今、日本は「維持」から「縮小」の時代に入ったのかもしれない
- 後藤 友亮

- 7月16日
- 読了時間: 2分
更新日:1 日前
今日、船の掃除に来て、財団の方と話をしました。
その方は、

「予算が厳しくなって、昔のような草刈りの回数さえ頼めなくなった」
と、少し寂しそうに話していました。
私が船を係留している浜名湖の船着場は、ほんの5年ほど前までは人気が高く、空きが出れば抽選だったそうです。
ところが今では、財団が管理する船着場全体に、かなり空きが目立つそうです。
利用者が減れば、当然、収入も減ります。
収入が減れば、施設を維持するために料金を値上げするしかありません。
しかし、アンケートを取ると、
「値上げするなら船を手放す」
「係留をやめる」
という人が、さらに増える可能性が高いそうです。
つまり、
利用者が減る
→ 収入が減る
→ 値上げする
→ さらに利用者が減る
という負の循環に入り始めています。
おそらく、これは船着場だけの話ではありません。
人口減少、少子高齢化、物価上昇、維持費の増加によって、日本ではさまざまな施設やサービスが、同じ問題に直面しています。
これまでの日本は、人口も利用者も大きく減らないことを前提に、社会の仕組みを作ってきました。
しかし、その前提が崩れ始めた今、これまでと同じやり方では、施設もサービスも維持できなくなってきています。
今日、財団の方の話を聞きながら感じたのは、
これからの日本は、「どう維持するか」を考える時代ではなく、「どう縮小しながら残すか」を考える時代に入ったのではないか
ということです。
何もかもを昔のまま残そうとすれば、重要と供給のバランスが崩れる訳ですから、費用と人手不足だけが増し、やがて全体が立ち行かなくなります。
これから必要なのは、現実に合わせて規模を小さくし、本当に必要なものを選び、無理なく続けられる形に社会を作り直すことなのかもしれません。
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