モンゴルの定期預金は本当に高金利?――法人で実際に年14.5%で運用して分かったこと
- 後藤 友亮

- 13 時間前
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私はモンゴルに法人を持っており、法人資金の一部をモンゴルの大手銀行の定期預金で運用しています。
現在、私が実際に利用しているモンゴルトゥグルグ(MNT)の法人定期預金の昨年の金利は、年14.5%です。
日本で生活している感覚からすると、
「定期預金で年14.5%?」
と驚く数字だと思います。
しかし、実際にモンゴルで法人を運営し、銀行口座を持ち、不動産まで購入してみると、私は単純に「14.5%だから得」という見方はしていません。
高金利には、高金利になるだけの理由があります。
今回は、私自身が実際にモンゴルでお金を動かしてきた経験から、モンゴルの定期預金について書いてみたいと思います。
モンゴルの定期預金はなぜ金利が高いのか
まず、日本とモンゴルでは経済環境そのものが違います。
モンゴルでは物価上昇率も高く、2026年6月のインフレ率は前年同月比12.0%まで上昇しました。
一方で、鉱業を中心に経済成長も続いています。IMFによると、2026年の成長率は5.8%が見込まれています。
つまり、
高い経済成長↓高い資金需要↓高いインフレ↓高い金利
という、日本とはかなり違う世界があります。
ですから、年14.5%という数字だけを見て、
「ものすごく儲かる」
と考えるのは違うと思っています。
私の場合は「円に戻す」ことを前提にしていない
ここが、私のモンゴルでの資金運用ではかなり重要なところです。
私はモンゴルに法人があり、不動産も所有しています。
そのため、モンゴルで持っている資金を、基本的には日本円に戻すことを前提にしていません。
私が考えているのは、
トゥグルグで保有する→ 定期預金で金利を受け取る→ モンゴル国内で再投資する→ 必要になればモンゴル国内で使う
という流れです。
円に戻すことを前提とした投資なら、トゥグルグと円の為替変動を常に考えなければなりません。
しかし、モンゴル国内で再投資する資金なら、毎日の円換算の損益だけを見ても、あまり意味がないと私は考えています。
実際に定期預金の利益をマンション購入に使った
これは机上の計算ではなく、私が実際に経験したことです。
以前、モンゴルでマンションを購入するまで、購入資金を約1年間トゥグルグで保有していました。
その間に定期預金などから得られた運用益は、日本円換算で約250万円になりました。
その後、約2,800万円でマンションを購入しました。
つまり私の感覚では、
購入価格 約2,800万円- それまでの運用益 約250万円= 自己資金ベースの実質負担 約2,550万円
ということになります。
もちろん、マンションそのものを2,550万円で買ったわけではありません。
あくまで、それまでに得た運用益を購入資金に充当できたので、自分の元本から見た実質的な負担が約2,550万円だったという意味です。
そして購入したマンションも、その後、価格が約10%上昇しています。
ここで私は、モンゴルの高金利の意味を実感しました。
高金利だけでなく「その後どう使うか」が重要
もし定期預金の満期が来るたびにトゥグルグを円に戻すのであれば、為替によって利益が大きく変わります。
しかし私の場合は違います。
預金 → 金利 → 不動産などへの再投資
という形で、モンゴル国内で資金を循環させることができます。
これが、私がモンゴルの定期預金を利用している大きな理由です。
もちろん14.5%にはリスクがある
ここは非常に重要です。
モンゴルの定期預金が年14.5%だからといって、日本の低金利預金と同じ感覚で比較することはできません。
考える必要があるのは、
トゥグルグの為替変動、インフレ、銀行の信用リスク、モンゴル経済、資源価格、政治・制度変更
などです。
特にモンゴルは資源国です。
2026年は銅を中心とした鉱業が経済成長を支えていますが、その一方で中国経済や資源価格の影響も強く受けます。
高金利は「無料でもらえる利益」ではありません。
リスクがあるから金利も高い。
私はそう考えています。
それでも私がモンゴルの定期預金を利用する理由
結局、私にとって一番重要なのは金利の数字だけではありません。
私はモンゴルに法人があり、不動産があり、今後もモンゴル国内で資金を使う可能性があります。
だから、
日本円 → トゥグルグ → 高金利定期預金 → モンゴル国内への再投資
という流れに意味があります。
もし私が日本に住んでいて、モンゴルとの接点もなく、1年後に必ず円へ戻すつもりなら、同じ判断をするとは限りません。
投資は「金利が何%か」だけではなく、
そのお金を、どこで、何のために使うのか
まで考えないと、本当の意味での損得は分からないと思います。
モンゴルで実際に資金を動かして分かったこと
私はモンゴルへ行く前、高金利という数字だけを見ることもありました。
しかし、実際に法人を作り、銀行口座を開き、定期預金を利用し、不動産を購入してみると、見方が変わりました。
高金利・インフレ・経済成長・為替・不動産価格は、それぞれ別の話ではありません。
すべてつながっています。
私にとってモンゴルの定期預金は、単に「14.5%の利息をもらう商品」ではありません。
モンゴル国内で資産を循環させるための一つの手段になっています。
そして、これからモンゴル経済が成長していく中で、この高金利がどう変化していくのか。
実際に自分のお金を動かしながら、今後も見ていきたいと思っています。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/




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