現地メディアも、モンゴル火災 2023年 比較

※本図は公開資料をもとにした参考図であり、被災範囲や面積の完全な正確性を保証するものではありません。2023年の焼失範囲は未確認のため、両年の位置的な重なりは示していません。
今回の火災について調べると、モンゴルのメディア「iKon」も、2026年10月23日付で、3年前の火災と比較する記事を掲載していました。
記事によると、ヌムルグ自然保護区では、2023年に約44万7,000ヘクタール、保護区全体の約76%が火災に遭っています。今回の2026年の火災では、保護区内の約46万9,000ヘクタール、約79.8%が被災したとされています。
比較項目 | 2023年の火災 | 2026年の火災 |
保護区内の被災面積 | 約44万7,000ヘクタール | 約46万9,000ヘクタール |
保護区全体に占める割合 | 約76% | 約79.8% |
被害額 | 約36億トゥグルグ | 同記事掲載時点では評価中 |
※2026年の数字は同記事掲載時点の情報です。
保護区外を含めた今回の被災面積は、約52万8,800ヘクタールと報じられています。
2023年には、動物や施設の被害も評価されていた
同記事では、2023年の被害額の内訳も紹介されています。
牧草地: 約34億6,380万トゥグルグ
野生動物: 約1億2,825万トゥグルグ
建物・車両・標識など: 795万トゥグルグ
燃料・出張費など: 約752万トゥグルグ
野生動物については、モウコガゼルやヘラジカ、アカシカ、鳥類などの被害が記録されています。これらは今回ではなく、2023年の火災についての評価です。
「過去にもあった」からこそ、比較して考えたい
私が現地の知人から聞いた「3年前にも8割近くが焼けた」という話は、こうした報道ともおおむね一致していました。
一方で、過去の火災が報じられていないわけではなく、今回も現地メディアが比較して取り上げています。
したがって、考えたいのは「なぜ過去を隠しているのか」ではなく、過去にも大規模火災があった中で、今回の責任追及や社会の反応をどう受け止めるかということです。
被災面積の割合が近くても、生態系への影響や出火の経緯まで同じとは限りません。今回の責任を検証するとともに、2023年の教訓が再発防止にどう生かされたのかも確認する必要があると思います。
※本項は、上記記事の内容を日本語で要約し、筆者の考察を加えたものです。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/





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