【実体験・第1話】セカンドライフの楽しみ方――AIと仮想空間で物への価値観が変わった

セカンドライフの楽しみ方――土地購入からAI受付の設置まで
私が実際に体験して感じたセカンドライフの楽しみ方は、単に仮想世界を眺めることではありません。
土地を購入し、建物を設置し、AIと相談しながら自分のアイデアを形にしていくことです。
セカンドライフに入り、私の価値観が変わった
私は現在、Second Life(セカンドライフ)という仮想空間にどっぷり入り込んでいます。
単に仮想世界を見学しているわけではありません。
実際に土地を購入し、建物を設置し、AI受付を作り、自分のアイデアを形にする実験を続けています。
そして、この世界を体験して、私自身に大きな変化がありました。
現実世界の物を所有することよりも、仮想空間で新しいものを作り、楽しむことに魅力を感じるようになったのです。
私は19歳から長年経営に携わり、車や不動産など、さまざまな物を所有してきました。
物を所有する喜びも知っています。
しかし、現実世界には面倒なことが多いのも事実です。
車を所有すれば、維持費、修理、税金、保険が必要になります。
住宅や別荘も同じです。
一方、仮想空間なら、現実では簡単に実現できないことを、比較的少ない費用で体験できます。
もちろん、仮想空間にも土地や商品、サービスの利用料が必要な場合があります。
それでも、現実とは違う自由さがあります。
私は、ここで一つの疑問を持つようになりました。
人間は本当に物そのものが欲しいのだろうか。それとも、所有することで得られる楽しさや満足感が欲しいのだろうか。
私の場合、その満足感を得る場所が、現実世界から仮想空間へと変わり始めたのです。
一番の魅力は、アイデアを簡単に形にできること
セカンドライフの魅力は、美しい街並みや建物を眺めることだけではありません。
自分の考えたものを作り、その中で自由に行動できることです。
例えば、現実世界で高層ビルを建てるとなれば、大きな資金や時間が必要です。
しかし仮想空間では、建物を購入したり、設置したり、内部を自由に歩き回ったりできます。
私は実際に、セカンドライフの土地に自分のオフィスを作りました。
さらにAI受付も設置しました。

現実なら専門家に依頼しなければ難しいことも、仮想空間なら自分で試せる部分があります。
しかも、失敗したら作り直せばよいのです。
物を買う楽しさから、自分のアイデアを実現する楽しさへ。
私は、ここに大きな違いを感じています。
AIが加わり、楽しさはさらに広がった
最近は、ChatGPTなどのAIを使いながら、仮想空間での制作も進めています。
専門知識がなくても、AIに質問しながら新しいことに挑戦できます。
もちろん、AIが間違った説明をすることもあります。
操作が分からず、何度もやり直すこともあります。
それでも、私はこの過程自体を楽しんでいます。
以前なら諦めていたようなことでも、AIと相談しながら少しずつ形にできる。
この体験は、私にとって非常に大きなものです。
そして、AIを使うようになってから、改めて感じたことがあります。
現実世界で高額な物を購入しなくても、十分に楽しく、感動できることがある。
これは私自身の実感です。

仮想空間は現実と同じになる必要があるのか
仮想空間の未来については、現実と見分けがつかない映像や、夢の中に入るような感覚が注目されます。
もちろん、そこまで技術が進歩すれば、体験は大きく変わるでしょう。
しかし、私は必ずしも現実そっくりである必要はないと思っています。
映画やゲームも現実ではありません。
それでも人は夢中になり、感動します。
仮想空間も同じではないでしょうか。
そこに入って楽しい。
新しい発見がある。
自分のアイデアを実現できる。
それだけで十分に価値があります。
そして、私自身はすでにその楽しさを経験しています。

普及の最大の問題は操作の難しさだと思う
一方、実際にセカンドライフを使っていて感じる問題があります。
それは操作の難しさです。
土地を購入する、建物を設置する、アバターを設定する、AIを接続する。
どれも初心者には簡単ではありません。
私はAIに相談しながら進めていますが、それでも苦労します。
もし将来、
「海の見える場所に家を建てて」
「ここに日本語で対応できる受付を設置して」
とAIに話すだけで実現できるようになれば、仮想空間の利用者は大きく増えるのではないでしょうか。
これは、まだ現在のセカンドライフで自由に実現できる機能というわけではありません。
しかし、私はAIの進化によって、そうした方向へ進む可能性があると考えています。
驚いたことに、すでにスマートフォン版が登場していた
今回、改めて調べて驚いたことがありました。
セカンドライフには、すでに公式スマートフォン版が登場していたのです。
2024年11月21日には、iPhoneとAndroid向けの公開ベータ版が、一般の利用者にも提供されるようになりました。
しかも、スマホ専用の別世界ではありません。
PC版と同じ仮想世界に入ることができます。
ただし、2026年11月現在もベータ版で、建築などの機能には制限があります。
私自身、スマホ版の操作性については、これから確認したいと考えています。
それでも、スマートフォンから同じ世界へ入れるようになったことは、普及に向けた重要な変化だと思います。
物の価値は、これから変わっていくのだろうか
私自身、セカンドライフとAIを体験することで、現実世界の物に対する考え方が変わりました。
だからといって、すべての人が同じようになるとは考えていません。
しかし、仮想空間での体験に満足する人が増えれば、現実世界で高額な物を所有する必要性を感じなくなる人も出てくるかもしれません。
それは、消費経済にも影響する可能性があります。
私は、ここから先の変化に大きな関心を持っています。
仮想空間は、単に現実世界を再現する場所ではなく、人間の楽しみ方や物の価値を変える場所になるのではないでしょうか。
そして、この変化がビジネスの世界にまで広がったとき、どのようなことが起こるのでしょう。
次回は、AIとアバターを組み合わせたビジネスの可能性、そして仮想空間が経済に与える影響について考えてみたいと思います。
私の実験拠点「かけはしAIラボ」
Second Life内に設置したAI受付や多言語案内などを紹介しています。

AIアバターが自分の代わりに働く未来――仮想空間が変えるビジネスと消費経済
第1話では、セカンドライフを体験して変わった私自身の価値観について書きました。
第2話では、さらにその先にある、AIアバターが人間の代わりに働く未来や、仮想空間がビジネスと消費経済に与える可能性について考えています。
※この記事は筆者自身の体験と2026年11月時点の公開情報をもとにした考察です。将来に関する部分は個人的な予測を含みます。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/



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