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- モンゴル 経済成長――現地のすさまじい変化を見て世界と比較してみた
モンゴル 経済成長を実際に現地で見ていると、街の変化の速さに驚かされます。 「モンゴル 経済成長」という言葉を、今回あらためて現地で実感しました。 ここ数年、私は3拠点生活の1つとしてモンゴルを何度も訪れています。 その中で毎回感じるのが、街の変化の速さです。 新しいマンションが次々と建ち、新しい店や商業施設ができ、道路や街並みも変わっていく。 少し前に来たときにはなかったものが、次に来たときにはできている。 もちろん、渋滞やインフラなど、急成長しているからこその問題もたくさんあります。 それでも、実際に現地にいると、 「この国は今、本当に成長しているんだな」 という勢いを肌で感じます。 そこで、ふと疑問に思いました。 「実際、モンゴルの経済は世界の中でどのくらい成長しているのだろう?」 そして調べてみたのが、IMFの「世界経済見通し(2026年4月版)」です。 すると、私が現地で感じていたことは、数字にもかなり表れていました。 モンゴルの2026年実質GDP成長率予測は5.3%。 世界平均は**3.1%**ですから、かなり高い成長率です。IMFのデータでは、ベトナム7.1%、 インド6.5%、インドネシア5.0%、中国4.4%など、アジアの国々にも高い成長が予測されています。 そして、ここで私は日本の数字も見てみました。 日本は0.7%。 モンゴルで目の前にしていた「成長する国の姿」と、日本に戻ってきたときに感じる空気の違い。 その違いは単なる私の感覚なのか、それとも数字にも表れているのか。 そこから、もう少し世界の国々を調べてみることにしました。 ※この記事の内容は、2026年9月4日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- モンゴル 通貨 トゥグルグ――経済成長しても通貨が上がらない理由を考える
モンゴル 通貨 トゥグルグはなぜ経済成長しても上がらない? 私モンゴル 通貨 トゥグルグについて考えると、経済が成長しているのに通貨が必ずしも上昇しないという興味深い現象があります。はモンゴルで法人を運営してます、法人資金の一部のをトゥグルグ(MNT)の定期預金で運用しています。 利用しているのはモンゴルの大手銀行です。 昨年の法人向け定期預金の金利は年14.5%。 日本で生活していると、銀行の定期預金に年14.5%の金利が付くというのは、かなり高く感じます。 もちろん、 「14.5%も金利が付くなら、モンゴルの方が得だ」 という単純な話ではありません。 高い金利の背景には、モンゴルのインフレ率や政策金利、為替変動などがあります。 特に日本人にとって重要なのは為替です。 いくら1年間で14.5%の利息が付いても、その間に円高・トゥグルグ安が大きく進めば、円換算した利益は減ってしまいます。 場合によっては、金利分がすべて吹き飛ぶこともあります。 それでも私は、モンゴル法人の資金については、基本的に日本円へ戻すことを前提にしていません。 モンゴル国内で、 MNTで定期預金 → 利息を受け取る → MNTのまま再投資する という使い方を考えているからです。 そのため、私にとって重要なのは毎日の円換算額よりも、 「モンゴル国内で資金の購買力を維持できるか」 という点です。 以前、1年間トゥグルグで寝かせたら約250万円増えた 実際、以前マンションを購入するために用意していた資金を、購入まで約1年間トゥグルグで定期預金にしていました。 その結果、約250万円相当増えました。 その間、為替が比較的安定していたことも大きかったと思います。 その後、その資金を日本円へ戻すことなく、そのままモンゴルでマンション購入に使いました。 マンションの購入価格は約2,800万円でしたが、私の感覚としては、 約2,800万円 − 約250万円 = 実質負担 約2,550万円 で購入できたことになります。 さらに現在、そのマンション自体も購入時より約10%値上がりしています。 ここで私は、インフレを見る考え方が少し変わりました。 インフレでも、資産側も増えていれば意味が違う モンゴルでは物価が上昇しています。 しかし、預金にも高い金利が付き、不動産価格なども上昇しています。 例えば物価が10%上昇しても、預金金利が10%を超え、不動産価格も同程度上昇するなら、少なくとも資産を持つ人にとっては、資産側もインフレについていく可能性があります。 一方、日本でも物価は上昇しています。 ところが預金金利による収入はまだ小さく、東京など一部を除けば、不動産が全国一律に大きく値上がりしているわけでもありません。 通帳に1,000万円あれば、1年後も数字としてはほぼ1,000万円です。 しかし物価が上がれば、その1,000万円で買えるものは少なくなります。 私は、この「数字が減らない安心感」が、逆に日本では実質的な資産価値の低下を見えにくくしているのではないかと思っています。 成長しているのに、なぜ通貨は上がらないのか そこで気になるのがベトナムです。 ベトナムは高い経済成長を続けています。 それでもベトナムドンを見ると、 「これだけ成長しているのに、なぜ通貨はこんなに安いのだろう?」 と感じます。 しかし輸出で成長する国にとって、自国通貨が急激に高くなることが必ずしも良いとは限りません。 通貨高になれば、海外から見た自国製品の価格が上がり、輸出競争力を失う可能性があるからです。 そのため、経済が成長して通貨高の圧力が生まれても、政策によって急激な上昇を抑えながら安定を目指す国があります。 つまり、 「経済成長=通貨高」ではない ということです。 モンゴルも同じ方向へ進むのか 私はモンゴルを実際に見ながら、ここに非常に興味を持っています。 モンゴルには石炭だけでなく、銅をはじめとする豊富な地下資源があります。 特に今後、世界的に銅の需要が増えていけば、モンゴル経済にとって大きな追い風になる可能性があります。 資源輸出が増え、海外から外貨が入ってくれば、本来ならトゥグルグ高の要因になります。 しかし、そこでトゥグルグを大幅に上昇させるのではなく、ある程度安定させながら経済成長を続けるという方向も十分考えられるのではないか。 私は今のところ、そう見ています。 もちろん、これは私自身の予想です。 モンゴルは資源価格、中国経済、インフレなどの影響を強く受けます。 未来の為替を正確に予測することなどできません。 だから私は、トゥグルグが大幅に値上がりすることを期待しているわけではありません。 大きく崩れず、ある程度安定してくれればいい。 その間に法人資金を定期預金で運用し、現在のような高い金利を受け取り、その資金をモンゴル国内で再投資する。 私にとっては、それが一番理想的な形です。 補足 実際、2026年のモンゴルは鉱業、とくに銅の伸びがかなり強く、IMFによると2025年の銅 輸出は前年比75%増、 2026年も鉱業が成長を支えています。オユトルゴイの 高品位銅の増産も大きな要因です。 https://www.elibrary.imf.org/view/journals/002/2026/219/article-A001-en.xml?utm_source=chatgpt.com ※この記事の内容は、2026年9月14日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- モンゴルの定期預金は本当に高金利?――法人で実際に年14.5%で運用して分かったこと
