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  • モンゴルのリフォームは日本と違う──自分で用意し、自分で手配する文化

    モンゴルのリフォームは日本と何が違う? 実際にモンゴルのリフォームを経験してみると、日本とは工事の進め方や材料の準備、業者の手配方法がかなり違うことが分かりました。 日本では、キッチンや洗面台、トイレなどを注文すると、必要な部品の準備から取り付けまで、業者がまとめて対応してくれるのが一般的です。 ところがモンゴルでは、商品を購入しても、取り付けや配管工事は自分で別の業者を探して手配することがあります。 さらに、工事に必要な材料や部品まで、こちらで用意しなければなりません。 オーダーキッチンを注文したときも、シンクや水道の蛇口は別途、自分で購入する必要がありました。日本の感覚では「キッチンなら当然付いてくる」と思ってしまいますが、モンゴルでは一つひとつ確認が必要です。 業者も、自分の担当範囲以外の仕事は基本的に行いません。 家具を作る人は家具だけ。配管業者は配管だけ。材料の購入や業者同士の調整は、依頼者の役割です。 また、お客と業者の関係も日本より対等です。「お金を払うお客の要望には何でも応える」という雰囲気ではなく、業者は自分の条件や仕事の範囲をはっきり主張します。 そのため、依頼する側も、ある程度は現場監督のように動かなければなりません。 こうした環境もあってか、モンゴルの人たちは、自分宅にも、ひと通りの工具を持っていることが多いようです。必要に応じて自分で作業したり、近所の人と道具を貸し借りしたりする光景も見られます。 背景には、遊牧生活の文化が関係しているのかもしれません。 専門業者がすぐ近くにいない環境では、住まいの修理や道具の手入れを、自分や家族で行う必要があります。その「できることは自分でやる」という考え方が、現在の都市生活にも残っているように感じます。 一見すると不便ですが、業者が部品代を立て替える必要がなく、依頼者も材料費を直接確認できるため、合理的な面もあります。 日本は「完成までまとめて任せる」文化。 モンゴルは「自分で準備し、必要な作業だけ専門家に頼む」文化。 実際にリフォームを経験してみると、そこにはモンゴルらしい自立心と、日本とは違う仕事の分担が表れているように思います。 ※この記事の内容は、2026年9月14日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします。 モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC  後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル     公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

