【自由は稼いだ先にあると思っていた、退いた今、見えた本当の豊かさ】2025年5月27日
- 後藤 友亮

- 7月18日
- 読了時間: 3分
こうした暮らしを続けていると、日々の中でさまざまな気づきが生まれます。中でも特に大きかったのは、「自分の時間」の大切さです。
また、日常的に接していた情報をあえて遮断してみることで、自分が本当に望んでいたものや、心から満たされる感覚に気づくこともあります。そして意外にも、こうした本質的な満足には、それほど多くのお金が必要ないことにも驚かされました。
かつて経営者として働いていた頃は、多くの物を得ることはできても、常に仕事のことが頭から離れず、心から楽しめる時間はほとんどありませんでした。もちろん、仕事が趣味という人にとっては、それも理想の生き方かもしれませんが、今の日本ではそうした働き方が少数派であると感じます。
だからこそ、自分の好きなことに没頭できる時間こそが、人生における本当の豊かさにつながるのだと実感しています。
今回あらためて気づいたことの一つですが、何かを一から十まで自分でやろうとすれば、想像以上に時間と労力が必要です。たとえ週に2日の休日があったとしても、それだけでは十分とは言えないことを痛感しました。そんなとき思い浮かぶのが、アメリカや北欧諸国など、長期休暇や柔軟な働き方を大切にしている国々の暮らし方です。
そうした現状を見ると、日本人も今こそ働き方を根本から見直す時期なのだと感じます。
時間がなければ業者に頼るのが一般的ですが、特に日本では人手不足の影響もあり、費用は何倍にも膨らむことがあります。一方で、自分が興味を持てることであれば、自然と上達も早く、時にプロ並みの技術が身につくこともあります。これは単なる節約ではなく、暮らしの質そのものを高める「付加価値」になり得るものです。欧米では日曜大工が一般的であるのに対し、日本では「できない前提」で業者に頼る傾向が強く、それは大きな機会損失にもなっているのではないでしょうか。
そう考えると、業者に依頼するよりも、少し仕事のペースを落としてでも自分の手で取り組むことが、経済的にも精神的にも納得できる生き方につながるように思います。
また、年齢を重ねるごとに体力や感覚は変化し、できることや楽しめることの幅も徐々に限られていきます。だからこそ、「体が自由に動くうちに、他人の目を気にせず、自分らしく時間を使うこと」の大切さを、今は心から実感しています。
もし55歳くらいまでに経営や子育てなどの大きな責任を終えていれば、身の回りを整理しながら、こうした生活は現実的に十分実現可能です。そのためには、若いうちから「働くことを義務ではなく、選択へと変えていく準備期間」と位置づけ、着実に基盤を築いておくことが重要です。
「若いうちに好きなことをすべき」という考えもありますが、私自身の経験から言えば、むしろ若い時こそ、将来の自由を手に入れるための“土台づくり”にあてるべき時期だったと感じています。堅実に働き、余白をつくる力を養っておくことで、人生の後半はより深く、自由に展開していける、そう確信しています。
そして今、何の不安も焦りもなく、心地よく目覚め、穏やかな気持ちで眠りにつく日々を過ごしています。
こうした生き方を選んで、本当に良かったと、心から実感しています。
これが私の結果論です。




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