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ついに市場が日本に迫る「金融正常化」の時
また、日本政府が強く警戒するドル円相場は、おおむね1ドル=160円前後が一つの重要な節目として市場でも意識されているようです。 今回、日米協調による為替介入が行われたものの、市場の反応は期待されたほど大きくはありませんでした。このことは、為替介入だけでは円安を抑え続けることの限界を市場が意識している可能性を示しています。 そのため、市場では今後、日銀が政策金利をさらに引き上げる必要性が高まるとの見方も強まっています。仮に円安圧力や物価上昇が続けば、政策金利が1.5~1.75%程度まで引き上げられる可能性も、一つのシナリオとして十分考えられます。 もちろん、実際の金利は景気や物価、海外経済など複数の要因によって決まるため断定はできません。しかし、為替介入だけでは市場の流れを変えにくいことが示された以上、金融政策の正常化へ一段と踏み込まざるを得ない状況に近づいているようにも見えます。 日本はこれまで超低金利という特殊な環境を維持してきましたが、世界的な金利正常化の流れの中で、政治的には望まなくても、市場の力によって日本経済も正常化へ向かわざるを得ない

後藤 友亮
8月6日読了時間: 1分


日米共同介入後のドル円――外貨交換は今、「一括」より「分散」の局面
現在のドル円相場を見ると、外貨交換は「円安だから急いで全部を替える」という局面ではないと思います。 市場では、1ドル160円前後が日本政府にとって強く警戒される水準、いわば防衛ラインとして意識されています。 今回は実際に為替介入が行われ、日米共同介入によってドル円は155円程度まで円高に戻りました。さらに、追加介入の可能性も示されているため、しばらくは相場の値動きが荒くなりやすい状況が続くと考えられます。 ただし、現在の円高が長期間続くとは限りません。 155円程度という水準には、為替介入の効果だけでなく、日銀が今後、政策金利を1.5%程度まで引き上げる可能性も、ある程度織り込まれていると考えられます。 しかし、日銀が実際に1.5%まで利上げしたとしても、日米の金利差はなお大きく残ります。そのため、1.5%の政策金利だけで円安を完全に止めるのは難しいでしょう。 長期的に円の価値を安定させるためには、少なくとも2%程度まで政策金利を引き上げる必要があると思います。 一方で、3%程度まで利上げを進めれば、住宅ローンの返済負担や中小企業の資金繰り、国債

後藤 友亮
8月4日読了時間: 2分


「日米共同介入でも解決しない、日本の構造的な円安問題」
今回の日米共同介入によって、ドル円は155円程度まで円高に戻りました。 しかし、この水準には、為替介入の効果だけでなく、日銀が今後、政策金利を1.5%程度まで引き上げる可能性も、ある程度織り込まれていると考えます。 つまり、日銀が実際に1.5%まで利上げしたとしても、それだけで大幅な円高が進むとは限りません。 政策金利1.5%では、日米の金利差がなお残るため、円安を完全に止めることは難しいでしょう。長期的に円の価値を安定させるためには、少なくとも2%程度まで金利を引き上げる必要があると思います。 一方、政策金利を3%程度まで引き上げれば、円高効果は大きくなる可能性があります。しかし、それ以上に、住宅ローン、中小企業の借入金利、国債価格、政府の利払い負担など、日本経済と財政を不安定化させる危険も大きくなります。 利上げをしなければ円安が続き、利上げを進めすぎれば経済と財政が傷む。 今回の日米共同介入によって一時的に円安を抑えることはできても、日本が抱えている根本的な問題が解決したわけではありません。 したがって、日本の円安をめぐる八方塞がりの状況、

後藤 友亮
8月3日読了時間: 2分
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