数年前なら、一人では不可能だった──AIと作った500記事で分かったこと
- 後藤 友亮

- 4 時間前
- 読了時間: 5分

この1か月足らずで、私はAIを使いながら500本以上の記事を書き、一人でホームページを作り込んできました。
数年前であれば、ほぼ不可能だった作業だと思います。
記事を書く人、文章を整える人、画像を作る人、ホームページへ掲載する人、カテゴリーやタグを整理する人、SEOを考える人。
本来なら複数の専門家や担当者が必要だった仕事です。
それを一人で進めれば、一年以上かかっても不思議ではありません。外部へ依頼すれば、かなりの費用も必要になったでしょう。
しかし現在は、AIを使うことで、その作業の多くを一人で進められるようになりました。
AIが勝手に500記事を書いたわけではない
誤解されやすいのですが、AIへ「記事を500本作ってください」と頼み、自動的に完成したわけではありません。
記事の材料になったのは、私自身が経験してきたことです。
35年以上の経営、税務調査、事業売却、太陽光発電、古民家再生、車の修理、海外投資、モンゴルでの生活や不動産購入。
AIには経験そのものはありません。
私が実際に体験したことや、そのとき考えたことを伝え、AIに文章を整理してもらい、足りない情報を調べ、表現を修正しながら、一つずつ記事にしてきました。
つまり、
私の経験が材料で、AIが加工と整理を助ける。
という関係です。
短縮されたのは、文章を書く時間だけではない
AIによって短くなったのは、執筆時間だけではありません。
記事構成を考える
分かりにくい文章を整える
情報の正確性を確認する
タイトルを考える
画像を作る
カテゴリーを分類する
タグを選ぶ
関連記事を探す
SEO上の問題を確認する
ホームページの操作方法を調べる
こうした周辺作業まで、AIが手伝えるようになっています。
特に驚いたのは、数百本の記事の中から、内容の近い関連記事を探せるようになったことです。
人間が500本以上の記事をすべて読み直し、組み合わせを考えるには膨大な時間がかかります。
AIは完璧ではありませんが、候補を短時間で絞り込めます。最後に人間が確認するだけでも、作業時間は大きく変わります。
記事を作るより、整理するほうが大変だった
実際にやって分かったのは、記事は書いて終わりではないということです。
記事が増えるほど、
カテゴリー、タグ、内部リンク、画像、タイトル、読者の導線
を整理する必要があります。
500本以上になると、ホームページは単なる記事の集合ではなく、一つの情報データベースに近くなります。
そして、記事を書く作業以上に、この整理作業のほうが大変でした。
しかし、この部分にもAIが入り始めています。
これは、AIが文章を作れるようになったこと以上に大きな変化かもしれません。
一人と一社の境目が曖昧になってきた
これまでは、個人にできることと、会社にできることには大きな差がありました。
会社には人員、資金、専門部署があり、個人には時間と能力の限界があったからです。
ところがAIを使えば、一人でも、
文章、画像、調査、翻訳、分析、サイト制作、情報整理
を並行して進められます。
もちろん、大企業とまったく同じことができるわけではありません。
それでも、特定の分野に絞れば、一人でも小さな会社や専門チームに近い仕事量を出せる時代に入ったと感じます。
記事の本数だけでは価値にならない
一方で、500本書けば、それだけで価値が生まれるわけではありません。
AIを使えば、一般的な内容の記事は誰でも大量に作れるようになります。
その結果、インターネット上には似たような文章が増え、一般論だけの記事は、今後ますます値段がつきにくくなるでしょう。
だから重要になるのは、
AIには体験できない材料を、人間が持っているか。
ということです。
実際に買った。
実際に失敗した。
実際に現地へ行った。
実際に経営した。
実際に税務調査を受けた。
こうした体験は、AIが自分で作ることはできません。
AI時代には、文章力だけでなく、何を経験し、何を材料として提供できるかが、記事の価値を左右するようになると思います。
今、現役の経営者だったら
もし今も私が現役の経営者だったら、設備投資、営業、人材採用と同じくらい、AIの進化を知ることに時間を使っていたと思います。
なぜならAIは、単に仕事を速くするだけではないからです。
昨日まで人に依頼していた仕事の価格を下げ、必要な人数を変え、会社の作り方そのものを変えていきます。
経営者にとって本当に怖いのは、AIを使っていないこと以上に、
自社が提供している仕事の価値が下がっていることに、気づかないこと。
ではないでしょうか。
まとめ
私はこの1か月足らずで、AIを使いながら500本以上の記事を書き、一人でホームページを作り込んできました。
数年前なら、一年以上かかったか、途中で諦めていた可能性が高い作業です。
今回の経験で実感したのは、AIは単なる文章作成ツールではないということです。
人間の経験を整理し、形にし、発信し、さらに大量の情報をつなぎ直すところまで入り始めています。
これから大切になるのは、AIに何を書かせるかだけではありません。
自分にしかない経験を、AIを使ってどこまで価値ある形に変えられるか。
一人でできる仕事の限界は、すでに大きく動き始めています。



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