  • 日本とモンゴルの不動産――住宅市場を比べて見えてきた違い

    日本とモンゴルの不動産を比較して感じたこと 日本とモンゴルの不動産を実際に見ていると、住宅市場やお金の流れには大きな違いがあると感じます。 今日、日本の不動産会社の人と話をしました。 出てきたのは、土地も住宅も売れない、中古住宅も動かないという寂しい話ばかりでした。 一方、最近まで滞在していたモンゴルでは、マンションの需要が多く、建設が追いつかないほどの活気を感じました。 同じアジアにありながら、日本とモンゴルでは、不動産も、人々の表情も、お金の動き方も大きく違います。 日本では、新築も中古住宅も動かない 日本では、円安による輸入資材の高騰、人件費や物流費の上昇などによって、住宅の建築費が大きく上がっています。 一時期は、新築住宅が高くなったため、中古住宅を購入してリフォームする人が増えるといわれていました。 しかし、実際にはリフォーム費用まで高騰しているため、中古住宅も期待されたほど動いていないそうです。 かろうじて売れているのは、比較的安い住宅メーカーの新築建売住宅です。 それも、街に近く、買い物や交通の便がよい場所に限られます。条件のよい物件であれば少し高くても売れますが、不便な場所では安くしても売れにくいようです。 結局、日本では不動産全体が一律に動かないというより、売れる場所と売れない場所の差が大きくなっているのでしょう。 家を買いたくないのではなく、回せるお金がない 私は、日本人が家を欲しがらなくなったわけではないと思います。 問題は、住宅まで回せるお金がなくなっていることです。 食料品、電気代、ガソリン代、税金、社会保険料など、日常生活にかかる費用が上がっています。 そのうえ住宅価格まで上昇すれば、土地を買い、家を建てる余裕はなくなります。 さらに、人口減少や空き家の増加、将来の年金や収入への不安もあります。 「今、家を買っても、将来売れるのか」 「何十年も住宅ローンを払い続けられるのか」 そう考えれば、住宅購入に慎重になるのも当然です。 ウランバートルはマンションの需要が追いつかない 一方、モンゴルの首都ウランバートルでは、まったく違う空気を感じます。 新しいマンションが次々に建設されていますが、それでも需要に追いついていないように見えます。 私の会社が購入したマンションも、共用部分や屋上公園が完成する前から入居が始まっていました。 現地で聞いた話では、ウランバートルには約150万人が暮らしています。 しかし、当初の都市計画は約50万人の受け入れを想定していたそうです。 そうだとすれば、現在は当初の想定の約3倍もの人が集まっていることになります。 住宅だけでなく、道路、駐車場、学校、病院などの都市機能が不足するのも当然です。 特に、交通や買い物に便利な場所にあるマンションは需要が強く、次々に売れていきます。 日本のように「住宅が余っているかどうか」ではなく、モンゴルでは「便利な場所の住宅が圧倒的に足りない」という状況なのだと思います。 工事の見積もりも、値引きも、日本ほど重視されない モンゴルでは、不動産や工事の進め方にも日本との違いがあります。 よほど高額な工事でない限り、事前に細かい見積もりを取らないことも珍しくありません。 高価な工事や商品についても、日本のように何社も比較したり、大きく値引きを求めたりすることは、それほど多くないようです。 需要が多く、仕事が次々に入るため、業者側も安くしてまで仕事を取る必要がないのでしょう。 日本では、 「もう少し安くなりませんか」 「ほかの会社にも見積もりを取ります」 という話になりがちです。 しかしモンゴルでは、 「やってくれるならお願いしたい」 「早く工事を進めたい」 という状況が少なくありません。 売り手同士が競争する日本と、需要が供給を上回っているモンゴルでは、市場の前提が違うのだと思います。 預金金利は13.5〜条件によっては18%も有る。インフレでも預金を守れる モンゴルは物価上昇率が高い国ですが、預金金利も高く設定されています。 定期預金では年13.5〜14%程度のものがあり、条件によっては年18%という商品も珍しくありません。 そのため、「インフレだから現金を持たずに、急いで消費している」と単純に考えるのは正確ではありません。 銀行に預けておけば利息がつき、商品によっては物価上昇率を上回ることもあります。 例えば、1,000万円相当を年18%で預ければ、税金などを考慮する前の年間利息は180万円です。 月に換算すると15万円となり、現地で聞く一般的な給料1人分に相当します。 もちろん、為替変動や税金、金融機関ごとの条件などには注意が必要です。 それでも、日本のように「預けていてもほとんど増えない」という感覚とは大きく違います。 年40%近い金利を払ってでも、車や教育にお金を使う 一方で、借入金利も高く、自動車の購入、商品の分割払い、子どもの学費などに年40%近い金利を払っている家庭も珍しくないと聞きます。 日本の感覚では、考えられないほど高い金利です。 それでも、車が必要であれば購入し、子どもの教育が必要であれば学費を払います。 もちろん、高金利の借入には大きな危険があります。 返済負担が重くなったり、収入が落ち込んだりすれば、家計は一気に苦しくなります。 活気があることと、安全であることは同じではありません。 ただ、モンゴルでは将来の負担を恐れてすべてを止めるよりも、「今必要なものにはお金を使う」という考え方が強いように感じます。 給料は月10万〜15万円。でも、それだけが収入ではない モンゴルの一般的な給料は、日本円で月10万〜15万円程度と聞きます。 数字だけを見れば、日本より少なく感じます。 しかし、実際にウランバートルを歩くと、スーパーや飲食店は混雑し、マンションが売れ、街には車があふれています。 なぜ、それが可能なのでしょうか。 理由の一つは、会社の給料だけで生活している人ばかりではないからです。 本業とは別に、小さな事業を持っていたり、家族で商売をしていたり、商品の売買や不動産賃貸で収入を得ていたりする人がいます。 会社の給料が月12万円でも、副業で10万円を稼げば、実際の収入は月22万円になります。 さらに家族それぞれが収入源を持っていれば、世帯全体で使えるお金は、給料だけを見たときより大きくなります。 統計上の給与だけでは、実際の暮らしや消費力を判断できないのです。 ベトナムでも見た「会社員と経営者を兼ねる」働き方 これはモンゴルだけの話ではありません。 私自身、ベトナムでも似たような話を何度も聞きました。 会社で働きながら、別に自営業を持っている人がいます。 知人の飲食店や小売店に出資して、個人株主のような立場で利益の分配を受ける人もいます。 発展している国では、人口や消費が増え、市場自体が拡大しています。 そのため、個人が店や事業の経営に関わると、うまくいった場合には大きな配当や利益を得られることがあります。 本業の給料は日本より少なくても、副業、事業収入、出資による配当などを合わせれば、日本の会社員より多く稼ぐ人もいると聞きました。 もちろん、事業や出資には失敗もありますし、すべての人が高収入というわけではありません。 しかし、発展するアジアの国々では、「一つの会社から受け取る給料」が収入のすべてではないのです。 日本では「給料はいくらか」で生活水準を判断しがちですが、モンゴルやベトナムでは「どのような商売や出資先を持っているか」まで見なければ、本当の収入は分からないことがあります。 日本は守り、モンゴルは攻め 日本では、将来の不安から支出に慎重になり、見積もりを比較し、できるだけ失敗しない選択をします。 それ自体は合理的ですが、生活費の上昇と人口減少が重なると、人も企業も守りに入り、お金が動きにくくなります。 一方、モンゴルでは住宅需要が強く、工事も値引きしなくても決まり、人々は副業や事業、出資、預金など、複数の方法でお金を動かしています。 借入金利が高くても、必要なものにはお金を使います。 危うさもありますが、それだけ社会全体に「これから発展する」という期待があるのかもしれません。 日本とモンゴルの違いは、単に給料の差や物価の差ではありません。 日本は、将来を心配してお金が動かない。モンゴルは、将来を期待してお金が動いている。 今日、日本の不動産会社の人と話して、改めてその大きな違いを感じました。 ※この記事の内容は、2026年8月23日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC  後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル     公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

