AIがなかったら、99%挫折していた――Second LifeのAI受付を半日で作って感じたこと

Second Life AIを半日で作って感じたこと
昨日、Second Lifeの中に「Kakehasi AI Lab」というオフィスを作りながら、ふと思いました。
「ここに、もう一人の自分のようなAIを置けないだろうか?」
調べてみると、Second LifeにはAIアバターを動かす仕組みがすでにありました。
そこで今日、実際にやってみることにしました。
結果から言えば、半日ほどで、Second Lifeのオフィス内に日本語で会話できるAI受付を置くところまでできました。
しかし今日一番驚いたのは、AI受付そのものではありません。
作業を終えて感じたのは、
「AIがなかったら、私はたぶん途中で挫折していた」
ということでした。
分からないことの連続だった
私はSecond Lifeの専門家ではありません。
今日だけでも、
AI専用アカウントの作成、Scripted Agentへの登録、POLYMORPH AWAKEの購入、
Windowsソフトのインストール、AIアバターとの接続、人格設定、日本語対応、ランドマー
クによる移動、オフィス内への配置、アバターの表示不具合修正、看板の変更、土地の勾配
調整――。
次から次へと、知らないことが出てきました。
しかも設定画面の多くは英語です。
以前なら、そのたびにGoogleで検索し、英語の説明を読み、YouTubeを探し、掲示板を調べ、それでも分からなければ一旦諦める。
おそらく、そうなっていたと思います。
今回は「画面を見せて、次を聞く」だけだった
今回は違いました。
分からなくなるたびにChatGPTへ画面のスクリーンショットを送り、
「次はどこですか?」
と聞きました。
すると、
「ここを押す」「これは触らない」「この英語はこういう意味」「この設定ならこうする」
と、その場その場で次の一手を確認しながら進めることができました。
間違えた時も同じです。
アバターが透明人間になった時も、顔の一部が後ろに残った時も、耳の色がおかしくなった
時も、建物の看板を全部変えてしまった時も、一つずつ原因を探して戻していきました。
昔なら、このどこか一つで嫌になっていた可能性があります。
半日で「日本語を話すAI受付」ができた
最終的には、AI専用アバターに人格を設定し、
「Yusuke AI Reception」
というKakehasi AI Labの女性受付AIにしました。
日本語で、
「こんにちは。ここは何の場所ですか?」
と質問すると、日本語で、
「ここはKakehasi AI Labのバーチャル受付です」
という内容の返事が返ってきました。
さらにAIアバターを自分の土地までテレポートさせ、私の後を歩かせ、最終的にオフィス内
部の受付位置まで移動させることもできました。
建物の外には、
Kakehasi AI LabPeople × AI × A Brighter Tomorrow
という看板も設置しました。

朝には存在しなかったものが、夕方には実際に動いていました。
私の感覚では、昔なら1年かかっていたかもしれない
もちろん「1年」というのは統計ではなく、私自身の感覚です。
しかし、今回やったことをAIなしで一から勉強すると考えると、決して大げさとも思えません。
Second Lifeそのものを覚える。英語の情報を探す。AWAKEの存在を見つける。
設定方法を理解する。エラーの原因を調べる。アバターや建物の仕組みを覚える。
それを仕事や日常生活の合間に一人で進めれば、半年、一年とかかっても不思議ではありません。
何より、
途中で挫折していた可能性の方が高い。
今回は、それが半日でした。
AIの価値は「答えを知っていること」だけではない
今日あらためて感じたのは、AIの価値は単純に質問へ答えることではない、ということです。
むしろ大きいのは、
知らない世界へ入るためのハードルを下げてくれること
ではないでしょうか。
以前なら「専門知識がないから無理」と考えていたことでも、
人間がやりたいことを決める↓AIに聞く↓人間が実際に操作する↓失敗したらAIと原因を探す
↓また進む
という繰り返しで、未経験の分野にも入っていけます。
これはかなり大きな変化だと思います。
面白いのは、AIを作るためにAIを使っていること
昨日の記事では、
「メタバースの中に、もう一人の自分を置けるのではないか」
と書きました。
今日、実際にAIアバターを置くことができました。
しかし、そこでさらに面白いことに気づきました。
メタバースの中で働くAIを作るための作業そのものを、AIに教えてもらっているのです。
AIを使ってAIを作る。
しかも、そのAIが今度は仮想空間の中で人間を案内する。
少し前ならSFのような話です。
でも今日、私のパソコンの中で実際に起きました。
「できる人」が一気に増える時代になるのかもしれない
これまでは、新しい技術を使える人と使えない人の間には、大きな知識の壁がありました。
プログラミング、英語、専門用語、設定、トラブル対応。
ところがAIは、その壁を一つずつ低くしていきます。
もちろん、最後にボタンを押し、判断し、失敗し、やり直すのは人間です。
でもAIが横についているだけで、「自分には無理」だったことが「とりあえずやってみよう」に変わります。
今日の私がまさにそうでした。
今日作ったのはAI受付。でも本当に驚いたのはそこではない
今日の結果だけを見れば、
Second Lifeのオフィスに、日本語を話すAI受付を置いた。
それだけです。
しかし私にとってもっと大きかったのは、
AIがあれば、57歳になって初めて触る世界でも、半日でここまで来られる
と実感したことでした。
AIがなければ、おそらく途中で諦めていた。
昔なら一年かけても、ここまで来られなかったかもしれない。
そう考えると、これからAIが変えるのは「仕事の効率」だけではない気がします。
人間が挑戦できる範囲そのものが広がっていく。
今日のSecond Lifeでの実験を通して、私はそこに一番大きな可能性を感じました。
そして明日は、このAI受付がどこまで本当に「仕事」をできるのか。
もう少し先まで試してみたいと思います。

協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/



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