大手メガネ店ではすべて門前払い――Rokid AIメガネの遠近両用レンズを完成させた浜松の専門店

以前から使っているRokid(ロキッド)のAIメガネ。
AIの進化を実際に体験できる、非常に面白い製品なのですが、実は一つ、大きな問題を抱えていました。
問題は特殊なクリップオン式フレーム
近くの文字が見えず、AIメガネのアプリを思うように操作できなかったのです。
私は遠くを見る視力については、1.5〜2.0ほどあります。
そのため、遠くを見ることにはほとんど不便を感じません。
ところが、年齢とともに近くの小さな文字が見えづらくなりました。
せっかく新しいAI技術を体験できるメガネを購入しても、その操作が十分にできない。
これは困った問題でした。
Rokid AIメガネとは
Rokidは、AIやAR(拡張現実)などの技術を活用したスマートグラスを展開しているメーカーです。
AIメガネは、単に周囲を見るための道具ではなく、新しい情報の受け取り方や、AIとの関わり方を体験できる機器です。
私もこうした技術に興味があり、実際に使いながら、その可能性を研究しています。
遠近両用レンズを作るには名古屋か東京へ?
近くの文字が見えない問題を解決するため、Rokid AIメガネに対応したレンズを作ろうと考えました。
しかし、メーカーの案内を確認すると、名古屋か東京にある指定店まで足を運び、目の測定を受ける必要があるようでした。
もちろん、行こうと思えば行けない距離ではありません。
それでも、レンズを作るためだけに名古屋や東京まで出向くのは、なかなか面倒です。
何とか地元でできないものかと思いました。
大手メガネ店では、すべて門前払い
そこで、大手のメガネ店にも相談してみました。
ところが、結果はすべて門前払いでした。
Rokidのような特殊なAIメガネの後付けレンズには、対応できないとのことでした。
もちろん、それぞれのお店には取り扱い基準や保証上の事情があるのでしょう。
しかし、私としては困り果てていました。
新しいAI技術がどれほど便利でも、自分の目に合わなければ、その性能を十分に活用できないのです。
天竜区の方が教えてくれた「メガネのウエムラ」
そんなとき、浜松市天竜区のある方に相談すると、
「メガネのウエムラに行ってみれば?」
と教えてくれました。
そこで、さっそく訪ねてみることにしました。
大手のお店で断られていたので、正直、今回も難しいかもしれないと思っていました。
ところが、ウエムラさんの対応は違いました。
すぐに「できません」と断るのではなく、実際のフレームの構造を確認し、真剣に検討してくれたのです。
問題は特殊なクリップオン式フレーム
今回、遠近両用レンズを取り付けてもらったのは、Rokid AIメガネ用のクリップオン式フレームです。
AIメガネ本体のレンズを交換するのではなく、専用の後付けフレームに度付きレンズを組み込む仕組みです。
ところが、このフレームは一般的なメガネとは構造が異なります。
後付けレンズの位置や角度も特殊で、遠近両用レンズとして加工できるかどうかは、かなり微妙なところだったようです。
お店では、どこかに電話をかけて確認している様子もありました。
「何とかできる方法はないか」
そんな姿勢で検討してくださっていることが伝わってきました。
そして、最終的に「何とかできそうです」ということになりました。
ついに遠近両用レンズが完成!
そして今回、待ち望んでいたRokid AIメガネ用の遠近両用レンズが完成しました。
大手メガネ店では断られ、名古屋か東京まで行くしかないと思っていた問題が、地元の専門店で解決したのです。
これは本当にありがたい出来事でした。
これまで近くの文字が見えないため、AIメガネのアプリ操作にも苦労していました。
今回のレンズが完成したことで、ようやく普通のメガネのように使いながら、AIの機能も思う存分試せそうです。
ただし、実際に長時間使ったときの見え方や、遠近両用レンズとAI表示の相性については、これから確認していきます。
AIが進化しても、最後に頼りになったのは人の技術
今回、改めて感じたことがあります。
AIが進化すれば、これまで難しかったことが簡単にできるようになります。
しかし、新しい技術を実生活で便利に使えるようにするためには、まだまだ人の知識や経験、技術が欠かせません。
今回のレンズもそうでした。
大手のお店では対応できなかったことを、地元の専門店が真剣に考え、方法を探してくれました。
もちろん、大手メガネ店が悪いという話ではありません。
特殊な製品には、取り扱い上の制約や保証の問題もあるのでしょう。
ただ、私が今回強く感じたのは、
「できない」と判断する前に、「どうすればできるか」を考える姿勢の大切さです。
私は19歳からさまざまな仕事を経験してきましたが、この考え方が仕事においてどれほど重要か、何度も感じてきました。
AIがどれだけ進化しても、こうした専門家の経験と判断力、そして人のために工夫しようとする姿勢には、大きな価値があると思います。
今回お世話になった「メガネのウエムラ」
今回、Rokid AIメガネのクリップオン式フレームに遠近両用レンズを作っていただいたのは、浜松市天竜区二俣町にある「メガネのウエムラ」さんです。
特殊な製品にもかかわらず、真剣に対応方法を検討していただきました。
地元にこうした専門店があることを、今回初めて知りました。
本当にありがとうございました。
メガネのウエムラ
※今回の記事は、私自身のRokid AIメガネでの体験です。すべてのRokid製品やレンズについて、同じ加工ができるという意味ではありません。
これからは、完成した遠近両用レンズを使って、Rokid AIメガネの機能をさらに試していこうと思います。
そして、その使い心地や新しい発見についても、今後記事で紹介していきたいと思います。
最新のAI技術と、地元の専門店が持つ長年の技術。
今回の出来事は、その両方の価値を改めて教えてくれました。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/





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