AIで利益分配制度の原案を5分で作成|eBay海外販売への挑戦

そろそろ大幅な断捨離をしなければ
長年生きていると、とにかく物がたまっていきます。
昔乗っていた数々の自動車の部品、カメラ、レンズ、使っていた道具など。
今では使わなくなった物が、文字どおり腐るほどあります。
以前から、これらをどうしようかと考えていました。
更に、最近では、古民家の室内に残された物の片付けや処分を頼まれることも増えてきました。
そして最近、そろそろ大幅な断捨離をしなければいけないと思うようになりました。
ただ、まだ十分に使える物を、そのまま捨ててしまうのももったいない。
しかも、今回販売しようと考えている自分の手持ちの物は、新たに仕入れる必要がありません。
新たな仕入れ費用は0円です。
もちろん、昔購入したときにはお金を払っています。
しかし、今では使わずに眠っている物ばかりです。
それがお金に変わり、必要としている人の手に渡るのであれば、ありがたいことです。
日本では必要とされなくなった物でも、海外では探している人がいるかもしれません。
そんなことを考えるようになりました。
モンゴルへコンテナで運んで販売するという提案
少し前、貿易をおこなっている外国人の知り合いから、こんなことを言われました。
「日本の中古品をコンテナでモンゴルに運んで販売したらどうか」
確かに、それも一つの方法です。
私自身、モンゴルには法人もあり、現地の事情もある程度分かっています。
そこで、コンテナで運んで販売することも考えていました。
ただし、輸送費や保管場所、現地での販売先など、考えることも増えます。
そんなとき、以前登録したままになっていたeBayを思い出しました。
登録したものの、ハードルが高かったeBay
eBayは、世界中の人に商品を販売できる海外のインターネット販売サイトです。
以前、登録しましたが、英語での商品説明、海外発送、送料の設定など、分からないことが多く、そのままになっていました。
ところが、今はAIがあります。
商品調査、英語の商品説明、海外発送の方法などもAIに相談できます。
以前はハードルが高かったeBayも、今ならAIを使ってできるのではないか。
そう思い、挑戦することにしました。
しかし、物が多すぎて一人では無理
売る物は腐るほどあります。
ただし、商品を調べ、写真を撮り、出品し、売れたら発送する。
これを一人で続けるのは大変です。
そこで、家族2名にも協力してもらうことを考えました。
2名とも本業があるため、休日や夜など、自由な時間に作業してもらいます。
固定給ではなく、成果に応じた報酬方式を考えました。
まず考えたのは、後でもめないための利益分配
私は19歳から経営を始め、35年以上にわたり、さまざまな事業に携わってきました。
多くの下請業者とも仕事をしてきました。
その経験から、仕事を始める前に、お金の分け方や責任の範囲を決めておくことの重要性を知っています。
家族だからといって、何も決めずに始めてよいとは思いません。
そこで今回は、利益分配の仕組みをAIと一緒に作ることにしました。
昔なら1週間、今はAIで5分(笑)
ここで驚きました。
昔、会社を経営していた頃にも、仕事の分担や報酬制度をよく作っていました。
費用の負担、責任の範囲、利益の分け方。
それらを考え、文章や表にまとめるのに、1週間くらいかかることもありました。
ところが今回、AIに考えを伝えると、約5分で利益分配制度のたたき台ができてしまいました(笑)。
もちろん、法律上の確認や、実際に使う計算表の調整まですべて5分で終わったわけではありません。
それでも、以前とは比較にならない速さです。
AIと考えた3段階の利益分配制度
今回、協同組合かけはしを販売主体として、仕事の内容によって3段階の報酬を設けることにしました。
区分 | 仕事内容 | スタッフの取り分 |
A:自主開拓型 | 商品発掘から販売・発送まで | 利益の50% |
B:通常販売型 | 会社が用意した商品の調査・出品・発送 | 利益の30% |
C:簡易作業型 | 簡単な出品作業など | 利益の10% |
売上から商品原価、販売手数料、国際送料などの直接経費を差し引き、分配基準となる利益を計算します。
広告費や古物商許可に関係する費用は会社負担です。
仕入れ資金、売れ残り、通常の返品リスクなども原則として会社が引き受けます。
自分が長年持っていた物は追加の仕入れ費用がかかりませんが、個人所有品を法人で販売する場合の会計処理は別途整理する必要があります。
また、完全成功報酬による業務委託についても、契約内容や支払条件などを法律に照らして確認する必要があります。
利益計算表やシミュレーターまでAIで作れた
さらに、AIと一緒にExcelの管理表を作りました。
販売価格や送料、eBay手数料などを入力すると、スタッフと会社の取り分を自動計算する仕組みです。
金額を変更できるシミュレーターも作り、デスクトップから利用できるようにしました。
途中、Excelでエラーが発生して作り直したこともありました。
それも含めて、今回の実験です。
以前なら自分で計算式を組んだり、詳しい人に頼んだりしていた仕事を、AIに相談しながら形にできる時代になりました。
AIが経営判断をしたわけではない
今回、AIが勝手に利益分配を決めたわけではありません。
会社がどこまでリスクを引き受けるか。
スタッフの取り分を何%にするか。
何を会社負担とするか。
これらは私自身が、これまでの経営経験をもとに判断しました。
AIは、その考えを整理し、制度や計算表として形にしてくれたのです。
経営の判断をAIに任せたのではなく、経営の経験をAIによって短時間で形にできた。
今回、最も大きく感じたことです。
個人事業主や小規模事業者が大きく変わる時代
私は、AIの普及によって、個人事業主や小規模事業者の働き方が大きく変わると思っています。
以前なら、ある程度の規模の会社でなければ難しかったことも、今は個人がAIを使って挑戦できるようになりました。
商品調査、翻訳、販売管理、利益計算、仕事の分担。
もちろん、AIに間違いがないか確認する必要はありますし、法律や税務などは専門的な確認も必要です。
しかし、事業を始めるための準備時間は、以前とは大きく変わりました。
特に、これまで事業を経験してきた人にとって、頭の中にある経験や知識を短時間で形にできることは、大きな変化だと感じます。
これから実際にeBayで販売してみます
今回のeBay海外販売は、まだ準備段階です。
実際にどのくらい売れるのか、利益が残るのかは、これから確かめていきます。
しかし、少なくとも今、私の手元には売る物が腐るほどあります。
新たに商品を買い集めなくても、まずは手持ちの物から挑戦できます。
売れなければ、その原因を調べ、また改善すればよいと思っています。
将来的には、古民家の片付けなどで出てくる、まだ使える物も、所有者との取り決めを明確にしたうえで、必要な人へつなげられるかもしれません。
昔は1週間、今はAIで5分(笑)。
まだ売上が出たわけではありません。
それでも、長年の経営経験とAIを組み合わせれば、今までとは違う形で事業に挑戦できる。
今回も、AIを使ってどこまでできるのか、自分自身で確かめる実験です。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/





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