私はモンゴルに法人を持っており、法人資金の一部をモンゴルの大手銀行の定期預金で運用しています。 現在、私が実際に利用しているモンゴルトゥグルグ(MNT)の法人定期預金の昨年の金利は、年14.5%です。 日本で生活している感覚からすると、 「定期預金で年14.5%?」 と驚く数字だと思います。 しかし、実際にモンゴルで法人を運営し、銀行口座を持ち、不動産まで購入してみると、私は単純に「14.5%だから得」という見方はしていません。 高金利には、高金利になるだけの理由があります。 今回は、私自身が実際にモンゴルでお金を動かしてきた経験から、モンゴルの定期預金について書いてみたいと思います。 モンゴルの定期預金はなぜ金利が高いのか まず、日本とモンゴルでは経済環境そのものが違います。 モンゴルでは物価上昇率も高く、2026年6月のインフレ率は前年同月比12.0%まで上昇しました。 一方で、鉱業を中心に経済成長も続いています。IMFによると、2026年の成長率は5.8%が見込まれています。 つまり、 高い経済成長↓高い資金需要↓高いインフレ↓高い金利 という、日本とはかなり違う世界があります。 ですから、年14.5%という数字だけを見て、 「ものすごく儲かる」 と考えるのは違うと思っています。 私の場合は「円に戻す」ことを前提にしていない ここが、私のモンゴルでの資金運用ではかなり重要なところです。 私はモンゴルに法人があり、不動産も所有しています。 そのため、モンゴルで持っている資金を、基本的には日本円に戻すことを前提にしていません。 私が考えているのは、 トゥグルグで保有する→ 定期預金で金利を受け取る→ モンゴル国内で再投資する→ 必要になればモンゴル国内で使う という流れです。 円に戻すことを前提とした投資なら、トゥグルグと円の為替変動を常に考えなければなりません。 しかし、モンゴル国内で再投資する資金なら、毎日の円換算の損益だけを見ても、あまり意味がないと私は考えています。 実際に定期預金の利益をマンション購入に使った これは机上の計算ではなく、私が実際に経験したことです。 以前、モンゴルでマンションを購入するまで、購入資金を約1年間トゥグルグで保有していました。 その間に定期預金などから得られた運用益は、日本円換算で約250万円になりました。 その後、約2,800万円でマンションを購入しました。 つまり私の感覚では、 購入価格 約2,800万円- それまでの運用益 約250万円= 自己資金ベースの実質負担 約2,550万円 ということになります。 もちろん、マンションそのものを2,550万円で買ったわけではありません。 あくまで、それまでに得た運用益を購入資金に充当できたので、自分の元本から見た実質的な負担が約2,550万円だったという意味です。 そして購入したマンションも、その後、価格が約10%上昇しています。 ここで私は、モンゴルの高金利の意味を実感しました。 高金利だけでなく「その後どう使うか」が重要 もし定期預金の満期が来るたびにトゥグルグを円に戻すのであれば、為替によって利益が大きく変わります。 しかし私の場合は違います。 預金 → 金利 → 不動産などへの再投資 という形で、モンゴル国内で資金を循環させることができます。 これが、私がモンゴルの定期預金を利用している大きな理由です。 もちろん14.5%にはリスクがある ここは非常に重要です。 モンゴルの定期預金が年14.5%だからといって、日本の低金利預金と同じ感覚で比較することはできません。 考える必要があるのは、 トゥグルグの為替変動、インフレ、銀行の信用リスク、モンゴル経済、資源価格、政治・制度変更 などです。 特にモンゴルは資源国です。 2026年は銅を中心とした鉱業が経済成長を支えていますが、その一方で中国経済や資源価格の影響も強く受けます。 高金利は「無料でもらえる利益」ではありません。 リスクがあるから金利も高い。 私はそう考えています。 それでも私がモンゴルの定期預金を利用する理由 結局、私にとって一番重要なのは金利の数字だけではありません。 私はモンゴルに法人があり、不動産があり、今後もモンゴル国内で資金を使う可能性があります。 だから、 日本円 → トゥグルグ → 高金利定期預金 → モンゴル国内への再投資 という流れに意味があります。 もし私が日本に住んでいて、モンゴルとの接点もなく、1年後に必ず円へ戻すつもりなら、同じ判断をするとは限りません。 投資は「金利が何%か」だけではなく、 そのお金を、どこで、何のために使うのか まで考えないと、本当の意味での損得は分からないと思います。 モンゴルで実際に資金を動かして分かったこと 私はモンゴルへ行く前、高金利という数字だけを見ることもありました。 しかし、実際に法人を作り、銀行口座を開き、定期預金を利用し、不動産を購入してみると、見方が変わりました。 高金利・インフレ・経済成長・為替・不動産価格は、それぞれ別の話ではありません。 すべてつながっています。 私にとってモンゴルの定期預金は、単に「14.5%の利息をもらう商品」ではありません。 モンゴル国内で資産を循環させるための一つの手段になっています。 そして、これからモンゴル経済が成長していく中で、この高金利がどう変化していくのか。 実際に自分のお金を動かしながら、今後も見ていきたいと思っています。 ※この記事の内容は、2026年9月8日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- モンゴルの暖房。モンゴル政府に伝えたいほど評価している暖房政策
モンゴルの暖房政策――政府に伝えたいほど高く評価する理由 氷点下30度でも暖房費は月額数千円の管理費に含まれる――世界的にも珍しいモンゴルの暖房政策 モンゴルの暖房を外国人の視点から考える モンゴルの暖房について、実際にウランバートルでマンションを購入し、日本とモンゴルの両方で生活しているからこそ分かったことがあります。 モンゴルの暖房政策は、外国人から見ると極めて評価の高い政策です。 モンゴルで実際にマンションを購入し、日本とモンゴルの両方で生活しているからこそ分かったことがあります。 それは、モンゴルの暖房政策が、外国人から見ると極めて評価の高い政策だということです。 モンゴルの人にとって、冬の暖房は当たり前の生活基盤でしょう。 しかし、海外の人は違う視点で見ます。 世界でも有数の寒冷都市であるウランバートルで、外が氷点下30度近くになっても、地域暖房に接続されたマンションでは室内を暖かく保つことができます。 しかも、物件によっては、その暖房費が月額数千円程度の管理費に含まれています。 私は日本でも生活していますが、日本で冬に広い部屋を一日中暖め続ければ、電気代や燃料代は相当な金額になります。 その日本と比較すると、モンゴルの暖房環境が、どれほど価値のあるものかが分かります。 モンゴル政府にとっては国民生活を守るための暖房政策。しかし、外国人から見ると、モンゴルへの移住や不動産購入を後押しする非常に強い政策でもあります。 この価値は、モンゴル国内にいるだけでは気づきにくいかもしれません。 外国人は、母国の暖房費や光熱費と比較します。 そこで初めて、モンゴルでは世界有数の寒さを、比較的少ない費用でしのげることの価値に気づきます。 私は、この暖房政策が外国人からどれほど高く評価される可能性があるのかを、モンゴル政府に伝えたいほどです。 モンゴルの寒さを隠す必要はありません。 むしろ、 世界でも有数の寒冷地でありながら、暖かい住環境を比較的安く確保できる国 として伝えた方が、モンゴルの本当の強みが分かります。 これは単なる光熱費の安さではありません。 外国人が冬でも安心して生活できること、年間の生活費を予測しやすいこと、マンションを長期保有しやすいことにつながります。 つまり、モンゴルの暖房政策は、国民の生活を守る政策であると同時に、外国人による移住、長期滞在、不動産購入を支える重要な基盤にもなっています。 道路や空港、高層ビルだけが、外国人を呼び込むインフラではありません。 厳しい冬でも安心して暖かく暮らせる仕組みも、モンゴルが世界へ誇れる重要な生活インフラです。 ※この記事の内容は、2026年9月10日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- モンゴルの給料は本当に低い?――平均給与だけでは分からない「成長国の収入」
