モンゴルの人口ピラミッドを日本と比較|人口の約77%が44歳以下の若い国

モンゴルの人口ピラミッドを日本と比較すると、両国の人口構造がまったく違うことが分かります。
モンゴルの総人口は、2025年時点で約359万人です。日本と比べれば人口の少ない国ですが、国の将来性を考えるとき、総人口だけを見ても本当の姿は分かりません。
より重要なのは、子ども、若者、働く世代、高齢者が、人口全体の何%を占めているのかという「年齢構成」です。
モンゴルでは、人口の約77%が44歳以下です。人口ピラミッドを見ると、日本とは対照的な「若い国」であることがよく分かります。
モンゴルと日本の人口ピラミッドを比較
年齢層 | モンゴル | 日本 |
0~14歳 | 約32% | 約11% |
15~44歳 | 約45% | 約32% |
45~64歳 | 約18% | 約28% |
65歳以上 | 約5% | 約29% |
年齢中央値 | 約27~28歳 | 約50歳 |
※数値は2023~2025年頃の各種統計を基にした概数です。統計年や集計方法によって多少異なります。
モンゴル人口の重要ポイント
0~14歳:約32%
15~44歳:約45%
45~64歳:約18%
65歳以上:約5%
44歳以下:約77%
年齢中央値:約27~28歳
モンゴルは、人口の約4人に3人が44歳以下の若い国です。
モンゴルでは、約3人に1人が14歳以下です。
さらに、15~44歳が約45%を占めており、子どもと若い世代を合わせると人口全体の約77%になります。
一方、65歳以上は約5%です。
日本では65歳以上が約29%を占めるため、両国の人口ピラミッドは正反対に近い形になっています。
モンゴルの人口ピラミッドは「成長型」
モンゴルの人口ピラミッドは、子どもと若い世代が多く、年齢が上がるほど人数が少なくなる「成長型」です。
ただし、出生率は以前より低下しているため、完全な三角形ではありません。最も若い世代の部分が少し細くなり始めています。
それでも日本と比較すると、子どもや20代、30代の割合が非常に高く、これから社会を支える世代が厚いことが分かります。
人口の年齢中央値は約27~28歳です。これは、国民を年齢順に並べたとき、ちょうど中央に位置する人の年齢を表します。
日本の年齢中央値は約50歳なので、両国には20年以上の差があります。
出生率と死亡率にも大きな違いがある
人口構造の違いは、出生率と死亡率にも表れています。
項目 | モンゴル | 日本 |
出生率(人口1,000人当たり) | 約20人 | 約5.5人 |
死亡率(人口1,000人当たり) | 約5~6人 | 約12.9人 |
合計特殊出生率 | 約2.7人 | 約1.15人 |
年間人口増減率 | 約+1%台 | マイナス |
モンゴルの出生率は、日本の約3.6倍です。
モンゴルでは出生数が死亡数を大きく上回っていますが、日本では死亡数が出生数の2倍を超えています。
この違いが、モンゴルの人口増加と日本の人口減少につながっています。
総人口より「人口全体の比率」が重要
モンゴルの総人口約359万人という数字だけを見ると、市場規模の小さな国に感じるかもしれません。
しかし、総人口が多くても、人口の中心が高齢者に偏り、若い世代が減り続けていれば、将来の労働力や消費は縮小していきます。
反対に、現在の総人口が少なくても、子どもと若い世代の割合が高ければ、これから働く人、家庭を持つ人、住宅や商品を購入する人が増える可能性があります。
したがって、国の将来性を見るときは、現在の総人口だけではなく、次の点を確認する必要があります。
人口が増えているのか、減っているのか
子どもと若者が何%いるのか
働く世代が今後も増えるのか
高齢者を支える世代が十分にいるのか
人口がどの都市や地域に集中しているのか
モンゴルを理解するうえでは、総人口よりも、人口全体に占める若い世代の比率が重要です。
若い人口がモンゴル経済にもたらす可能性
子どもと若い世代が多ければ、将来的にさまざまな需要が生まれます。
特に関係するのは、次の分野です。
住宅・マンション
教育・学校
食品・衣料品
自動車・交通
スマートフォン・通信
銀行・金融サービス
医療・子育て支援
娯楽・観光
特にウランバートルには、全国人口の約半分が集中しています。
若い世代が進学や仕事を求めて首都へ集まるため、住宅や商業施設、交通、教育などの需要が拡大する可能性があります。
若い人口が多いだけでは成長は保証されない
ただし、若い人口が多いという理由だけで、経済成長が保証されるわけではありません。
若者の増加に雇用や教育、住宅、道路、病院などの整備が追いつかなければ、失業、格差、交通渋滞、住宅不足、大気汚染などの問題が深刻になる可能性があります。
モンゴルが若い人口を本当の成長力に変えられるかどうかは、次の世代が働ける産業と社会基盤を整備できるかにかかっています。
したがって、モンゴルの人口構造には大きな可能性がある一方、解決しなければならない課題もあります。
まとめ|人口ピラミッドから見えるモンゴルと日本の違い
モンゴルと日本の人口ピラミッドを比較すると、両国が異なる方向へ進んでいることが分かります。
モンゴルでは、人口の約32%が14歳以下、約45%が15~44歳です。つまり、人口の約77%が44歳以下です。
一方、日本では65歳以上が約29%を占め、子どもと若い世代は減少しています。
日本は総人口が多くても、人口が減少している国。モンゴルは総人口が少なくても、若い世代が多く、人口が増えている国です。
国の将来性を考えるとき、現在の総人口だけを見るのでは不十分です。
その国の人口が増えているのか、減っているのか。そして、人口全体の中で、これから社会を支える若い世代がどれくらいいるのか。
モンゴルの人口ピラミッドは、この国の将来性を考えるうえで欠かせない基礎資料だと思います。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/





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