top of page
検索


自動操縦のまま、飛んでいませんか
夕飯を何にするか、決められない日があります。 冷蔵庫を開けて、閉めて、また開けて。 たいした問題じゃないのに、決まらない。 前の記事で「頭のタブが開きっぱなし」の話を書きましたが、 今日はもう少し、その先の話をさせてください。 「ちゃんと考えて決める」が、贅沢になった 社会心理学者のチャルディーニという人が書いた 『影響力の武器』という本の中に、こんな話が出てきます。 現代の暮らしはあまりに速く、情報はあまりに多い。 だから私たちは、自分にとって大事なことについてさえ、じっくり考えてから決めるということが、だんだんできなくなっている。 目の前の問題は複雑で。 時間は足りなくて。 気を散らせるものは、そこらじゅうにあふれていて。 そうなると人は、手っ取り早いやり方を選ぶしかなくなる、と。 (出典:ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器[第三版]なぜ、人は動かされるのか』 社会行動研究会 訳、誠信書房、2014年。上記は原文の引用ではなく、要旨をわたしの言葉でまとめたものです) 自動操縦は、たったひとつの信号で動く 同じ本の第1章に、七面鳥の話が
chise73
6 日前読了時間: 4分


頭が回らない日は、頭の中の席が埋まっているだけ。
さっき自分がどこに鍵を置いたか、思い出せない。 簡単な計算を、間違える。 ポカミスをしてしまう。 そういう日、ありませんか。 わたしはあります。 しかもだいたい、 「他に気になっていることが山ほどある日」に限って起こります。 ちょっと有名な研究の話 2013年に、科学誌『Science』にこんな研究が載りました。 研究チームは、ショッピングモールで買い物客に声をかけて、「車が故障して修理代がかかる」という場面を想像してもらいました。 そのうえで、頭の回転を測るテストを受けてもらいます。 修理代が安い設定のときは、みんな普通にできました。でも、修理代が高い設定になったとたん、 経済的に余裕のない人たちのグループだけ、成績が下がったそうです。 もうひとつ、インドの農家の方たちを追った調査もありました。 同じ人が、収穫前(お金がない時期)と収穫後(お金が入った時期)で同じテストを受けると、収穫前のほうが成績が落ちていた、という結果でした。 論文では、この下がりかたを 「IQに換算するとおよそ13ポイントぶんに相当する」と表現しています。 ※出典:Man
chise73
8月13日読了時間: 3分
bottom of page