モンゴルで生活していると、以前から私が不思議に感じていたことがあります。 それは、聞いている給与水準と、実際に街で見る人々の生活が、どうも一致しないように感じることです。 私が現地の人たちから聞いた話では、一般的にどこかの会社などへ勤めた場合、給料は日本円にすると月10万円〜13万円くらいという話をよく聞きます。 日本人がこの数字だけを見ると、 「その給料で、どうやって生活しているのだろう?」 と思うのではないでしょうか。 私も最初はそう思いました。 しかし実際にモンゴルで生活し、現地の人たちと話しているうちに、日本人が考える「給料」と、モンゴルの人たちの「実際の収入」は、少し分けて考えた方がいいのではないかと思うようになりました。 モンゴルの給料だけを見ると、街の生活と数字が合わない まず、ウランバートルには驚くほど多くの車が走っています。 渋滞が大きな問題になるほどです。 もちろん全員が車を所有しているわけではありませんし、ローンで購入している人もいるでしょう。 それでも、月10万円〜13万円程度という給料だけから想像する街の姿とは、少し違って見えます。 住宅についても同じです。 地方へ行けば、モンゴル国民が一定の条件のもとで土地を取得できる制度があります。 一方、ウランバートルのマンションは、私自身が実際に購入して感じたように、決して安いものではありません。 それでも新しいマンションが次々に建設され、実際に購入する人がいます。 私が購入したマンションについても、販売関係者から聞いた話では、購入者の約9割がモンゴル人とのことでした。 外国人投資家ばかりが購入しているわけではなく、現地の人たちがかなりの割合を占めているわけです。 そこで私は、 「一般的な勤め人の給料が月10万円〜13万円くらいだとすれば、決して安くないマンションや車を、どうやって購入しているのだろう?」 と疑問を持つようになりました。 「会社からの給料=その人の収入」とは限らない モンゴルの人たちと話していて感じるのは、会社から受け取る給料以外にも収入を得ることが、それほど特別ではないということです。 副業をする人もいる。 小さな商売をする人もいる。 家族単位で収入を作ることもある。 そして、事業へお金を出して収入を得る人もいます。 ここは日本人の感覚とは少し違うように感じます。 日本では会社員なら、 「会社からもらう給料がその人の主な収入」 という考え方が比較的強いと思います。 そのため私たちは、外国の平均給与を日本円に換算して、その国の生活水準まで想像してしまいがちです。 しかし、それでは見えないお金があります。 私が実際に見聞きした「成長国の副収入」 では、どのように給与以外の収入を作るのでしょうか。 ここからは、私自身がモンゴルなどで実際に見聞きした話です。 例えば、友人が新しい店を始めるとします。 その時、 「今度こういう店を始めるので、一緒に出資しないか?」 という話が出てくることがあります。 そこへ、自分がそれまで貯めてきたお金の一部を出資する。 感覚としては、その店の株を一部持つようなものです。 そして店が利益を出せば、出資割合や契約に応じて、毎月配当のような形で収入を受け取る。 こうした話は現地でよく聞きますし、私自身もタイやベトナム、モンゴルで何度か出資の話をもらったことがあります。 そのため、これはモンゴルだけで見た特殊な仕組みというより、私がタイ、ベトナム、モンゴルという成長過程にある国々で共通して見てきた、お金の動きの一つだと感じています。 もちろん、正式な株式投資なのか、共同出資なのか、利益分配契約なのかは事業によって違います。 ただ、お金の流れとしては、 「自分で働いて給料を増やす」だけではなく、「成長する商売へお金を出して収入を増やす」 という考え方です。 実は25年ほど前のタイでも同じものを見た 私にとって、この光景は初めてではありません。 今から25年ほど前のタイでも、非常によく似たものを見ました。 経済が大きく成長している時期には、新しい店や会社、サービスが次々に生まれます。 そして、その成長にうまく乗ることができた人には、会社からの給与とは別に収入を作る機会が生まれます。 私は現在のモンゴルを見ていて、当時のタイで感じたものと似たところがあるように感じています。 成長国だから成立しやすい理由 なぜ、このようなことが成長国では起きやすいのでしょうか。 私は一つの理由として、商売の利益率が高くなる余地が大きいことがあると思っています。 経済そのものが成長していれば、消費も増えていきます。 新しいマンションが建つ。 店が増える。 会社が増える。 新しい商品が入ってくる。 これまでなかったサービスへの需要も生まれる。 つまり、市場そのものが大きくなっているわけです。 もちろん失敗する店もあります。 出資したお金が戻らない可能性もあります。 しかし成長している市場では、うまく需要をつかんだ商売が急速に大きくなることもあります。 利益が十分に出れば、 店を経営する人にも利益が残る。 そして、 出資した人にも利益を分配できる。 こうした循環が成立しやすくなるのだと思います。 大当たりしたら、持分を売って次の商売へ さらに面白いのは、その先です。 出資した店が大きく成功すると、自分が持っている持分を、最初に出資した時よりも高い価格で売却できる場合があります。 そこで得たお金を、今度は別の新しい店や事業へ出資する。 つまり、 貯めたお金 → 友人の店へ出資 → 利益の分配を受ける → 店が成長する → 持分を売却する → 次の新しい事業へ出資する という流れです。 私は、このような**「身近なところに投資先が生まれてくる環境」そのものが、成長国の特徴の一つではないか**と思っています。 ベトナムでも同じ疑問を持った 実は私は以前、ベトナムでも同じような疑問を持ったことがあります。 公表されている平均的な給与を見ると、日本と比べればかなり低い。 ところが実際に街へ行くと、多くのバイクや車が走り、飲食店や商業施設には人が集まり、不動産も活発に動いている。 「この給料だけで、本当にこの生活ができるのだろうか?」 と思いました。 ベトナムについては、私は実際に自分自身で確認する機会があり、給与として表に見えている金額だけでは、その人や家庭の実際の収入を捉えきれないケースがあることを知りました。 一方、モンゴルについては、私が一人ひとりの収入を確認したわけではありません。 現地の人たちから聞いた話や、実際に生活する中で見てきたことが中心です。 ここは区別して考える必要があります。 それでも、ベトナムとモンゴルを見ていて、私は共通するものを感じます。 経済成長そのものが「収入を増やす機会」を作る ベトナムもモンゴルも、経済が成長してきた国です。 経済が成長すれば、会社員の給与が上昇するだけではありません。 新しい商売が生まれます。 土地や不動産の価値が上昇することもあります。 投資する場所が増えます。 そして、そこで成功した人が次の事業へ投資する。 つまり経済成長とは、GDPの数字が増えるだけではなく、個人にとって「給与以外からお金を得る機会」が増えることでもあるのではないかと思います。 もちろん、誰もがその恩恵を受けられるわけではありません。 むしろ格差が広がることもあるでしょう。 しかし、うまく経済成長の波に乗ることができた人にとっては、本業の給与以上に、副収入や資産価値の上昇が大きくなることもある。 私は実際に、そういう人たちを見てきました。 では、日本人の給料は本当に高いのか ここまで考えると、私は逆に日本について考えてしまいます。 平均給与だけを比較すれば、日本の方がモンゴルやベトナムより高いでしょう。 例えば、 日本で月30万円の給料をもらう人。 モンゴルで月12万円の給料をもらう人。 給与だけなら2倍以上の差があります。 しかし、本当に比較すべきなのはそこだけでしょうか。 日本はすでに成熟した経済です。 成長国のように街そのものが急速に拡大し、新しい店、新しい会社、新しい不動産、新しいサービスが次々に生まれる環境とは違います。 そのため日本の会社員が本業以外から収入を作ろうとしても、経済全体が急成長している国で成長の波に乗る場合ほど、簡単ではないのではないかと私は昔から感じています。 日本人の給与は数字だけなら高い。 しかし、給与以外の収入を増やす機会まで含めて考えた場合、本当にそれほど大きな差があるのでしょうか。 