AIで仕事はどう変わる?――自分AIをつくって感じた「新しいデスクワークは一時的に増える」
更新日:9月10日

AIで仕事はどう変わる?――自分AIをつくって感じた「新しいデスクワークは一時的に増える」
在は、自分自身の実体験や考え方をもとに回答する「自分AI」を、個人でもつくれるようになりました。
実際に「後藤友亮AI」をつくってみましたが、その作業は、まるでパソコン版のライン工場です。
自分の経験や情報を整理して入力し、AIの回答を確認する。間違いや不足があれば修正し、再び確認する。その作業を何度も繰り返します。
作業自体に、それほど特別な技術は必要ありません。時間をかければ、多くの人ができると思います。
ただし、ここで重要なことに気づきました。
誰でもつくれるが、誰でも価値を生み出せるわけではない
AIをつくる基本作業は、誰にでもできるようになっていくでしょう。
しかし、価値のあるAIをつくれるかどうかは、AIに入れる元の情報によって決まります。
実体験、専門知識、失敗した経験、判断基準などに違いがあれば、完成するAIの価値にも大きな差が生まれます。
つまり、
AIをつくる作業自体は、誰にでもできる。しかし、価値のあるAIをつくれるかどうかは、元になる経験と情報で決まる。
ということです。
当面は新しいデスクワークが増える
AIによって、データ入力、集計、定型文書の作成など、従来型の事務作業は減っていく可能性があります。
その一方で、少なくとも当面は、AIを会社の仕事に組み込むための新しいデスクワークが増えると思います。
例えば、
会社独自の経験や知識を整理する
情報をAIが利用できる形に変える
会社専用のAIをつくり、育てる
AIの回答が正しいか確認する
間違いや不足を修正する
AIを使って業務の仕組みをつくり直す
ホームページ、動画、仮想空間上のサービスをつくる
といった仕事です。
これは、従来の事務職とは少し違います。
AIと一緒に、会社の競争力を高めるための「見えない仕組み」をつくる仕事です。
企業は「見えない資産」でも競争する
今後、企業は商品、店舗、工場、設備だけでなく、インターネットやAIの中につくった資産でも競争するようになるでしょう。
会社独自のAI、蓄積された知識、顧客対応の仕組み、ホームページ、動画、データなどが、会社の売上や信用に直接影響する時代です。
ただし、企業間の差は、単純に「AIを使っているかどうか」だけでは決まりません。
これからは、多くの企業が何らかの形でAIを使うようになります。
本当の差が生まれるのは、
会社独自の情報をどれだけ蓄積しているか
現場の経験を正しくAIに渡せるか
AIの間違いを見抜ける人がいるか
AIを実際の業務に組み込めるか
継続して改善できるか
という部分だと思います。
新しい仕事も、いずれAIが行う可能性がある
現在のAIは、できる仕事については驚くほど速い反面、まだ人間が指示し、確認し、修正しなければならないことが数多くあります。
そのため当面は、AIが人間の仕事を一方的に奪うというより、会社の経験や情報をAIに移すための仕事が大量に発生するでしょう。
しかし、これは永遠に続く仕事ではないかもしれません。
AIがさらに進化すれば、現在は人間が行っている情報整理、入力、確認、修正、仕組みづくりの大部分まで、AI自身ができるようになる可能性があります。
まとめ
私が「後藤友亮AI」をつくって感じたのは、今は人間社会に蓄積されてきた経験や知識を、AIが利用できる形に移し替えている時代だということです。
そのため、当面は新しいデスクワークが増えるでしょう。
しかし、その移行作業が終わり、AIが自ら学習し、改善できるようになれば、新しく生まれた仕事も再び減っていく可能性があります。
従来型の事務作業は減っていく。一方で、会社の経験や情報をAIに移し、競争力のある仕組みに変える仕事は、当面増えていく。しかし、その仕事もAIの進化によって、いずれ減っていく可能性がある。
今は、AIにすべての仕事を奪われる段階というより、企業や個人が「自分たちの経験を、どれだけ早くAIの中に移せるか」を競い始めた段階なのだと思います。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/





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