  • 「日本はこれから大変なことが起きる。だから距離をおきなさい」──モンゴルのシャーマンに告げられた日本の未来

    モンゴル シャーマン 日本について実際に告げられたこと そう告げられたモンゴルのシャーマンの言葉が、やはり現実になっていくのかもしれないと、最近は強く感じるようになりました。 驚いたのは、その言葉が、ほかの助言とはまったく違い、まるで最終的な通達のように響いたことです。 そして彼は、 「それこそが、世界中の霊能者に共通していることだ」 というような話もしていました。 もちろん、本当に世界中の霊能者が同じことを言っているのか、私には確認することはできません。 しかし、私自身も仕事に追われない日々を過ごすようになったからなのか、最近の日本社会の異変に、以前以上の恐怖を感じるようになりました。 今の日本の動きを見ていると、 この国で、このまま暮らしていくことが本当に良いのだろうか。 そんな疑問を持ちはじめています。 安全な国から、もともと危険な国へ人々が移り住むのであれば、その国が多少悪くなったとしても、ある程度は想定の範囲内なのかもしれません。 ところが日本は違います。 日本は、これまで「世界一安全で豊かな国」とまで言われてきた国でした。 治安がよく、普通に生活していれば身の危険を感じることも少なく、働けばある程度の生活ができる。 そんな国だったと思います。 だからこそ私は怖いのです。 これまで非常に安全で豊かだった国ほど、大きく流れが変わったときには、その反動によって、 「非常に危険で、貧しい国」へと転じてしまう可能性もあるのではないか。 そんな不安を、どうしても拭うことができません。 さらに、日本人は「あまり人を疑わない」「まさか、そんな酷いことをするはずがない」と考える人が多いとも言われます。 私自身、海外で生活したり、外国人と関わったりする中で、日本人のこうした感覚は、海外とはかなり違うと感じることがあります。 日本以外では、 「人を簡単に信用しない」「自分の身は自分で守る」「相手が悪いことをする可能性も最初から考えておく」 という考え方のほうが、むしろ普通である国も少なくありません。 日本人の「まず相手を信用する」という考え方は、本来とても良い国民性だと思います。 しかし、社会の状況が大きく変わっていく時代には、その国民性が逆に弱点になってしまう可能性もあります。 「そんなことは起こらないだろう」 「日本では、そこまで酷いことにはならないだろう」 そう考える人が多いからこそ、異変が起きても対応が遅れ、現状を変えていくことが難しくなってしまうのかもしれません。 そして、私がこの言葉を強く覚えている理由は、もう一つあります。 このシャーマンは日本語を話すことができず、日本の事情についても詳しく知っている人ではありませんでした。 さらに、本人からは、 「自分が導いた日本人は、あなたたちが初めてだ」 という話も聞きました。 そして、いわゆる占いのような料金設定もありません。 つまり、私たちに合わせて日本人向けの話をした、という印象ではなかったのです。 一方で、このシャーマンのもとには、モンゴルの国会議員や、日本の相撲界で成功したモンゴル人なども、お告げを聞きに来ることが多いと聞いています。 それがどこまで事実なのかを、私自身がすべて確認したわけではありません。 ただ、少なくとも私が会ったときには、観光客向けに何かを語る人という印象ではありませんでした。 だからこそ、 「日本はこれから大変なことが起きる。だから距離をおきなさい」 という言葉が、余計に強く残ったのだと思います。 モンゴルのシャーマンからは、もう一つ印象に残る話を聞きました。 「日本の未来が変われば、そのときは違う答えになるかもしれない」 ということです。 つまり、日本の未来がすでに決まっているという話ではないのだと思います。 あくまでも、 「今の流れのまま日本が進んでいった場合の未来」 について話していたのかもしれません。 だから、この先、日本の流れそのものが変われば、未来も変わる。 そして、そのときもう一度聞けば、シャーマンから返ってくる答えも違うものになるのかもしれません。 それでも今の日本を見ていると、あのとき言われた、 「日本はこれから大変なことが起きる。だから距離をおきなさい」 という言葉が、以前よりもずっと重く感じられるようになりました。 ※この記事の内容は、2026年8月24日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

  • モンゴル・バルダンベレーヴェン寺院の聖なる湧き水をドローンで空撮

    モンゴル バルダンベレーヴェン寺院の聖なる湧き水 モンゴル バルダンベレーヴェン寺院を訪れ、現地で大切にされている聖なる湧き水を見てきました。 ドローンで空撮しました。 緑の草原と山々に囲まれた静かな場所で、寺院の僧侶の方々が水を汲んでいたところへ、私たちもお邪魔しました。 モンゴルでは、山や岩、水などの自然を神聖なものとして敬う文化が、仏教とともに受け継がれています。 観光用につくられた風景ではなく、今も地域に根付いている信仰と日常。その穏やかで神聖な雰囲気を、上空からの映像とともに紹介します。 ※この記事の内容は、2026年8月24日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 [モンゴルについて相談する] ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します。

  • ウランバートルの23時──子どもたちが遊ぶ夏の夜──エンカントタウン2の中央広場と夜景

    ウランバートル 夜景を見て感じた夏の夜 モンゴル・ウランバートルの人気住宅エリアの「エンカントタウン2」。マンションの7階から、午後11時ごろの中央広場を撮影しました。 モンゴルの夏は日照時間が長いためか、この時間になっても広場では多くの子どもたちが元気に遊んでいます。大人が付き添わず、子どもたちだけで遊ぶ姿をよく見かけることも、この地区ならではの光景です。 色鮮やかにライトアップされた噴水と、静かな住宅街に広がる穏やかな夜景。日本とは少し違う、ウランバートルの夏の夜の日常をご覧ください。 エンカントタウンはE-Martや飲食店にも近く、外国人にも暮らしやすい人気のエリアです。 ※この記事の内容は、2026年8月24日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

  • モンゴルに日本の業務スーパーがオープン!店内を少しだけご紹介

    モンゴル 業務スーパーを実際に訪れてみた 今回は、モンゴルにオープンした日本の業務スーパーを、店内の雰囲気が分かる程度に軽く撮影してきました。 「どんな商品があるの?」 「日本のスーパーと何が違うの?」 そんな雰囲気を感じていただければ嬉しいです。 また、こちらのオーナーと親しい友人から聞いた話では、モンゴル向けの輸入品は中国を経由することが多く、日中間の政治的な問題の影響によって、日本の商品がスムーズに入ってこないことがあるそうです。そのため、本来仕入れたい商品が予定どおりに入荷せず、品ぞろえにも苦労しているようです。 海外で日本の商品を販売することは、商品を輸送するだけではなく、経由国との関係や通関など、さまざまな事情に影響されます。 そのような苦労のなかで開店した、モンゴル初の業務スーパー。日本の商品がどのくらい並んでいるのか、日本の店舗とは何が違うのか。実際の店内の様子をご覧ください。 今後もモンゴルの最新情報や街の様子、日本との違いなどを発信していきます。 ※この記事の内容は、2026年8月24日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