私はここに興味があります。 比較するなら「月給」ではなく「一年間でどれだけ豊かになったか」 だから私は、国の生活水準を考える時に、平均給与だけを比較することに以前から違和感があります。 本当に比較するのであれば、 給与+ 副収入+ 商売からの収入+ 配当などの収入+ 資産価値の増加− 税金・社会保険− 住宅費・光熱費などの生活費 まで見た方が、実態に近いのではないでしょうか。 つまり私が知りたいのは、 「毎月いくら給料をもらったか」ではなく、「一年間で実際にどれだけお金や資産が増えたのか」 です。 この考え方で日本、モンゴル、ベトナムを比較したら、平均給与だけを並べた時とは、かなり違った景色が見えるのではないかと思います。 平均給与だけでは、その国の豊かさは分からない 私は、「モンゴル人の方が日本人より豊かだ」と言いたいわけではありません。 それを証明できるデータを持っているわけでもありません。 成長国では成功する人がいる一方で、成長の恩恵を受けられない人もいます。 出資には当然、失敗するリスクもあります。 それでも、モンゴルで実際に生活していると、 月10万円〜13万円くらいと聞く給与。 街にあふれる車。 決して安くないマンション。 私が購入したマンションでは約9割がモンゴル人購入者だと聞いたこと。 そして、 給与以外にも商売や出資から収入を得ている人たち。 これらを見ていると、平均給与という一つの数字だけで、その国の人たちの生活水準を判断することは難しいと感じます。 そして、モンゴル、ベトナム、25年ほど前のタイを見てきて、私が特に感じるのは、 成長国の本当の面白さは「給料が上がること」だけではなく、「給料以外から収入や資産を増やせる機会そのものが増えること」なのではないか。 ということです。 だから私は今でも、海外の平均給与を見る時には、その数字だけでは判断しません。 「その国の人たちは、給料以外にどんな方法でお金を増やしているのだろう?」 そこを見る方が、その国の本当の経済や生活を理解するうえで、ずっと重要なのではないかと思っています。 ※この記事の内容は、2026年9月10日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- モンゴル海外送金の現実――手数料0円でも為替レートに約14.4%の差
今回、モンゴルで急に必要な資金が発生し、すぐに送金しなければならなくなりました。 そこで、海外送金サービスのPayForexを利用して、100万円を送った場合の見積もりを確認しました。 PayForexでは、本人確認と送金目的の申告を済ませることで、100万円程度までなら、個別の追加書類を求められずに送金を申し込める場合があります。 急ぎの送金が必要なときに、アプリから手続きできること自体は非常に便利です。 今回の画面に表示された送金手数料は「0円」でした。 しかし、私が驚いたのは送金手数料ではなく、提示された為替レートです。 100万円の送金で約14万4,000円分の差 2026年9月13日に確認した市場の参考レートは、 1円=23.4213トゥグルグ でした。 一方、PayForexが提示したレートは、 1円=20.038473トゥグルグ です。 100万円を送った場合で比較すると、 市場の参考レート:約2,342万トゥグルグ PayForexの受取予定額:約2,004万トゥグルグ 差額:約338万トゥグルグ 市場の参考レートで円に換算すると、約14万4,000円分の差になります。 つまり、送金手数料は0円でも、市場の参考レートとPayForexの提示レートを比較すると、受取額には約14.4%の差がありました。 もちろん、市場の参考レートは、実際にそのまま取引できる価格ではありません。 特にモンゴルトゥグルグは取引量が少なく、日本円から直接交換しにくい通貨です。複数の通貨や中継銀行を経由する費用、為替変動のリスクなども考える必要があります。 それを考慮しても、私にはあまりにも大きな差だと感じられました。 急ぎの送金では、レートが高くても選ばざるを得ない 時間に余裕があれば、複数の送金方法を比較したり、為替レートが改善するまで待ったりすることもできます。 しかし今回は、急に必要な送金が発生したため、ゆっくり比較している時間がありませんでした。 銀行から簡単に送金できず、ほかにすぐ利用できる方法も限られている状況では、為替レートが高いと分かっていても、その方法を選ばざるを得ないことがあります。 ここが、海外に生活や事業の基盤を持つ人にとって、最も困るところです。 数年前は5%程度だった記憶がある 私が数年前にPayForexを利用したときは、市場の参考レートとの差は5%程度だったと記憶しています。 ところが今回、あらためて計算すると約14.4%の差がありました。 100万円で考えると、 差が5%の場合:約5万円 今回の約14.4%の場合:約14万4,000円 負担の違い:約9万4,000円 となります。 ただし、数年前の取引記録と同一条件で比較した数字ではありません。また、数年前と現在では、為替相場、送金経路、提携銀行、モンゴルトゥグルグの流動性なども異なります。 そのため、「PayForexが単純に値上げした」と断定することはできません。 それでも、実際に利用した私の感覚として、以前より大幅に不利な為替条件になったと感じたのは事実です。 モンゴルへの海外送金は銀行でも難しくなった それなら銀行から送ればよいと思うかもしれません。 しかし、私が実際に銀行へ確認した範囲では、現在は新規のモンゴル向け海外送金を受け付けない銀行が多くなっています。 受け付けてもらえる場合でも、送金目的、契約書、資金の出所、受取人との関係、口座名義など、多くの確認が必要になります。 正当に得た自分のお金であっても、海外へ移すことは簡単ではありません。 銀行からは送れない。 外部の海外送金会社を利用すれば、為替レートの差が非常に大きい。 さらに急ぎの支払いが発生すれば、条件が悪くても、その方法を使わざるを得ません。 今は、本当に海外へお金を移すことが難しくなったと感じます。 現金を飛行機で運ぶ方法も簡単ではない 残された方法の一つが、現金を自分で飛行機に乗せて運ぶことです。 しかし、これも決して簡単でも安全でもありません。 私は実際に、日本から出国するときとモンゴルへ入国するときの両方で、必要な申告と審査を受けました。 日本では、100万円相当額を超える現金などを海外へ持ち出す場合、税関への申告が必要です。モンゴルへ入国するときにも、現地で審査を受けました。 さらに、多額の現金を持って通常の出口から移動することには、盗難、紛失、強盗などの危険があります。 そのため私は、モンゴルで正式な審査を受けたうえで、安全確保を目的にVIP出口を利用しました。現地の信頼できる関係者にも空港まで来てもらい、移動中の安全にも細心の注意を払いました。 飛行機で現金を運ぶ場合には、 日本と渡航先の両方で必要な申告をする 資金の出所や使用目的を説明できるようにする 現金の紛失や盗難を防ぐ 空港から目的地までの安全を確保する という負担があります。 したがって、「銀行がだめなら、飛行機で運べばよい」という単純な話ではありません。 海外から日本への送金との違い 海外送金の審査が厳しくなった背景には、マネーロンダリングやテロ資金供与への対策があるといわれています。 その必要性は理解できます。 しかし、私が不思議に感じるのは、日本から海外へ送金することは非常に難しい一方で、海外から日本へ送金するときは比較的スムーズだったことです。 もちろん、海外から日本への送金が、まったく審査されないわけではありません。 送金元の国や銀行ですでに確認を受けており、日本の受取銀行からも、送金目的や資金の出所について説明を求められる場合があります。 それでも、利用者の立場から見ると、 正当に得た自分のお金なのに、日本から海外へ移すことだけが極端に難しい という印象が残ります。 海外に生活基盤を持つ人にとっては深刻な問題 海外旅行で少額を使うだけの人にとっては、それほど大きな問題ではないかもしれません。 