私の引退後の働き方――「働かない自由」ではなく、自分で決められる自由
更新日:9月12日

私にとっての引退後の働き方
私にとって、引退後の働き方とは、自分の時間を誰と何のために使うかを、自分で決められることです。
このホームページで、私はよく「引退後の生活」という言葉を使っています。
ただ、私のいう「引退」は、一般的にイメージされる「仕事をすべて辞めて、何もしない生活」とは少し違います。
私が引退して感じたのは、働き方を自分で決められる自由こそ、私が求めていた引退の形だったということです。
実際、私は現在も日本とモンゴルで2つの法人を運営しています。
ですから、「それで引退と言えるのだろうか?」と思われる方もいるかもしれません。
私自身、改めて「自分にとって引退とは何だろう」と考えてみました。
そして今、一番しっくりくるのは、
私が引退したのは、仕事そのものではなく、「仕事に追われる生活」だったのだと思います。
働かないことが、私にとっての引退ではありません。
今日、働くか、働かないかを自分で決められること。
今の私にとっては、それが「引退」という言葉に一番近いように思います。
ただ、ひとつ決めていることがあります。
お互いに不満を抱えながら、どちらかが無理をしなければ続かないような仕事や人間関係は、もう持たないということです。
仕事ですから、多少の意見の違いや大変なことがあるのは当然です。
ただ、どちらかが我慢し続けなければ成り立たない関係まで、無理に続ける必要はないと思うようになりました。
逆に、信頼できる人や、一緒にいて気持ちよく仕事ができる人、自分が「この人のためなら少し動いてみよう」と思える人とは、これからも関わっていきたいと思っています。
お金になるかどうかだけではなく、
「誰と関わるか」を自分で決められること。
これも、今の生き方で私が大切にしていることのひとつです。
この考え方は、引退してから始まったものではありません
実は、こうした考え方は引退してから持つようになったものではありません。
19歳で商売を始めた頃から、私はどちらかというと、
無理をしてまで仕事を取らない。お互いに気持ちよく付き合えない相手とは、無理に仕事を続けない。
そんな考え方で経営をしてきました。
もちろん、若い頃は生活もありますし、会社を維持する責任もあります。
すべて自分の好きなようにできたわけではありません。
それでも、「売上になるなら、どんな仕事でも、どんな相手でも受ける」という経営は、できるだけしないようにしてきました。
それは、社員についても同じでした。
こちらから無理に人を集めるというより、「ここで働きたい」と思ってくれる人と一緒に仕事をする。
私は昔から、そんな考え方で人を雇ってきました。
仕事をする相手も、一緒に働く人も、どちらか一方が無理をして成り立つ関係では、長くは続かないと思っていたからです。
ところが、長く会社を経営しているうちに、日本の事業環境もずいぶん変わったように感じるようになりました。
法律や制度、労務管理、税務、社会的な責任など、会社が守らなければならないことは昔より増えています。
もちろん、その中には必要なものもたくさんあります。
働く人を守ることも、消費者を守ることも大切です。
ただ、その一方で、小さな会社であっても経営者が背負わなければならない責任や管理は、とても大きくなりました。
昔のように、
「信頼できる人たちと、気持ちよく仕事をする」
というシンプルな経営だけでは、会社を維持することが難しい時代になったように、私は感じています。
これは「今の日本では商売ができない」という意味ではありません。
実際に、今の時代に合わせて立派に経営している方はたくさんいます。
ただ、少なくとも私自身は、
そこまでして会社を大きくしたり、売上を追い続けたりすることに、もう魅力を感じなくなりました。
それが、私が引退を決めた一番大きなきっかけだったのかもしれません。
今は、仕事を受けるか受けないかだけでなく、誰と関わるのかも自分で決める。
好きな人や信頼できる人から「ちょっと力を貸してほしい」と言われれば、自分にできることなら動く。
自分自身が「これは面白そうだ」「やってみたい」と思ったことがあれば、やってみる。
誰と関わり、何をするのかを、自分で決める。
今の私にとっては、それくらいの働き方がちょうどいいのだと思っています。
自分自身が「これは面白そうだ」「やってみたい」と思ったことがあれば、やってみる。
そして、そこで経験したことを、このホームページに残していく。
何もしないことが、私の引退ではありません。自分の時間を、誰と、何のために使うのかを自分で決められること。
それくらいが、今の私にはちょうどいいのだと思っています。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/





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