  • モンゴル輸入の現状――日本の商品が入りにくい理由を考えた

    モンゴル輸入で感じた日本商品の変化 モンゴル輸入の状況について、実際に現地で生活していると以前との変化を感じることがあります。 モンゴルのスーパーや商店を見ていると、韓国、中国、ロシアの商品が多く並んでいます。 日本の商品も販売されていますが、これらの国の商品と比べると、品ぞろえはまだ限られています。 その背景について、モンゴルにオープンした日本の「業務スーパー」のオーナーと親しい知人から、興味深い話を聞きました。 高市政権になってから、日本の商品が入りにくくなった 知人の話では、高市政権になってから、日本の商品が以前よりモンゴルに入りにくくなったそうです。 理由として挙げられていたのは、日本と中国の政治的な関係です。 モンゴルは中国とロシアに挟まれた内陸国であり、日本から商品を輸入する場合、中国を経由することがあります。 そのため、日中関係の変化が中国側の通関や輸送に影響すれば、モンゴル向けの商品にも影響が及ぶ可能性があります。 実際、業務スーパーでも、本来仕入れたい日本の商品が予定どおりに入ってこない状況があると聞きました。 中国を経由しなければ届きにくい モンゴルには海がないため、日本から船で商品を直接届けることはできません。 日本から海上輸送された商品は、中国の港などを経由し、鉄道やトラックでモンゴルへ運ばれます。 このため、日本とモンゴルの間に直接問題がなくても、経由国である中国の通関や物流の状況によって、商品が届きにくくなることがあります。 一方、中国やロシアはモンゴルと国境を接しており、商品を陸路で輸送できます。韓国の商品も現地で広く流通しているため、結果として、モンゴルの売り場では韓国、中国、ロシアの商品が主流になっています。 こちらはロシアから輸入しているそうです。展示品は操作パネルがロシア語表記でした。 仕入れたくても入荷できない現実 今回の話を聞いて、モンゴルで日本の商品が少ない理由は、単純に需要の問題だけではないと感じました。 現地では、日本の商品を扱いたい人がいても、国際関係や通関、輸送経路の問題によって、希望どおりに仕入れられない場合があるようです。 なお、高市政権の発足と輸入の停滞に、具体的にどのような因果関係があるのかまでは確認できていません。あくまでも、現地の関係者から聞いた話として紹介しています。 それでも、モンゴルという内陸国で日本の商品を販売するには、日本とモンゴルだけでなく、その間にある中国との関係も影響し得ることを、今回あらためて実感しました。 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 ※この記事の内容は、2026年8月24日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します

  • モンゴルではまだ知られていなかった、日本人の給料の現実

    モンゴルの方々をはじめ、外国の方々の中には、日本人の給料について、実際よりも今もかなり高いイメージを持っている人が多いようです。 そこで、国税庁の「令和6年分 民間給与実態統計調査」を基に、現在の日本人の給料を分析してみました。 私のモンゴル人の知り合いにも、年収600万円前後を稼いでいる人が何人かいます。私が「年収600万円なら、日本でもある程度高い給料ですよ」と伝えると、驚いていました。本人たちは、日本人の平均年収も600万円程度だと思っていたようです。 しかし、実際の日本の民間給与所得者の平均年収は約478万円です。年収600万円以下の人が全体の約75%を占め、600万円を超える人は約25%しかいません。 年収別に見ると、次のようになります。 年収 割合 200万円以下 18.8% 200万円超〜300万円以下 13.2% 300万円超〜400万円以下 16.1% 400万円超〜600万円以下 27.1% 600万円超〜900万円以下 16.3% 900万円超〜1,500万円以下 6.8% 1,500万円超 1.7% 日本では給与所得者の約48%が年収400万円以下です。そのうち約4割は年収200万円以 下、約3分の2は年収300万円以下となっています。 さらに、日本では給料の額面をすべて生活に使えるわけではありません。所得税、住民税、健康保険、厚生年金、雇用保険などが差し引かれます。その残りから買い物をすれば消費税、自動車を持てば自動車税、住宅を持てば固定資産税などもかかります。 財務省によると、2026年度の日本の国民負担率は45.7%、財政赤字を含めた潜在的国民負担率は48.4%になる見通しです。 これは、個人の給料から直接約半分が引かれるという意味ではありません。しかし、日本社会全体では、国民所得の半分近くに相当する税金、社会保険料、将来負担を抱えていることを示しています。 また、日本では住宅費、光熱費、車の維持費、教育費などもかかります。特に住宅ローンや子育てを抱える家庭では、年収600万円でも「高所得で余裕のある生活」とは感じにくいのが現実です。 もちろん、日本とモンゴルでは物価、税金、社会保障制度が異なるため、年収だけで生活の豊かさを単純に比較することはできません。モンゴルでは本業以外に、副業、自営業、商売、投資などから複数の収入を得ている人も多く、給与だけでは本当の経済状況が分からない場合もあります。 外国では今も、「日本は給料が高く、豊かな国」という昔の印象が残っているのだと思います。かつての日本はアジアの中で賃金が高く、「日本で働けば大きく稼げる国」でした。しかし現在は、給与が長期間ほとんど伸びない一方で、税金や社会保険料、生活費の負担が増えています。 モンゴルで年収600万円を稼いでいる人は、日本人の平均程度ではありません。日本でも比較的高い水準で、おおむね上位25%に入ります。 国税庁の所得分布と日本の生活費を合わせて考えると、現在の日本人の暮らしは、海外から想像されているよりもかなり厳しくなっているのではないでしょうか。 ※この記事の内容は、2026年9月14日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