しかし、私のように海外に住居や法人を持ち、生活費や事業資金を正当に移動させる必要がある人にとっては、非常に深刻な問題です。 特に今回のように急な支払いが必要になった場合、銀行は利用できない、現金をすぐに持っていくこともできない、外部の送金会社は為替レートが高いという状況になります。 不正資金を防ぐ仕組みは必要です。 しかし、その結果として、正当な生活費や事業資金まで動かしにくくなり、高額な為替差を負担するしかない状況が生まれているのであれば、制度として改善する余地があるのではないでしょうか。 「送金手数料0円」という表示だけを見て、安いと判断してはいけません。 海外送金で本当に確認しなければならないのは、 送った金額ではなく、最終的に相手の口座へいくら入るのか ということです。 数年前より、モンゴルへ資金を移すための選択肢は減り、為替レートの負担も大きくなったように感じます。 今回、急に必要な送金が発生したことで、海外へ正当にお金を移すことの難しさを、あらためて実感しました。 海外送金は「後から確実な詳細説明できる正規の方法」を選ぶことが重要 このような話をすると、「ほかにもお金を移す方法はある」と言われることがあります。 確かに、正規の銀行送金や登録された海外送金サービス以外にも、さまざまな方法があるのかもしれません。 しかし、私は税金の処理でも海外送金でも、後から十分に説明できない方法を利用することは、極めて危険だと考えています。 たとえ正当に得た自分のお金であっても、送金名義や資金の経路が不明確であれば、マネーロンダリングを疑われる可能性があります。口座の利用を止められたり、後から資金の出所や送金目的について、厳しい説明を求められたりすることも考えられます。 これは、私が海外送金で問題になった経験から書いているのではありません。 私は過去に税務調査を受けた経験があります。その経験から、正当な取引であっても、資料や記録、説明が十分でなければ、自分の意図とは異なる見方をされる可能性があると学びました。 だからこそ私は、多少時間や費用がかかったとしても、資金の流れを後からすべて説明できる正規の方法を選ぶことが重要だと考えています。 海外へ自分のお金を移すことが難しくなったからといって、安易にグレーな方法を選ぶべきではありません。 いつ、どこから、どこへ、何の目的で送ったのか。すべてを記録として残し、後から説明できる方法を選ぶ。 遠回りに見えても、それが最終的には自分の信用を守る、最も安全な方法だと思います。 ※この記事の内容は、2026年9月13日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。制度、為替レート、手数料、送金条件などは変更される可能性があります。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- AI時代、経営者が止めるべき仕事とは|業務自動化の判断基準【2026年9月14日現在】
AI時代に経営者が止めるべき仕事とは、人が同じ作業を何度も繰り返している仕事です。 AIの進化によって、企業の仕事の進め方は大きく変わろうとしています。 これまで人が時間をかけて行っていた作業を、AIが自律的に処理できるようになってきました。 この変化の中で経営者に求められるのは、AIを導入することだけではありません。 今すぐやる仕事、自動化する仕事、AIの進化を待つ仕事、やめる仕事を見極めることです。 本記事では、2026年9月14日現在のAIの進化を踏まえ、経営者が止めた方がよい仕事と、業務自動化を進めるときの判断基準について、私の考えをまとめます。 GPT‑6 Astraが示したAIの大きな変化 OpenAIは2026年9月3日、最新モデル「GPT‑6 Astra」を正式発表しました。 GPT‑6 Astraで注目すべきなのは、単に質問へ回答したり、文章を作成したりするだけのAIではないことです。 OpenAIの公式発表では、次のような能力が紹介されています。 パソコンやブラウザを操作する オンラインフォームへ入力する 顧客情報を更新する 調査を行い、文書へまとめる Webサイトやゲームを制作する 高度なソフトウェアを開発する 科学データを分析する 文書、資料、表計算を完成させる 複数の工程がある複雑な仕事を実行する GPT‑6 Astraは、コンピューター操作、ブラウザ操作、ソフトウェア開発、科学、専門業務などで大きく進化したと説明されています。 詳しい機能については、OpenAIのGPT‑6 Astra公式発表で確認できます。 ただし、現時点で「AGIが完成した」とまでは断定できません。 しかし、AIが人から質問されるのを待つ存在から、目的を理解し、複数の作業を進め、成果物を完成させる存在へ変わり始めたことは確かです。 私は、この変化はAGIの予兆といってもよいほど大きなものだと感じています。 ただし、GPT‑6 Astraは一斉公開ではなく、利用者や利用環境によって段階的に提供されています。 AI時代の経営者は仕事を4つに分ける AIの進化が非常に速い現在、新しい事業や仕事をAIへ相談するときは、単に「この計画はどう思いますか」と聞くだけでは不十分です。 私は、必ず次の4つに分けて判断することが大切だと考えています。 1.今すぐやるべき仕事 現在のAIや人の力で実行でき、将来も会社の資産として残る仕事です。 例えば、会社独自の経験、顧客との信頼、業務記録、専門知識などを整理して残すことです。 2.自動化して続ける仕事 必要な仕事ではあるものの、人が毎回同じ作業を繰り返す必要がない仕事です。 データ入力、情報更新、定型資料の作成などが該当します。 3.AIの進化を待つ仕事 現在の技術では費用や手間がかかりすぎるものの、近い将来、AIによって簡単に実現できる可能性が高い仕事です。 高額な費用をかけて独自システムを開発する前に、少し待つという判断も必要になります。 4.やめた方がよい仕事 すでに必要性が低くなっている仕事や、新しいAIの登場によって近いうちに不要になる可能性が高い仕事です。 過去に時間や費用をかけた仕事でも、続ける価値がなくなれば止めなければなりません。 今、経営者が止めた方がよい仕事の例 今、止めた方がよいのは、人が同じ作業を何度も繰り返す仕事です。 例えば、次のような作業です。 記事を一つずつコピーする AI用に同じ文章を何度も整形し直す 記事を更新するたびに、AI側の情報も手作業で修正する 複数のシステムへ同じ情報を繰り返し入力する 毎回ほぼ同じ内容の資料や報告書を手作業で作る 定型メールを一通ずつ作成して送る 複数の担当者が同じ情報を別々に管理する このような繰り返し作業は、人が続けるのではなく、可能な限り自動化してください。 私自身も、ホームページの記事を自分AIへ反映させる作業について、記事を一つずつコピーする方法ではなく、システムによって自動的に取り込む仕組みに変えました。 今後、記事を追加したり修正したりするたびに、人が同じ作業を繰り返す仕組みでは、記事が増えるほど負担も増えてしまいます。 一度仕組みを作れば、その後は人が動かなくても情報が連携される状態を目指すべきです。 単純作業のために人を増やしてはいけない 経営者が今やるべきことは、単純作業を続けるために人を増やすことではありません。 人を採用する前に、まず次の点を確認する必要があります。 その仕事は本当に必要なのか 仕事自体をやめられないか 手順を簡単にできないか AIやシステムで自動化できないか 人にしかできない部分はどこか AIによる業務自動化を進めれば、人を減らすことだけが目的になるわけではありません。 社員が単純作業から離れ、顧客との対話、現場での対応、判断、改善、新しい企画など、人にしかできない仕事へ集中できるようになります。 新しいAIへ載せ替えられる仕組みを作る AIの進化が速い時代には、特定のAIだけに会社の情報を依存させることも危険です。 将来、GPT‑6 Astraを超える高性能なAIが登場する可能性があります。 そのたびに会社の情報を最初から入力し直していたのでは、大変な時間と費用がかかります。 文章、画像、顧客情報、業務記録、社内の知識などの元データは、整理して会社側に残しておく必要があります。 