モンゴル マンション 暖房はなぜ暖かい?――−40℃でもTシャツで過ごせる

モンゴル マンション 暖房を実際に体験して驚いたこと
モンゴル マンション 暖房を実際に体験して、まず驚いたのが室内の暖かさでした。
外の気温は−30℃、時には−40℃近くになります。
日本にいる時は、これほど寒い場所なら家の中でも相当寒いのではないかと思っていました。
ところが、実際はまったく逆でした。
マンションの中は、むしろ暑いくらいです。
場所によっては、冬でもTシャツで十分過ごせます。
約90㎡の部屋をずっと暖めたまま
私のマンションは約90㎡あります。
冬だからといって、使っている部屋だけ暖めるという感覚ではありません。
基本的に全室がずっと暖かい状態です。
朝起きても暖かい。
夜帰ってきても暖かい。
廊下も部屋も暖かい。
日本のように、
「寝る時は暖房を消そう」
「誰もいない部屋はもったいない」
「今月は電気代が高くなりそうだから設定温度を下げよう」
ということを、私はほとんど考えなくなりました。
それでも月3,000円くらい
さらに驚くのが費用です。
私の場合、約90㎡のマンションを冬の間ずっと暖かい状態にしていても、暖房にかかっている金額は日本円で月3,000円程度という感覚です。
もちろん、これは私が所有しているマンションで実際に経験している金額であり、モンゴルのマンションすべてが同じ料金という意味ではありません。
ただ、日本で90㎡の住宅を真冬に24時間、全室暖かい状態にしたらどうなるでしょう。
私はどうしても電気代やガス代を考えてしまいます。
モンゴルでは、それをほとんど気にせず生活できています。
ここが私には非常に大きな違いでした。
デパートや通路まで暑いくらい
暖かいのは自宅だけではありません。
デパートや商業施設へ行っても、建物の中は非常に暖かいです。
室内通路なども同じです。
外では厚い防寒着が必要なのに、建物に入った途端に上着を脱ぎたくなる。
外は−30℃、中はTシャツ。
最初は、この温度差の方に驚きました。
実は「各家庭で暖房する」という感覚とは少し違う
後から調べてみると、ウランバートルでは大規模な**地域集中暖房(District Heating)**が使われています。2026年の研究では、このシステムは市内人口の60%以上をカバーしているとされています。
また、暖房料金は長く政策的に低く抑えられてきました。2026年度についても、集中暖房の改定料金の適用は2027年1月まで延期されています。
つまり、日本のように各家庭がエアコンやファンヒーターを動かして、その使用量を強く意識する生活とは、そもそもの仕組みがかなり違います。
私が実際に生活して感じた**「暖房代をあまり気にしない」**という感覚にも、こうした背景があるのでしょう。
−40℃なのに、日本より暖かく暮らしている
これは少し不思議な話です。
日本の冬は、モンゴルほど寒くありません。
それなのに日本では、暖房代を考えて使っていない部屋を寒いままにしたり、廊下や脱衣所が寒かったりすることがあります。
一方のモンゴル。
外は−30℃、−40℃なのに、家に入ればどこにいても暖かい。
私の場合は家や近所で過ごすことが好きなので、なおさらそう感じるのかもしれません。
外に長時間出る生活なら、当然モンゴルの冬は厳しいです。
しかし、
家 → 車 → 暖かい建物 → 車 → 家
という生活なら、意外なほど寒さを感じる時間は短くなります。
実際に暮らしてみて私が感じたのは、
「寒い国だから、寒い家で暮らしているわけではない」
ということでした。
むしろ−40℃になる国だからこそ、室内を常に暖かくして生活する仕組みが出来上がっている。
これも、日本からモンゴルを見ているだけでは分からなかったことの一つです。




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