モンゴルのリフォームは日本と違う──自分で用意し、自分で手配する文化
- 後藤 友亮

- 5 時間前
- 読了時間: 2分

モンゴルでマンションのリフォームを進めてみて、日本との違いに驚きました。
日本では、キッチンや洗面台、トイレなどを注文すると、必要な部品の準備から取り付けまで、業者がまとめて対応してくれるのが一般的です。
ところがモンゴルでは、商品を購入しても、取り付けや配管工事は自分で別の業者を探して手配することがあります。
さらに、工事に必要な材料や部品まで、こちらで用意しなければなりません。
オーダーキッチンを注文したときも、シンクや水道の蛇口は別途、自分で購入する必要がありました。日本の感覚では「キッチンなら当然付いてくる」と思ってしまいますが、モンゴルでは一つひとつ確認が必要です。
業者も、自分の担当範囲以外の仕事は基本的に行いません。
家具を作る人は家具だけ。配管業者は配管だけ。材料の購入や業者同士の調整は、依頼者の役割です。

また、お客と業者の関係も日本より対等です。「お金を払うお客の要望には何でも応える」という雰囲気ではなく、業者は自分の条件や仕事の範囲をはっきり主張します。
そのため、依頼する側も、ある程度は現場監督のように動かなければなりません。
こうした環境もあってか、モンゴルの人たちは、自分宅にも、ひと通りの工具を持っていることが多いようです。必要に応じて自分で作業したり、近所の人と道具を貸し借りしたりする光景も見られます。
背景には、遊牧生活の文化が関係しているのかもしれません。
専門業者がすぐ近くにいない環境では、住まいの修理や道具の手入れを、自分や家族で行う必要があります。その「できることは自分でやる」という考え方が、現在の都市生活にも残っているように感じます。
一見すると不便ですが、業者が部品代を立て替える必要がなく、依頼者も材料費を直接確認できるため、合理的な面もあります。
日本は「完成までまとめて任せる」文化。
モンゴルは「自分で準備し、必要な作業だけ専門家に頼む」文化。
実際にリフォームを経験してみると、そこにはモンゴルらしい自立心と、日本とは違う仕事の分担が表れているように思います。
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