そして新しいAIが登場したときは、蓄積した情報を作り直すのではなく、頭脳部分となるAIだけを更新できる仕組みを作ることが理想です。 一度作った情報が自動で連携され、元の情報を修正すれば、関連するAIやシステムにも反映される状態を目指します。 必要のない仕事まで自動化してはいけない ただし、何でも自動化すればよいわけではありません。 必要のない仕事や間違った手順をそのまま自動化すると、無駄な作業を高速で繰り返すことになります。 業務を自動化する前に、次の順番で判断することが重要です。 この仕事は本当に必要か 仕事そのものをやめられないか 作業を簡単にできないか それでも必要なら自動化できないか 最後に、人が担当する部分を決める 自動化とは、現在の仕事をそのまま機械へ渡すことではありません。 仕事の目的と手順を見直し、人が本当に必要な部分へ集中できる仕組みを作ることです。 AIの提案も定期的に見直す AIへ相談しても、提案や予測が外れることはあります。 AIに判断能力がないからではありません。 AI自身の進化や社会の変化が、AIの予測を上回るほど速くなっているからです。 2026年9月14日現在は正しい判断でも、数か月後には状況が変わっている可能性があります。 そのため、一度決めた方針を何年も守り続けるのではなく、定期的に最新のAIで見直す必要があります。 今も人が行う必要があるのか 新しく自動化できるようになっていないか AIの進化を待っていた仕事は始められる段階になったか 続けている仕事の中に、もう止めるべきものはないか AIの回答内容や判断精度に問題はないか AI時代の経営では、最初に選んだ方法へ固執しないことが重要です。 経営者に必要なのは「始める判断」と「止める判断」 これからの経営では、新しい仕事を始める能力だけでなく、古くなった仕事を止める能力が重要になります。 人を採用する前に、自動化できないかを考える。 新しいシステムへ大きな費用をかける前に、AIの進化を待つべきかを考える。 長年続けてきた仕事でも、必要性がなくなれば止める。 そして人には、経験、責任、信頼、対話、現場対応、最終判断など、本当に人が必要な仕事へ集中してもらう。 AI時代の経営者に求められるのは、AIを使う技術だけではありません。 今すぐやる仕事、自動化して続ける仕事、AIの進化を待つ仕事、やめる仕事を見極める判断力です。 今後、GPT‑6 Astraを超える新しいAIが登場しても、この4つの判断基準そのものは変わらないと私は考えています。 ※本記事は2026年9月14日現在の情報と、筆者の経験・見解をもとに作成しています。
- 数年前なら、一人では不可能だった──AIと作った500記事で分かったこと
この1か月足らずで、私はAIを使いながら500本以上の記事を書き、一人でホームページを作り込んできました。 数年前であれば、ほぼ不可能だった作業だと思います。 記事を書く人、文章を整える人、画像を作る人、ホームページへ掲載する人、カテゴリーやタグを整理する人、SEOを考える人。 本来なら複数の専門家や担当者が必要だった仕事です。 それを一人で進めれば、一年以上かかっても不思議ではありません。外部へ依頼すれば、かなりの費用も必要になったでしょう。 しかし現在は、AIを使うことで、その作業の多くを一人で進められるようになりました。 AIが勝手に500記事を書いたわけではない 誤解されやすいのですが、AIへ「記事を500本作ってください」と頼み、自動的に完成したわけではありません。 記事の材料になったのは、過去にFacebookなどへ投稿してきた内容と、私自身が実際に経験してきたことです。 35年以上にわたる会社経営、税務調査、事業売却、太陽光発電、古民家再生、車の修理、海外投資、モンゴルでの生活や不動産購入など、すべて私自身の実体験が土台になっています。 AIには、経験そのものはありません。 私が実際に体験したことや、そのときに考えたことを伝え、AIに文章を整理してもらい、不足している情報を調べて確認し、表現を修正しながら、一つずつ記事にしてきました。 つまり、記事の材料と判断は私が出し、AIによって文章作成と編集の速度を大きく上げたということです。 つまり、 私の経験が材料で、AIが加工と整理を助ける。 という関係です。 短縮されたのは、文章を書く時間だけではない AIによって短くなったのは、執筆時間だけではありません。 記事構成を考える 分かりにくい文章を整える 情報の正確性を確認する タイトルを考える 画像を作る カテゴリーを分類する タグを選ぶ 関連記事を探す SEO上の問題を確認する ホームページの操作方法を調べる こうした周辺作業まで、AIが手伝えるようになっています。 特に驚いたのは、数百本の記事の中から、内容の近い関連記事を探せるようになったことです。 人間が500本以上の記事をすべて読み直し、組み合わせを考えるには膨大な時間がかかります。 AIは完璧ではありませんが、候補を短時間で絞り込めます。最後に人間が確認するだけでも、作業時間は大きく変わります。 記事を作るより、整理するほうが大変だった 実際にやって分かったのは、記事は書いて終わりではないということです。 記事が増えるほど、 カテゴリー、タグ、内部リンク、画像、タイトル、読者の導線 を整理する必要があります。 500本以上になると、ホームページは単なる記事の集合ではなく、一つの情報データベースに近くなります。 そして、記事を書く作業以上に、この整理作業のほうが大変でした。 しかし、この部分にもAIが入り始めています。 これは、AIが文章を作れるようになったこと以上に大きな変化かもしれません。 一人と一社の境目が曖昧になってきた これまでは、個人にできることと、会社にできることには大きな差がありました。 会社には人員、資金、専門部署があり、個人には時間と能力の限界があったからです。 ところがAIを使えば、一人でも、 文章、画像、調査、翻訳、分析、サイト制作、情報整理 を並行して進められます。 もちろん、大企業とまったく同じことができるわけではありません。 それでも、特定の分野に絞れば、一人でも小さな会社や専門チームに近い仕事量を出せる時代に入ったと感じます。 記事の本数だけでは価値にならない 一方で、500本書けば、それだけで価値が生まれるわけではありません。 AIを使えば、一般的な内容の記事は誰でも大量に作れるようになります。 その結果、インターネット上には似たような文章が増え、一般論だけの記事は、今後ますます値段がつきにくくなるでしょう。 だから重要になるのは、 AIには体験できない材料を、人間が持っているか。 ということです。 実際に買った。 実際に失敗した。 実際に現地へ行った。 実際に経営した。 実際に税務調査を受けた。 こうした体験は、AIが自分で作ることはできません。 AI時代には、文章力だけでなく、何を経験し、何を材料として提供できるかが、記事の価値を左右するようになると思います。 今、現役の経営者だったら もし今も私が現役の経営者だったら、設備投資、営業、人材採用と同じくらい、AIの進化を知ることに時間を使っていたと思います。 なぜならAIは、単に仕事を速くするだけではないからです。 昨日まで人に依頼していた仕事の価格を下げ、必要な人数を変え、会社の作り方そのものを変えていきます。 経営者にとって本当に怖いのは、AIを使っていないこと以上に、 自社が提供している仕事の価値が下がっていることに、気づかないこと。 ではないでしょうか。 まとめ 私はこの1か月足らずで、AIを使いながら500本以上の記事を書き、一人でホームページを作り込んできました。 数年前なら、一年以上かかったか、途中で諦めていた可能性が高い作業です。 今回の経験で実感したのは、AIは単なる文章作成ツールではないということです。 人間の経験を整理し、形にし、発信し、さらに大量の情報をつなぎ直すところまで入り始めています。 これから大切になるのは、AIに何を書かせるかだけではありません。 自分にしかない経験を、AIを使ってどこまで価値ある形に変えられるか。 一人でできる仕事の限界は、すでに大きく動き始めています。
