【自然は甘くない、本気で向き合う自然、ようやくたどり着いた暮らし】2025年7月8日
- 後藤 友亮

- 7月18日
- 読了時間: 2分
ここまで山暮らしを続けてきた感想として、強く感じるのは、この生活は、建設現場の経験がある方や、子どもの頃から山や自然の中で育ったような方でなければ、継続は非常に難しいという現実です。正直なところ、9割の人にはハードルが高すぎると感じます。
私自身も当初は、「週末だけ古民家で過ごして自然を楽しむ」といった軽い気持ちで始めましたが、実際には手入れや整備だけで一日が終わってしまうほど手間がかかります。
さらに、自然の中で暮らすことの危険性を甘く見ていたことも痛感しています。スズメバチに刺されたり、マムシだとは気づかずに捕まえて逃がしてしまったりと、予想以上に命の危険が身近にあります。ある程度の自信を持って始めたつもりでしたが、現実はまったく甘くありませんでした。
ようやく最近になって、自然と向き合う上での知識や感覚が少しずつ身についてきましたが、それでも知らないことはまだまだ多く、常に注意が必要です。

また、こうした生活を一人でこなすには、相当な数の道具が必要になります。チェーンソー、刈払機、高所作業用の道具から、時にはユンボのような重機まで、自前で揃えなければ手が回りません。
あらためて感じるのは、山での暮らしや古民家再生は、決して「安上がりなスローライフ」などではなく、むしろ非常に手間もお金もかかる、贅沢で本格的な趣味だということです。自然の中で生きるというのは、想像以上に多くの覚悟と労力を要するものだと実感しています。
もっとも、私の場合は、こうした生活こそが、心の奥でずっと求めていた「本来の暮らし」だったのかもしれません。そして、それを実現するための時間をようやくつくることができたことが、何より大きかったと思います。
便利さや効率だけを追いかけるのではなく、自分の手で自然と向き合いながら生きる、そんな暮らしが、今の自分には一番求めていたことだと感じています。




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