第2回:実体験の記事が読まれて気づいた「自分AI」の価値

実体験の記事を「自分AI」の知識にする
ホームページの記事の閲覧状況を確認していると、独自性のある記事が特によく読まれていることに気づきました。
私が実際に経験したこと、現場で直接確認したこと、そこで困り、考え、判断したこと。そうした情報を含む記事です。
この結果を見て、私は、公開情報の説明だけでは得られない実体験に、読む人が求める価値があるのではないかと考えるようになりました。
そして、その経験と判断の記録こそ、「自分AI」に取り込み、次の人へ届けたい材料だと感じたのです。
今回の記事は、独自性のある記事が特に読まれているという、自分のホームページでの結果から気づいたことをまとめたものです。
これから貴重になるのは、公開情報だけではAIが答えられない、現場での実体験ではないでしょうか。
実際に何が起き、どこで困り、何を確かめ、どう判断したのか。それは、私自身がその場で経験した現実です。
第1回では、AIを使って記事が増え、その先に生まれた「自分AI」への取り込み作業まで、自動化し始めた体験を書きました。
その取り組みを進めながら、私はあらためて考えています。
自分AIに、何を参照してもらいたいのか。そこに、どのような価値を持たせたいのか。
私が残したいのは、自分が経験し、確かめ、その場で考えてきたことです。
AIがまだ知らない、自分が経験したこと
最近、自分のホームページでSEOの実験を続ける中で、私は実体験を記事にする意味を、あらためて感じています。
検索での反応の理由を、一つに特定することはできません。
それでも、自分が直接確認したことや、問題を解決するまでの過程には、読む人の役に立つ情報が含まれていると感じます。
AIも、個人の体験談や、こちらから提供した資料を扱えます。
しかし、まだ記録されておらず、伝えてもいない出来事を、確認済みの事実として答えることはできません。
私が何に困り、どこへ相談し、何を確認して、どう判断したのか。
その過程を記録しなければ、AIにも、次に同じことをする人にも伝わらないままです。
自分にとっては一度の経験でも、これから同じことをする人には、知りたかった情報になるかもしれません。
制度の説明だけでは分からない現実
その一つが、法律や制度の説明と、実際に物事を進めるときの違いです。
「制度上はこうなっています。でも、私が実際に経験したのはこうでした」
こうした場面は、モンゴルにもたくさんあります。
しかし、私が経験してきた範囲では、むしろ日本で特に多いと感じています。
手続きができると分かっていても、どの順序で進めればよいのか、何を追加で確認されるのか、どこで時間がかかるのかまでは、説明を読むだけでは分からないことがあります。
途中で止まったときには、なぜ止まったのか、誰に何を確認すればよいのかも重要です。
制度を正しく説明できることと、その制度の中で実際に物事を進められることは、同じではありません。
AIの回答も、文章としては正しくても、行動するために必要な情報が足りないことがあります。
その間をつなぐ材料になるのが、実際に動いた人の記録だと思います。
結果だけでなく、困った過程と判断を残す
私が記事に残したいのは、うまくいった結果だけではありません。
何が説明と違って見えたのか。どこで困ったのか。何を調べ、誰に確認し、何を根拠に判断したのか。
問題を解決できなかった場合にも、どこまで分かり、何が未解決なのかを残すことに意味があります。
ただし、自分の体験を、その国や制度のすべてとして説明することはできません。時期や場所、個別の条件によって、状況は変わります。
だからこそ、「いつ、どこで、どのような条件で起きたことか」を残し、公式資料で確認できた内容、自分が直接見聞きしたこと、人から聞いた話、自分の推測を区別したいと考えています。
「制度にはこう書いてあった。実際にはこうなった。確認した結果、こう進められた」
ここまで伝えられれば、読む人は、自分の状況に当てはまるかを考えられます。
体験したというだけでなく、次の人が判断に使える形に整える。そこに、記録する意味があると思います。
実体験を、自分AIの知識にしていく
こうして残した記事を「自分AI」に取り込めば、一般的な説明に加えて、私が直接確認した事実や、そのときの判断も伝えるために活用できます。
ホームページを訪れた人に、私の経験の中から役立つ情報を案内する。必要に応じて元の記事を示し、どのような条件での体験だったのかも確認してもらう。
私は、そのような自分AIをつくりたいと考えています。
独自性を生むのは、蓄積した記事の本数だけではありません。一つひとつの記事に、何を経験し、何を確かめ、どう考えたかが残されていることだと思います。
AIでできる作業が増えるからこそ、自分が経験したことを、忘れないうちに言葉にして残しておく。その積み重ねが、将来自分AIを通して活用できる材料になります。
AIがまだ知らない経験を、人が記録し、自分AIを通して次の人に届ける。
そこに、自分AIならではの価値があると私は考えています。
協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/





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