- バトエルデネとは?日本では知られていないモンゴル相撲の英雄とその功績
Бөхийн Өргөө(ブフ・オルゴー)に掲げられているバトエルデネ氏。写真下部の銘板にも氏名と「ダルハン・アヴァルガ」の称号が記されています。筆者撮影。 バトエルデネ氏がモンゴルで英雄と呼ばれる理由 日本では、モンゴルと聞くと、朝青龍や白鵬など、日本の大相撲で活躍した力士を思い浮かべる人が多いと思います。 しかしモンゴルには、日本ではそれほど知られていなくても、歴史上の人物ではなく、現代モンゴルを象徴する英雄として国民から広く知られている人物がいます。スポーツだけでなく、教育、政治、そしてモンゴルの歴史や文化を守る活動にも関わってきました。 その一人が、 バドマーニャムブー・バトエルデネ(Badmaanyambuu Bat-Erdene/Бадмаанямбуугийн Бат-Эрдэнэ)氏です。 項目 内容 名前 バドマーニャムブー・バトエルデネ 生年 1964年 出身 モンゴル・ヘンティ県 相撲の称号 ダルハン・アヴァルガ(最高位) 国家ナーダム 通算12回優勝・8連覇 主な公職 国会議員、国防大臣 国家称号 モンゴル国労働英雄 Бөхийн Өргөө(ブフ・オルゴー)に掲げられているバトエルデネ氏。写真下部の銘板にも氏名と「ダルハン・アヴァルガ」の称号が記されています。筆者撮影。 私自身、モンゴルとの関わりが深くなる中で、この人物について知る機会がありました。 最初はモンゴル相撲で有名な人物という程度の認識でした。 しかし、その経歴を調べ、さらに現地で話を聞いていくと、単なる「有名な元スポーツ選手」ではないことが分かってきました。 モンゴルを代表する「大横綱」 バトエルデネ氏は1964年、モンゴルのヘンティ県に生まれました。 モンゴルの伝統的な国民競技であるモンゴル相撲で頂点を極め、「ダルハン・アヴァルガ」という最高位の称号を持つ人物です。 モンゴル相撲は、単なるスポーツではありません。 毎年行われる国家的祭典「ナーダム」の中心となる競技の一つであり、モンゴルの歴史、文化、民族としての誇りとも深く結びついています。 その世界で長年にわたり頂点に立った人物です。 さらにバトエルデネ氏は、柔道やサンボなどでも高い実績を残しています。 そして1998年には、モンゴル国から**「労働英雄(Labor Hero of Mongolia)」**の称号を授与されています。 モンゴル国会の公式プロフィールにも、この称号と「Great Champion」であることが記載されています。 自分が成功するだけではなく、次の世代を育てる バトエルデネ氏について調べていて、私が特に興味を持ったのが教育への取り組みです。 自身がスポーツの世界で大きな成功を収めた後、次の世代を育てるための教育にも力を入れました。 その代表的なものが、AVARGA(АВАРГА)体育大学です。 筆者撮影。 台湾の国立体育大学の公式資料にも、バトエルデネ氏はAVARGA体育学院の創設者として紹介されており、2009年には名誉博士号を授与されています。 つまり、自分自身が英雄的なスポーツ選手になっただけではありません。 自分の後に続く若者たちが世界へ挑戦できる場所までつくった人物なのです。 スポーツ界から政治の世界へ 筆者撮影。 そしてバトエルデネ氏の人生は、さらに大きく展開していきます。 2004年から国会議員を長く務め、その後、モンゴル国防大臣にも就任しました。 さらに2013年には、モンゴル大統領選挙に立候補しています。 しかも、名前だけを連ねた候補者ではありません。 主要候補として選挙を戦い、約42%の票を獲得しました。 大統領には届きませんでしたが、国民の非常に大きな支持を得た人物だったことが分かります。 「モンゴル相撲の英雄が政治家になった」というだけではなく、 大統領候補になるところまで国民から支持された人物だった ということです。 私も、この経歴を詳しく知って、改めて驚きました。 破壊されたバルダン・ベレーヴェン寺院の復興 筆者撮影。 そして、もう一つ紹介しておきたいことがあります。 ヘンティ県には、**バルダン・ベレーヴェン寺院(Baldan Bereeven Monastery)**という歴史ある仏教寺院があります。 かつては非常に多くの僧侶が暮らしたモンゴル東部を代表する仏教施設でしたが、20世紀の宗教弾圧によって大きな被害を受けました。 筆者撮影。 民主化後、この歴史的な寺院を復興する活動が始まります。 バトエルデネ氏が、この寺院の復興に深く関わってきたことについては、公開されているモンゴル側の資料からも確認できます。 しかし、ここからは公開資料ではなく、私が現地の身近な方から直接聞いた話です。 バトエルデネ氏が寺院の復興に携わった際には、本人だけではなく家族も一緒になって、半年ほど現地に泊まり込みながら復興活動に携わった時期があったそうです。 この「半年」という具体的な期間については、私は公開資料では確認できていません。 そのため、これはあくまで現地で直接聞いた話として紹介しておきたいと思います。 バルダン・ベレーヴェン寺院の復興に、家族とともに バトエルデネ氏について、現地の身近な方から聞いた話の中で、特に私の印象に残っていることがあります。 バルダン・ベレーヴェン寺院の復興に携わった際、バトエルデネ氏だけではなく家族も一緒に現地へ入り、半年ほど生活しながら復興に携わった時期があったそうです。 私が現地を訪れた際には、そのとき生活していたと聞く円形の建物も実際に見ることができました。 この「半年間そこで生活した」という具体的な話については、公開資料から確認したものではなく、現地の身近な方から直接聞いた話です。 しかし、バトエルデネ氏自身が寺院復興に関わってきたことについては公開資料からも確認できます。 スポーツ界の英雄となり、後に国会議員や国防大臣、大統領候補にまでなった人物が、家族とともにこうした場所で生活しながら、自国の歴史的な寺院の復興に関わっていた――。 私はこの話を聞いて、肩書や記録だけでは分からない、バトエルデネ氏という人物の別の一面を感じました。 しかし、この話を聞いたとき、私はバトエルデネ氏がモンゴルで尊敬される理由は、スポーツの記録や政治家としての肩書だけではないのではないかと感じました。 国の歴史や文化を残すために、自分自身が現場に入る。 しかも家族も一緒になって取り組む。 現地の身近な方から聞いた話では、バトエルデネ氏は寺院そのものの復興だけではなく、バルダン・ベレーヴェン寺院へ向かうヘンティ県の道路など、周辺のインフラ整備にも力を尽くしたそうです。 バルダン・ベレーヴェン寺院で撮影。中央の円形の建物は、寺院復興当時にバトエルデネ氏と家族が復興のために生活していた場所だと現地の身近な方から聞きました。筆者撮影。 そうした部分にも、この人物の考え方が表れているように思います。 筆者撮影。 モンゴル国会内部に展示されている歴代国会議員の写真。バトエルデネ氏は長年にわたり国会議員を務めました。私が国会内部を訪れた際に撮影。 後藤友亮とMunkhsukh Frunzye(モギ)氏、モンゴル国会関係者との記念写真 バトエルデネ氏は2004年–2024年と長年にわたり、20年間モンゴル国会議員を務めてきました。私が実際にモンゴル国会を訪れた際、歴代議員のパネルを見ると、その長い政治活動を目で確認することができました。 「次は若い人たちへ」 もう一つ、現地で聞いた印象的な話があります。 バトエルデネ氏が政界の第一線から退くことを決めた背景には、 「これからは若い人たちに活躍する場所を与えたい」 という考えがあったそうです。 これについても、私は本人の公式発言として確認したものではありません。 したがって事実として断定するのではなく、身近な方から聞いた話として紹介します。 ただ、これまでの人生を見ると、とても興味深いつながりを感じます。 自分がスポーツの頂点に立った。 その後、若い選手を育てる学校をつくった。 政治家として国のために活動した。 そして最後には、自分がいつまでもその場所にいるのではなく、次の世代に場所を譲る。 