるか」 それとも、 「DELTA Pro 3を複数台導入し、用途別に分散させるか」 という選び方です。 DELTA Pro Ultraは、1台で6,000Wの高出力を使えることが大きな強みです。 一方、DELTA Pro 3を2台導入しても、2台の出力を単純に合計し、1台の大容量機器へ7,200Wを供給できるという意味ではありません。 それぞれを別の系統として使い、家庭の負荷を分ける方法になります。 DELTA Pro 3を2系統に分ける構想 例えば、DELTA Pro 3を2セット導入し、切替分電盤も2系統に分けます。 1系統目:消費電力の大きな機器 エアコン IHクッキングヒーター 電気自動車やPHV その他の大容量機器 2系統目:生活に必要な一般電源 冷蔵庫 照明 テレビ インターネット機器 通信機器 一般的な100V家電 このように分ければ、家庭の電気を用途別に管理できます。 大容量機器の使用によって一方の蓄電池が減っても、もう一方には冷蔵庫や照明、通信機器のための電力を残せます。 停電時には、家中のすべての電気を普段どおり使うことよりも、 「冷蔵庫、照明、通信など、本当に必要な電源を最後まで残すこと」 の方が大切になる場合があります。 用途別に2系統へ分けることで、重要な電源を守りやすくなると思います。 片方が故障しても、もう片方が残る 複数台に分ける最大の利点は、容量よりも故障時の安心かもしれません。 今回のようにDELTA Pro 3を修理へ出すことになっても、もう1台あれば、家庭の蓄電池機能をすべて失わずに済みます。 一つの大型システムに電源を集中させる方法は、管理が簡単な反面、そのシステムに不具合が起きたときの影響が大きくなります。 DELTA Pro 3を2系統に分ければ、片方に不具合が発生しても、もう片方を使い続けられる可能性があります。 これは会社の設備やコンピューターと同じ「分散」という考え方です。 災害への備えとして考えても、この安心感は大きいと思います。 容量で見ると、2セット構成も大きい DELTA Pro 3は、1台で容量4,096Whです。 専用エクストラバッテリーを1台追加すると、1セットで合計約8.2kWhになります。 この構成を2セット導入すれば、家庭全体では合計約16.4kWh相当の電力を、2系統に分けて持つことができます。 一方、DELTA Pro Ultraのスタンダード構成は約6kWhですが、追加バッテリーによって、さらに大容量へ拡張できます。 そのため、単純に「どちらの容量が大きいか」だけでは判断できません。 一つの系統で大きな出力を使いたいならUltra 用途別に分け、故障時にも片方を残したいならPro 3を複数台 将来的に非常に大きな容量まで拡張したいならUltra 作業場や屋外へ移動して使いたいならPro 3 という違いになると思います。 価格は構成と購入時期で大きく変わる DELTA Pro UltraとDELTA Pro 3のどちらを選ぶ場合でも、本体価格だけでは比較できません。 追加バッテリーの数 切替分電盤 設置サービス 配線工事 既存分電盤の改修 200V機器への接続 購入時のキャンペーン によって総額が変わります。 DELTA Pro 3のシステムを2セット購入した場合も、構成やキャンペーン価格によっては、追加バッテリーを含めて総額200万円前後を一つの目安にできると思います。 ただし、通常価格で本体、追加バッテリー、切替分電盤、設置工事まで2セットそろえると、200万円を超える場合があります。 価格は変動するため、実際にはUltraとPro 3の両方について、必要な工事を含めた総額で見積もりを取る必要があります。 2系統への分割には専門家の確認が必要 DELTA Pro 3を2セット・2系統に分ける方法は、あくまで私が実際に約1年間使って感じた一つの構想です。 どの家庭でも、そのまま導入できるとは限りません。 家庭の契約容量 既存分電盤の構成 100Vと200Vの振り分け エアコンやIHの最大消費電力 電気自動車の充電方法 太陽光発電との接続 設置スペース 電気工事費 などによって、可能な構成は変わります。 切替分電盤を2系統にする場合には、EcoFlowと電気工事業者へ事前に相談し、安全性と実現可能性を確認する必要があります。 私なら、複数台へ分ける方法も検討する DELTA Pro Ultraは、大容量・高出力を一つにまとめられる魅力的な製品です。 特に、家庭全体を一つの蓄電システムで管理し、大容量機器をまとめて動かしたい場合には、Ultraの方が合っていると思います。 しかし、約1年間DELTA Pro 3を使い、今回初めて本体と追加バッテリーを分離した私は、 「一つの大型機種へ集中させるより、DELTA Pro 3を複数台に分けた方が、使い方によっては便利で安心ではないか」 と感じました。 容量や出力だけではなく、 必要な場所へ動かせる 本体と追加バッテリーを分離できる 用途別に系統を分けられる 片方が故障しても、もう片方を残せる 必要に応じて少しずつ増設できる という価値があるからです。 最初からすべてを一つの大容量機種にまとめるのではなく、必要な容量を少しずつ増やし、それぞれに役割を持たせる。 家庭用蓄電池には、そうした選び方もあると思います。 これはカタログの数字を比較しただけではなく、約1年間実際に使用し、今回初めて分離・移動してみたことで気づいた、私なりの結論です。 私が実際に使用している EcoFlow DELTA Pro 3 Amazonで現在の価格・在庫状況を確認できます。 ※当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています。 「この記事を読んだ人におすすめ」→ 関連記事 デメリット: EcoFlow DELTA Pro 3を実際に使って分かったデメリット:2025年10月17日 10 EcoFlow DELTA Pro 3を取り付けて初めての夏――20畳用エアコンを一晩動かしてみました 11 EcoFlow DELTA Pro 3を約12kWhに増設|8%から満充電まで実際に何時間かかる?」 8 EcoFlow DELTA Pro 3が故障――2度目のトラブルで感じた、サポートと設置の大切さ2026年6月26日 8-2: EcoFlow DELTA Pro 3が修理から5日で戻ってきた――対応の早さと重さ・移動性を実体験レビュー