  • 代金を全額払ってから名義変更──モンゴル不動産売買で最も驚いた日本との違い

    代金を全額払ってから名義変更――モンゴル不動産売買で最も驚いた日本との違い モンゴル 不動産売買で驚いた名義変更の流れ モンゴルで実際に不動産を購入して、日本との大きな違いを感じました。 日本の不動産売買では、多くの場合、不動産会社が深く関わります。 物件の紹介だけでなく、契約内容の説明、売買契約、代金の支払い、物件の引き渡し、名義変更まで、不動産会社が間に入って進めてくれます。 しかし、私がモンゴルで経験した不動産売買は、まったく違いました。 モンゴルの不動産業者は、基本的に「紹介まで」 私が経験したモンゴルの不動産業者は、基本的に物件と買い主を結びつける「紹介者」という立場でした。 紹介した買い主が購入を決めれば、売り主から紹介料を受け取ります。 驚いたのは、不動産業者の仕事が、ほぼそこで終わってしまうことです。 日本の感覚で、その後の支払い条件や契約、名義変更などについても手伝ってもらおうとすると、怒っているような反応をされることもありました。 おそらくモンゴルでは、不動産業者の役割はあくまで「物件を紹介し、買い主と売り主をつなぐところまで」という認識が強く、日本の不動産会社のように、その後の取引全体までサポートするという感覚ではないのだと思います。 もちろん、すべての不動産業者が同じとは限りません。あくまで私自身が購入した際の実体験です。 最も驚いたのは「先に全額を支払う」こと 私が最も驚いたのは、代金の支払い方法です。 私が購入したときは、先に売買代金を全額支払いました。 売り主が入金を確認した後、あらためて日程を決めて、名義変更の手続きを行うという流れでした。 「お金を全額支払ってから名義を変える」 日本人の感覚では、かなり不安を感じると思います。 特に海外で大きな買い物をした経験が少ない人にとっては、相当な緊張があるはずです。 実際に、代金を支払ったにもかかわらず、名義変更ができなかった事例もあると聞きました。 発生する確率は高くないのかもしれませんが、万一の場合の損失が非常に大きいため、モンゴル不動産を購入するうえで特に注意すべき部分だと感じました。 自分に有利な念書は、公証役場で受け付けてもらえなかった 私は念のため、名義変更ができなかった場合に備えて、一般的な契約書とは別に、こちらを保護するための念書のような書類を作りました。 そして、その書類をモンゴルの公証役場へ持ち込みをおねがいしましたが、受け付けてもらえませんでした。 買い主が希望する条件を自由に追加して、公証してもらえるとは限らないようです。 この経験から、自分で考えた書類を用意するだけでは十分ではなく、現地の制度に詳しい弁護士や、必要に応じて国家資格を持つ通訳者などに、支払い前の段階から確認してもらうことが重要だと感じました。 壊れている設備があっても、日本と同じ保証は期待しにくい 購入後に設備の故障や不具合が見つかった場合も注意が必要です。 日本では契約内容や状況によって、売り主などに修理や説明を求められる場合があります。 しかしモンゴルでは、日本と同じ感覚で保証や修理を期待するのは難しいと感じました。 そのため、購入前に自分自身で物件や設備の状態を細かく確認することが重要です。 水道、暖房、電気、窓、扉、キッチン、浴室、排水などは、できる限り実際に動かして確認したほうがよいと思います。 共用部分についても、エレベーター、廊下、駐車場など、自分の目で確認しておくことが大切です。 モンゴルでは「購入者自身が確認する」という意識が必要 日本では、不動産会社が売買全体に深く関わり、買い主をある程度サポートしてくれます。 一方、私が経験したモンゴルの不動産売買では、不動産業者は紹介が中心で、その後の支払い、契約、名義変更、物件の状態確認などは、買い主自身が動かなければならない部分が多くありました。 私は、ここが日本とモンゴルの大きな違いだと思います。 モンゴル不動産には、経済成長や不動産価格の上昇への期待があります。 しかし、値上がりの可能性だけを見るのではなく、日本とは異なる取引方法とリスクを理解したうえで購入する必要があります。 特に私が重要だと感じたのは、次の点です。 支払い前に、登記名義と売り主本人を確認する 抵当権や差し押さえなどがないか確認する 本当に名義変更が可能な物件なのか確認する 契約書の内容を十分に理解する 必要に応じて国家資格通訳者などを通して確認する 送金先の名義と売り主との関係を確認する 支払いから名義変更までの期間を、できるだけ短くする 室内設備や共用部分を購入前に自分で確認する 不明な点があれば、支払い前に現地の弁護士などの専門家へ相談する モンゴルの不動産購入は、日本のように「不動産会社に任せておけば大丈夫」という感覚では進められないと、実際に購入して強く感じました。 「誰かが確認してくれているだろう」と考えず、自分自身で一つずつ確認する。 これが、モンゴルで不動産を購入する際に最も大切なことだと思います。 ※この記事は、私自身がモンゴルで不動産を購入した際の経験をもとに書いたものです。不動産会社、物件、売り主、契約方法などによって手続きは異なります。実際に購入する場合は、支払い前に現地の弁護士、公証機関、登記機関などへ確認することをおすすめします。 ※この記事の内容は、2026年8月28日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 モンゴルでの生活・不動産・投資・手続きについて、実体験をもとにAIがお答えします。 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC  後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル     公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

  • モンゴル不動産購入で、最大の難関は海外送金だった

    モンゴルへの海外送金で実際に困ったこと モンゴルへの海外送金は、モンゴルで不動産を購入するとき、物件探しや契約以上に難しかったのが、日本から購入代金を送ることでした。 私は2024年10月ごろ、モンゴル法人を設立した際には、銀行が消極的な様子ではあったものの、最終的に必要資金を送金できました。 ところが、その約半年後から状況が変わりました。 個人・法人を問わず、海外送金に難色をしめしました。また、私が確認した別の複数の銀行からも断られるようになったのです。 今回も、送金目的、資金原資、公証済みの不動産契約書、契約相手、口座名義人、相手企業の所有者、物件の担保関係、中継銀行、本人確認情報など、求められた資料と説明はすべて提出しました。 それでも、送金を受け付けてもらうことはできませんでした。 公式には、マネーロンダリングや不正送金などへの対策だと言われています。 円安対策との関係は確認できないため、断定はできません。 しかし、結果として、新しく海外へ資金を動かすことが非常に難しくなっているのは事実です。 これは、モンゴル不動産を直接購入するうえで、最大の難関になると思います。 自分で現地の物件を探し、売主と契約できても、日本から購入代金を送れなければ取引は成立しません。 そうなると、送金まで含めて対応する専門業者を利用せざるを得なくなります。 しかし、日本の海外不動産業者が取り扱う物件だけに限定されれば、選択肢はかなり狭くなります。価格に手数料や利益が上乗せされる可能性もあり、自分が本当に買いたい物件ではなく、業者が用意した限られた物件や、条件のよくない物件から選ばなければならない場合もあります。 モンゴル不動産を購入する場合は、物件を探す前に、まず 日本から購入代金を合法的かつ確実に送れるのか を確認する必要があります。 良い物件を見つけてから送金方法を探しても、間に合わない可能性があります。 私の実体験から言えば、モンゴル不動産購入では、物件選びより先に送金経路を確保することが重要です。 ※この記事の内容は、2026年8月30日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 モンゴルでの生活・不動産・投資・手続きについて、実体験をもとにAIがお答えします。 モンゴルについて、現地経験をもとにサポートします。 モンゴルでの不動産購入、現地法人、銀行口座、公証手続き、通訳、リフォーム、長期滞在などについて、私たちが実際に経験した内容をもとにご相談をお受けしています。 まずは、お困りのことや知りたいことをお問い合わせフォームからお知らせください。 モンゴルについて相談する ※相談内容を確認したうえで、対応の可否や費用をご案内します。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

