【政策金利1%でも、少しの円高すらならない理由】
- 後藤 友亮

- 7月16日
- 読了時間: 1分
今は日本にとって、かなり厄介な展開だと思います。
原油高やインフレの再燃によって、これまで利下げに向かうと思われていた海外の中央銀行まで、利下げを延期したり、再び利上げを検討する流れになってきました。
当初、自分は日本の政策金利が1%程度まで上がり、同時にアメリカなど海外が利下げに向かえば、金利差が縮まり、円キャリートレードの巻き戻しによって、1ドル155円前後まで円高になる可能性もあると考えていました。
しかし、海外まで利上げ方向に動くとなると、前提が変わってきます。
日本が政策金利を1%まで上げても、アメリカやヨーロッパの金利まで上がれば、結局、海外との金利差はあまり縮まりません。
そうなれば、低い金利で円を借りて、金利の高い海外で運用する動きは続きやすくなります。
現在、日銀の政策金利はすでに1%ですが、ドル円は161円から162円付近です。
つまり、日銀が少し利上げをしただけでは、円高にならない状況が現実に起きています。
むしろ厄介なのは、海外の高金利が続く間に日銀だけが利上げをすると、円高の効果は出ないのに、国内の住宅ローンや企業の借入金利だけが上がってしまうことです。





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