もしそこに一貫した考え方があるのだとすれば、私は非常に興味深い生き方だと思います。 なぜ日本では、ほとんど知られていないのだろう 歴史上の英雄だけではなく、現在も生きているこれほどの経歴を持つ人物ですが、日本ではバトエルデネ氏の名前を知っている人は、それほどいないと思います。 しかし隣国モンゴルには、日本では知られていない歴史があり、文化があり、そして多くの人物がいます。 私自身、モンゴルへ行き、人と出会い、現地で話を聞くようになって初めて知ったことがたくさんあります。 バトエルデネ氏について知ったことも、その一つです。 大横綱として国民を沸かせる。次の世代を育てる学校をつくる。 政治家となり、国防大臣を務める。 大統領候補として国民の審判を受ける。 そして、自国の歴史ある寺院の復興にも携わる。 「英雄」という言葉には、いろいろな意味があります。 単に強い人、有名な人、地位の高い人を英雄と呼ぶのではないのかもしれません。 自分が得たものを、次の世代や自分の国へ返していく。 バトエルデネ氏の人生を知ると、そんなことを考えさせられます。 日本ではまだあまり知られていない人物だからこそ、モンゴルという国を知る一つの入口として、日本の人たちにも紹介したいと思い、この記事を書きました。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- 古民家の塗装用足場――2棟目の小屋に設置して感じた作業の違い
浜松市天竜区阿多古で、古民家の塗装用足場を2棟目の小屋の3面に設置しました。 使い慣れた資材を活用し、今回の設置作業は一人で約30分でした。午前中には天井の塗装も行い、午後は次の小屋の作業に向けた準備を進めました。 古民家の塗装用足場で、作業が進めやすくなる 実際に足場を使って施工すると、その存在が欠かせないことを改めて感じます。 今回の作業では、足場がない場合と比べて、塗装などの作業効率が体感で3〜5倍ほどに上がるように感じました。厳密に計測した数字ではありませんが、移動や作業姿勢の取りやすさには大きな違いがあります。 細かな部分にも、落ち着いて手をかけられる 足場の良さは、作業の速さだけではありません。 霧よけなどの細かな部分にも手が届きやすくなり、落ち着いて丁寧に作業を進められます。古民家は軒先や木部など、手をかけたい場所が多いため、作業する場所を整える大切さを実感しました。 一棟ずつ、自分のペースで修繕する 小屋1棟目に続き、2棟目の作業へ進みました。 すべてを一度に仕上げるのではなく、準備と施工を重ねながら、一棟ずつ整えていきます。時間はかかりますが、細かな部分まで自分の手で仕上げられることも、古民家DIYの楽しさです。 ※設置時間は、使い慣れた資材で行った今回の作業記録です。足場の組立方法や安全性を解説する記事ではありません。経験のない方は、この時間を目安にせず専門業者に相談してください。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- 古民家の内壁DIY――離れの工事を一人で少しずつ進めています
2026年3月5日、浜松市天竜区の古民家で、離れの内部の壁の工事に入りました。 今回の古民家の内壁DIYも、基本的には一人で、自分のペースで進めています。 ただ、数台の車やバイクの修理も並行しているため、一つの作業だけに集中できず、思うように進まない日もあります。 古民家の内壁DIYを、一人で進める良さ 時間はかかりますが、悪いことばかりではありません。 一人で作業しているからこそ、途中で「こうした方がよい」と思いついた変更を、その場で反映できます。 実際の部屋を見ながら考え、手を動かしながら決めていく。この柔軟さは、自分で工事をする楽しさの一つです。 見えにくい部分も、確認しながら直す 工事を進めると、普段は見えにくい壁の中や床下などを確認する機会もあります。 不具合に気づいたとき、仕上げを急ぐのではなく、いったん立ち止まって修理に時間をかけられることも、自分で進める良さだと感じています。 表面をきれいにするだけでなく、気になった部分を確認しながら整えていきたいと思っています。 もちろん、すべてを自分で直すという意味ではありません。自分では判断できないことや、専門的な対応が必要な部分は、職人さんの力も借りながら進めます。 急がず、自分の手で仕上げていく 車やバイクの修理と、古民家の工事。作業が重なると、完成までの時間は長くなります。 それでも、一つずつ手を入れることで、少しずつ形になっていきます。 早く完成させることだけを目標にせず、途中の工夫や発見も楽しみながら、自分の手で仕上げていこうと思います。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/
- 古民家の和室の漆喰DIY――6畳の壁をイエローで仕上げました
浜松市天竜区の古民家で、和室の漆喰DIYに取り組みました。6畳の部屋の壁をイエローで仕上げ、18kg缶2缶で少し余りました。作業は1日約2〜3時間ずつ、3日間で完成しました。 今回施工したのは、6畳の部屋の壁です。色はイエローを選びました。 古い木の柱や天井を残しながら壁の色を変えるだけでも、部屋の印象は大きく変わります。明るさと温かみのある、落ち着いた和室になりました。 和室の漆喰DIYに使った量は18kg缶約2缶 漆喰は18kg缶を2缶用意し、施工後には少し余りました。今回の6畳の和室では、使用量は合計36kg弱だったことになります。 ただし、6畳という広さだけで必要量が決まるわけではありません。窓や襖の面積、壁の高さ、下地の状態、塗る厚さによって変わるため、私の施工例として参考にしていただければと思います。 1日2〜3時間ずつ、3日間で完成 作業は1日約2〜3時間ずつ進め、想定どおり3日間で終わりました。合計の作業時間は、およそ6〜9時間です。 今回の作業量なら、朝から夕方まで集中して取り組めば、8時間程度の1日作業にまとめられそうだと感じました。 ただし、これは私の作業時間から考えた目安です。下地処理や養生、塗り重ねに必要な待ち時間、乾燥まで含めて、必ず1日で完了できるという意味ではありません。 私の場合は、無理に一日で終わらせず、自分のペースで少しずつ進める方法が合っていました。 イエローは下地を隠しやすく感じました 実際に塗ってみて印象に残ったのは、イエローの色の出しやすさです。 今回の壁では、1回塗りでも仕上がりにできそうと感じるほど、下地がよく隠れました。 一方、別の部屋で黒い漆喰を塗った際には、薄塗りだと明るい下地が透け、しっかり色を出すために苦労しました。 下地や施工条件が同じではないため、使用量の違いをすべて色のせいとは言えません。それでも、私が施工した壁では、イエローの方が下地を隠しやすく、色を出しやすいという違いを感じました。 漆喰を選ぶときは、好みの色だけでなく、実際の下地で試し塗りをしておくと、仕上がりや必要量を考えやすくなると思います。 古い木部を活かしながら、自分で部屋を整える 古民家の修繕では、すべてを新しく交換しなくても、今あるものを活かしながら雰囲気を変えられます。 今回は、古い木部とイエローの漆喰の組み合わせによって、和室の印象を変えることができました。 材料の量や作業時間を自分で確かめながら、一部屋ずつ整えていく。手間はかかりますが、完成した部屋を見ると、その過程も含めて古民家DIYの楽しさだと感じます。 使用した漆喰「うま~くヌレール」イエロー・18kg Amazonで見る・価格と在庫を確認する 施工道具の参考:うま~くヌレール こて板 UK240・こて UK220セット Amazonで見る・価格と在庫を確認する ※広告リンクです。 協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE 静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/ Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。