  • モンゴルのスーパーで驚いたこと――肉は豊富なのに魚売り場が見当たらない

    モンゴルのスーパーで実際に驚いたこと モンゴルで生活していると、日本のスーパーとの違いに驚くことがあります。 そのなかでも、特に大きな違いを感じたのが、肉・魚・野菜の売り場です。 肉の種類と売り場はとても充実している モンゴルのスーパーでは、肉売り場が非常に充実しています。 豚肉、牛肉、鶏肉、羊肉、馬肉、ヤギ肉、など、さまざまな種類の肉が並び、部位の種類も豊富です。 モンゴルでは昔から肉が食生活の中心にあるため、日本のスーパーよりも肉の存在感がかなり大きく感じられます。 日本では魚売り場と肉売り場が同じくらいの広さで設けられているスーパーも珍しくありませんが、モンゴルではまったく様子が違います。 肉は多いのに、魚コーナーが見当たらない 私がスーパーを見て回って驚いたのは、これだけ肉の種類が多いのに、日本で一般的に見かけるような鮮魚コーナーが見当たらないことです。 もちろん、すべてのスーパーに魚がないという意味ではありません。 冷凍魚や加工品を扱っている店もありますが、日本のスーパーのように、刺身、切り身、干物、丸ごとの鮮魚などが売り場に並んでいる光景は、ほとんど見かけません。 モンゴルは海のない内陸国です。 魚を安定して運ぶためには、国外から長い距離を輸送し、冷凍や冷蔵の状態を保たなければなりません。そのため、肉に比べると流通量が少なく、価格も高くなりやすいのだと思います。 レストランには魚料理があるが、値段は高い ウランバートルのレストランへ行くと、魚料理を食べることはできます。 しかし、肉料理と比較すると、魚料理はかなり高い印象があります。 日本では魚は身近な食材ですが、モンゴルでは輸入品に近い感覚なのかもしれません。 日本人がモンゴルで長期間生活する場合、肉料理には困らなくても、普段から魚をよく食べる人は、食生活の違いを強く感じると思います。 野菜や果物も、日本人の感覚では高く感じる もう一つ気になったのが、野菜や果物の価格です。 今回、スーパーで実際に確認した価格には、次のようなものがありました。 ※日本円は、1トゥグルグ=約0.04円で概算しています。 写真のきゅうり1本:2,832₮(約113円) バナナ:8,200₮(約328円) マンゴー:1kg 15,900₮(約636円) 輸入りんご:1kg 15,900₮(約636円) 赤玉ねぎ:1kg 2,500₮(約100円) すべての野菜が一律に高いわけではありません。 玉ねぎのように比較的安いものもありますが、きゅうりや輸入果物などは、日本と比べても安いとは感じませんでした。 特に、モンゴルの一般的な所得水準を考えると、輸入された野菜や果物は、現地の人にとって決して安い食品ではないと思います。 寒い気候と輸送コストが価格に影響している モンゴルでは冬が長く、気温も非常に低くなります。 そのため、一年を通して国内だけで多くの種類の野菜や果物を安定して生産することは簡単ではありません。 中国など海外から輸入される商品も多く、輸送費、保管費、為替、季節などの影響を受けやすいと考えられます。 実際、スーパーには商品が豊富に並んでいますが、「たくさん並んでいるから安い」とは限りません。 日本のスーパーでは当たり前のように安く買える野菜や果物が、モンゴルでは意外に高いことがあります。 日本とは「安い食品の順番」が違う モンゴルのスーパーを見ていると、単純に「モンゴルは物価が安い」とは言えないことがよく分かります。 肉は種類が豊富で、比較的身近な食品です。 一方で、魚は手に入りにくく、レストランで食べると高額です。野菜や果物も、種類や季節、輸入状況によっては日本より高く感じます。 つまり、日本とモンゴルでは、安く手に入る食品の順番そのものが違うのです。 日本で安い食品が、モンゴルでも安いとは限りません。モンゴルでは肉の種類が豊富で、日常的によく食べられていますが、価格自体は日本と同じくらいです。 一方、魚は手に入りにくく、野菜や果物も商品によっては日本より高く感じます。 スーパーを歩くだけでも、その国の気候、地理、産業、食文化がよく見えてきます。 モンゴルで生活する場合は、家賃や光熱費だけでなく、普段何を食べるかによっても生活費が大きく変わると思います。 スーパーの価格からも、為替の重要性を感じる モンゴルのスーパーで価格を見ていると、為替が生活に与える影響の大きさを実感します。 肉の価格は日本と同じくらいで、野菜や果物のなかには日本より高く感じるものもあります。以前であれば「モンゴルは日本より物価が安い」という印象が強かったかもしれませんが、円安が進んだ現在は、必ずしもそうとは言えません。 現地の商品価格が変わらなくても、円の価値が下がれば、日本円に換算した価格は高くなります。反対に、現地の所得や通貨の価値が上がれば、日本人の購買力は相対的に低下します。 為替は、投資や海外送金だけの問題ではありません。スーパーで買う肉や野菜、レストランで食べる魚料理など、海外での毎日の生活に直接影響します。 スーパーの商品価格を見ただけでも、円の価値と為替が本当に重要であることを感じました。 海外で生活してみると、為替は投資や海外送金だけの問題ではなく、毎日の食費や暮らしに直接影響するものだと実感します。 円安によって、日本人にとって海外は以前より高い場所になりました。その一方で、ドルやユーロなど強い通貨を持って日本を訪れる外国人にとって、現在の日本は、食事も買い物もサービスも安く楽しめる、まるで「天国」のような国に見えているのかもしれません。 同じ商品やサービスでも、どの通貨を持っているかによって、安くも高くもなります。 モンゴルのスーパーを見ながら、為替の重要性と、今の日本円の立場を改めて考えさせられました。 ※この記事の内容は、2026年8月31日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC  後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル  公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

