牛一頭6万円、家族で約1年分──モンゴルのゲルとマンション二拠点生活だからできる暮らし
更新日:9月14日

実際にモンゴルで生活して感じるのは、日本人から見ても、食べ物以外の生活コストがかなり優しい国だということです。
電気代や税金など、日本と比べて「こんなに安いのか」と感じるものが少なくありません。
一方で、意外と高いのが食費です。
そこで現地で暮らす知り合いに肉の買い方を聞くと、「牛を一頭分まとめて買う」とのこと。
現在は一頭分で約6万円。大きさや時期にもよりますが、これで一家族の約1年分の肉になるそうです。
市場で購入した肉は、乗用車の後部座席を倒し、トランクまで使ってギリギリになるほど積んで持ち帰ります。
では、大量の肉をどう保存するのか。
私の周りのウランバートルのモンゴル人は、中心部のマンション+郊外のゲルや別荘という二拠点生活をしている人がかなり多くいます。
その背景には、モンゴル国民が一定の条件のもと、家庭用の土地を無償で取得・占有できる土地制度もあるようです。首都では最大700㎡が一つの基準となっています。
冬は郊外の厳しい寒さを天然の冷凍庫として利用して肉を保存し、暖かい季節は大型冷凍庫を使う。
スーパーで少しずつ買えば高い肉も、一頭分まとめて購入することで食費を抑えられるわけです。
中心部では現代的なマンション生活、郊外ではゲルや別荘で自然を利用した暮らし。
「都会の便利さ」と「遊牧文化から続く生活の知恵」が今も普通に共存している。
これも、実際にモンゴルで暮らしてみて見えてきた、この国の面白さの一つです。
※この記事の内容は、2026年8月9日現在の情報と筆者の実体験に基づいています。
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