AIは、教えて終わりではない――メモリ交換や修理で気づいた「AI教室」の可能性

3日ほど前からパソコンの動きが悪くなり、今日はついに作業ができなくなりました。
AIに相談すると、私の使い方ではメモリが足りていない可能性を指摘されました。
さっそくメモリを交換したところ、無事にさくさく動くようになりました。

昔なら、パソコン本体を購入した店やOA機器の業者へ持ち込み、原因の相談、見積もり、修理と進んでいたと思います。今回は分からない画面や部品をAIに見せ、その場で一つずつ相談しながら、自分で作業できました。
人に相談するときには、相手が商売をしていることも考えます。
親身に対応してくれる店がある一方で、提案する側の利益や事情が説明に影響することもあるでしょう。
AIにも、こちらの話に合わせすぎたり、間違った答えを出したりする弱点はあります。
それでも今回は、修理や部品の販売で利益を得る立場ではない相手に、気兼ねなく何度も質問できました。
AIを使っていて特に面白いのは、教えてもらいながら実践するうちに、自分も学べることです。
最初は意味の分からなかった専門用語も、目の前の部品や画面と結び付けて説明してもらうと理解しやすくなります。
「ここを確認するのはなぜか」「この数字は何を示しているのか」と聞きながら手を動かすうちに、パソコンの仕組みも少しずつ分かってきます。
作業が終わったときには、パソコンが直っているだけでなく、自分にも知識が残ります。
その知識がつくと、今度は「それなら、ここをこうした方がもっとよくなるのでは?」と、自分から提案できるようになります。ただ教わるだけで終わらず、AIと一緒に改善策を考える。ここが面白いところです。
この感覚は、パソコンが普及し始めたころにも似ています。
パソコンという道具を得たことで、それまで表に出る機会のなかった能力を発揮し、仕事に生かせるようになった人たちがいます。
AIも、今まで気付かなかった人の能力を引き出す道具になるのではないでしょうか。
私はパソコンの専門知識が豊富なわけではありません。
ただ、現物を見ながら手を動かすことはできます。私のように、知識がないだけで、ある程度器用な人にとって、いつでも質問できるAIがある今は最高の環境かもしれません。
特に可能性を感じるのが、旧車の修理です。
古い車では純正部品が廃盤になっていることもあります。
そんなとき、同じ車に乗る人がネット上に残した修理記録を手がかりに、代用できそうな部品や修理方法を探せます。
AIに相談しながら寸法や仕様を調べれば、部品の構造まで学ぶきっかけにもなります。
もちろん、AIの提案をそのまま信じて作業するわけにはいきません。
特に安全に関わる部分は、現物や整備資料を確認し、必要なら専門家に相談することが大切です。
しかし、AIに必要なことを聞き、自分の手で実践することで、今まで分からなかった構造や仕組みが見えてきます。
画面の中で答えを聞くだけではなく、実物に触れ、自分の目で確かめる。
AIの説明と目の前の現実が違えば、それもまた質問して考える。
必要なことを聞き、自分で実践し、肌で現実を見極める。まさに「AI教室」です。
今回、パソコンの部品代には少し高く驚きました。

それでも、記事を書き、画像を扱い、AIを使いながら作業する私にとって、パソコンの環境を整えることは避けて通れません。
そしてメモリ交換を通じて、快適な作業環境だけでなく、「自分で解決できた」という経験と新しい知識も得られました。
AIに聞く。
実際にやってみる。
仕組みを知り、次は自分から改善を提案する。
この繰り返しが、これまで隠れていた人の能力を引き出し、DIYをもっと身近で面白いものにしていくと思います。
特に、物事を覚えるのが苦手で、これまで自分には向いていないと思っていた人に可能性を感じます。
部品の名前や専門用語を全部暗記していなくても、必要なときにAIに聞き、実物を見ながら考えられます。記憶力と、仕組みを理解する力や改善を思いつく力は別です。
AIが「覚えておく」部分を助けてくれれば、これまで見えなかった才能を発揮する人が、これから多く現れるのではないでしょうか。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/




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