  • 日本は金利3%で大騒ぎ、モンゴルは40%でも貸す資金が足りない――この違いは何なのか

    モンゴルで生活し、現地の人たちと話していると、日本とは金利に対する感覚が大きく違うことに気づきます。 日本では、住宅ローン金利が3%台になっただけでも大きな問題になります。 一方、モンゴルでは年20%前後、借入先や条件によっては年40%ほどの金利でも、お金を借りる人がいます。 しかも、私が出資者として訪問した現地のノンバンクでは、借り手がいないのではなく、貸し出すための資金が不足していました。 年40%は、銀行の一般的なローン金利ではない 最初に明確にしておきたいことがあります。 年40%というのは、モンゴルの一般的な銀行ローンの標準金利ではありません。 現在、銀行が公開している一般住宅ローンは年16%~21%程度、自動車ローンは年17%~24%程度です。 年40%ほどになるのは、主にノンバンクからの借り入れや、借り手の条件、返済期間、各種手数料などが関係するケースです。 それでも、日本と比べれば、非常に高い金利であることに変わりはありません。 しかも住宅購入にもノンバンクが関わっている モンゴルでは住宅を購入する際、購入資金のすべてを銀行の住宅ローンで用意するとは限りません。 銀行の一般住宅ローンには、住宅価格の20%~30%ほどの頭金が必要です。 現地では、その頭金や、銀行からの融資だけでは足りない購入資金の一部を、ノンバンクから借りて補う人もいると聞きました。 つまり、一つの住宅を購入するために、 自己資金 銀行の住宅ローン ノンバンクからの借り入れ を組み合わせる場合があるということです。 この場合、銀行の住宅ローン自体が年40%なのではありません。 住宅購入に必要な資金の一部を、銀行より金利の高いノンバンクから借りるため、借り手全体の負担が大きくなります。 それでも住宅を購入する人がいる。 自動車や事業資金についても、高い金利で借りる人が多い。 そして、ノンバンク側では貸し出すための資金が不足している。 ここに、日本とは大きく異なるモンゴル経済の特徴が表れているのではないでしょうか。 公開資料でも確認できるモンゴルの高金利 モンゴルの銀行が公開している一般住宅ローンを見ると、ゴロムト銀行は頭金20%、年利16.8%~21.6%となっています。 TDBの一般住宅ローンも、頭金の割合に応じて年18.6%~20.4%です。 また、モンゴル住宅金融公社には、銀行だけでなくノンバンクが扱った住宅ローン債権も買い取る仕組みがあります。 世界銀行も、モンゴルのノンバンクが住宅改修などの住宅関連融資を提供していると報告しています。 こうした公開情報からも、モンゴルではノンバンクが住宅関連の資金需要に関わっていることが確認できます。 ただし、銀行ローンの頭金や不足分をノンバンクで補う人がどの程度いるのかについては、公的な統計を確認できていません。この部分は、私が現地で聞いた実態として紹介しています。 参考: ゴロムト銀行・一般住宅ローン TDB・一般住宅ローン モンゴル住宅金融公社の仕組み 世界銀行・モンゴルの住宅金融に関する報告 出資者として、内部資料を確認した 私は現地のノンバンクを出資者として訪問し、経営者から事業について詳しい説明を受けました。 その際、貸出状況や貸し倒れに関する具体的な内部資料も見せてもらいました。 内部資料なので、会社名や具体的な数字の公表は控えます。 しかし、私が実際に確認した範囲では、貸し倒れは高金利から想像するほど多くありませんでした。 高い金利と聞けば、日本人は、 「返済できない人が多いのではないか」 「貸し倒れが多いから、金利も高いのではないか」 と考えると思います。 私も最初は、そのように考えていました。 ところが、実際には高い金利でも借りる人が多く、貸し出す資金の方が不足しています。そして、私が確認した範囲では、貸し倒れも想像していたより少ないものでした。 この状況を、単に「信用リスクが高いから金利も高い」と説明するだけでは不十分だと思います。 高金利でも借りるのは、それ以上の利益を出せるからではないか 年20%でお金を借りても、その資金を使った商売で30%、40%、あるいはそれ以上の利益を出せるのであれば、借りる意味があります。 年40%近い金利であっても、今すぐ資金を用意することで、それ以上の収入や利益を得られるのであれば、借り手にとって経済的な合理性があります。 自動車も、単なるぜいたく品とは限りません。 仕事や商売に使い、借入金利を上回る収入を得られるのであれば、高金利でも購入する理由があります。 モンゴルで高金利の融資がこれほど利用されているのは、さまざまな分野で日本より高い利益率を確保できる余地が残されていることの裏返しではないでしょうか。 リフォームを頼んで感じた、売り手の強さ 私がこの違いを強く感じたのが、モンゴルのマンションのリフォームを依頼したときです。 依頼したのは、現地でも一流とされている店でした。 ところが、日本の業者のように、何とか仕事を取ろうとする雰囲気はありませんでした。 「頼みたければ、頼んでくれればよい」 そのような感覚でした。 工事についても、こちらから何度も確認して催促しなければ、おそらく簡単には進まないでしょう。 そのような状況なので、私は値引き交渉など考えつきませんでした。 値引きを求めて条件が合わなければ、業者は無理に仕事を引き受ける必要がありません。ほかにも仕事があるからです。 現地の人も業者側に合わせている 興味深かったのは、業者の対応だけではありません。 現地の人たちも、日本人のように細かな要望や納期を厳しく求めるというより、業者の都合や仕事の進め方に自分たちが合わせているように感じました。 日本では、代金を支払う客の希望に業者が合わせるのが一般的です。 相見積もりを取り、価格を比べ、値引きを求め、工期や仕上がりを細かく確認することも珍しくありません。 業者側も、仕事を受注するために価格、納期、サービスで競争します。 しかし、モンゴルでは関係が少し違います。 質の高い仕事ができる業者には依頼が集まるため、業者側が無理に客の希望へ合わせる必要がありません。 依頼する側もその関係を理解し、業者の予定に合わせ、必要に応じて自分たちから連絡や催促をしています。 日本では業者が客に選んでもらう立場ですが、モンゴルでは客も業者に仕事を引き受けてもらう立場にあるように見えました。 これは、単なる接客文化の違いだけではないと思います。 需要に対して、質の高い仕事ができる業者や人材が足りていないのです。 値引きしなくても仕事が入るから、利益を確保できる 需要より供給が多ければ、業者は値段を下げ、サービスを良くして、客に選んでもらわなければなりません。 反対に、需要に対して供給が不足していれば、業者は値引きをしなくても仕事を受注できます。 原材料費や人件費が上がっても、その分を価格へ反映しやすくなります。 日本では、仕事を取るために値引きをし、丁寧な対応をし、納期を守り、そのうえで利益を確保しなければなりません。 競争が激しいため、費用が上がっても、その分を価格へ十分に転嫁できない企業も少なくありません。 モンゴルでは、少なくとも私が見たリフォーム業界では、需要の方が供給を上回っていました。 値引きをしなくても仕事が入る。 客の都合にすべて合わせなくても、次の依頼がある。 だから価格と利益率を維持しやすく、高い金利で資金を借りても商売が成立するのではないでしょうか。 日本では、なぜ3%台でも大きな問題になるのか 2026年9月の全期間固定型住宅ローン「フラット35」は、返済期間21年以上35年以下、融資率9割以下の場合、最も多い金利が年3.46%です。 住宅金融支援機構・2026年9月の金利 モンゴルの一般住宅ローンと比較すれば、日本の3%台は非常に低い金利です。 それでも日本で大きな問題になるのは、住宅の借入額が大きいことに加え、賃金や事業利益が金利上昇に合わせて伸びていないからではないでしょうか。 金利が低くても、それを上回る利益を出せる仕事が少なければ、お金を借りて事業を拡大しようとは思いません。 金利が1%から3%へ上がっただけで採算が合わなくなるのであれば、それは金利だけの問題ではありません。事業の利益率が低くなっていることの表れでもあります。 モンゴルなら何をしても儲かる、という意味ではない もちろん、モンゴルなら何をしても必ず利益が出るという意味ではありません。 高いインフレ、通貨の変動、法律や制度の違い、取引相手の信用など、モンゴル特有のリスクもあります。 業種や経営方法によっては、当然失敗も起こります。 しかし、需要に対して商品、サービス、人材、資金が不足している分野では、日本より高い利益率を確保できる余地が大きいことは、私自身の経験からも感じます。 高金利は、利益率の高さの裏返しではないか モンゴルでは、高い金利でも借りる人が多く、ノンバンク側の貸出資金が不足しています。 私が出資者として内部資料を確認した範囲では、貸し倒れも想像していたより少ないものでした。 一流のリフォーム店は、値引きをしてまで仕事を取る必要がありません。 現地の人たちも業者の都合に合わせ、仕事を引き受けてもらう側にいるように見えました。 これらは、すべてつながっていると思います。 需要が強く、供給が不足している。 価格競争が起こりにくく、売り手が利益を確保しやすい。 その利益率が高いから、高い金利を払ってでも、住宅、自動車、事業などのためにお金を借りる。 その結果、貸し手側の資金まで不足する。 この流れが、現在のモンゴル経済には存在しているのではないでしょうか。 金利は購買力そのものではありません。 しかし、高金利でも借り手が絶えず、貸し手の資金が不足し、貸し倒れも比較的少ないという現実を見ると、金利はその国の資金需要と、それを上回る利益を生み出す力を測る一つのバロメーターにはなると思います。 日本とモンゴルの最大の違いは、単なる金利の数字ではありません。 借りたお金を使って、金利以上の利益や収入を生み出せる経済なのか。 そして、 値引きをしなくても仕事が入るほど、需要に力があるのか。 私がモンゴルで実際に経験し、出資者として内部資料も確認したうえで感じたのは、この違いでした。 補足 この違いは、円安の根本的な理由にもつながっているのではないか ここまで考えて、私は、この日本とモンゴルの違いが、現在の円安の根本的な理由の一つにもつながっているのではないかと思いました。 日本国内では、金利が低くても、それを上回る利益を出せる投資先や事業が少なくなっています。 一方、モンゴルをはじめとする成長国には、金利が高くても、それ以上の利益を期待できる事業や投資先があります。 投資する立場で考えれば、より高い利益を期待できる場所へ資金を移そうとするのは自然なことです。 日本円で持っている資金を海外で運用するためには、円を売って現地通貨やドルなどの外貨へ換える必要があります。 日本の個人、企業、金融機関が同じように海外へ資金を移せば、それだけ継続的に円が売られることになります。 円安は、日米の金利差だけで起きているのではないと思います。 日本国内よりも、海外の方が高い利益を得られる。 日本で事業を拡大するより、成長している国へ資金を移した方がよい。 そう考える人や企業が増えていることも、円が売られ続ける根本的な要因の一つではないでしょうか。 私自身も、モンゴルで高い金利でも借り手が絶えず、ノンバンクの貸出資金が不足している現実を見ました。 一流のリフォーム店には値引きをしてまで仕事を取る必要がなく、現地の人たちも業者側の予定に合わせています。 日本では金利3%台で事業や家計への影響が心配される一方、モンゴルでは年20%前後、場合によっては40%近い金利でも資金需要がなくなりません。 この差は、単なる金利差ではありません。 国内で資金を使ったときに、どれだけの利益を生み出せるのかという「経済の収益力の差」ではないでしょうか。 日本円が弱くなっている背景には、日本の政策や貿易収支だけでなく、日本国内の利益率や成長期待が低く、資金が海外へ向かいやすくなっているという、より根本的な問題があるように思います。 ※この記事の内容は、2026年9月6日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC  後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル     公式サイト:https://www.kakehasi.biz/

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