今、びっくりしたこと――3分でAIが作った資料を「PowerPointで上手に作りましたね」と言われた
- 後藤 友亮

- 7月20日
- 読了時間: 5分
更新日:8月29日

今日は、不動産売買の仮契約の日でした。
担当してくださった方はとても話好きな方で、時間があると、いつもつい長話になります。
以前から私がモンゴルへ行っていることに興味を持っていて、「モンゴルのことをもっと知りたい」と言われていました。
そこで今日、モンゴルについて要点をまとめた説明イラストを送ってみました。
といっても、私が何時間もかけて作ったものではありません。
AIに、
「こういうことを伝えたい」
と内容を説明して、
「誰が見ても分かりやすいイラストにしてください」
と頼んだだけです。
かかった時間は、わずか3分ほどでした。
すると、そのイラストを見た担当の方から、
「PowerPointで上手に作りましたね!」
と言われました。
私は思わず、
「いえ、面倒なのでAIにお願いして作ってもらっただけなんです」
と答えました。
さらに面白かったのが、その資料を見て、
「不動産関係の仕事をしているんですか?」
というような反応までいただいたことです(笑)。
実際には、私は海外不動産を仕事にしているわけではありません。
自分で興味を持って、実際に購入したり現地を見たりしているだけです。
それでも、資料だけを見ると「専門家が仕事で作った資料」のように見えたのだと思います。
驚いたのは、AIではなく「相手の反応」だった
AIで文章やイラストを作れること自体は、私にとってはもう珍しいことではなくなっていました。
普段から使っているからです。
しかし今回驚いたのは、AIを使って3分ほどで作ったものが、相手には時間をかけてPowerPointで作った資料のように見えたことでした。
ここに、今起きている大きな変化があるように思います。
少し前なら、人に説明する資料を作ろうと思えば、
何を載せるか考える。
文章をまとめる。
レイアウトを考える。
写真やイラストを探す。
文字の大きさや配置を調整する。
場合によってはPowerPointの使い方そのものを覚える。
こうした作業が必要でした。
当然、ある程度きれいなものを作ろうとすれば、何時間もかかります。
ところが今は、自分が伝えたい内容さえ持っていれば、
「これを分かりやすくしてください」
とAIに頼むことで、数分でかなりのところまで形にしてくれます。
私はAIの専門家ではない
ここも大事なところだと思います。
私はAIの専門家でもなければ、難しいプログラムを書いているわけでもありません。
特別な命令文を覚えて使っているわけでもありません。
普通に人と話すように、
「こういうものを作りたい」
「ここをもう少し分かりやすくして」
「この部分を直して」
と伝えているだけです。
それでも、以前なら何時間もかかっていたことが、数分で形になるようになってきました。
私は、この変化は想像以上に大きいと思います。
これから大切なのは「AIの知識」より「自分が何を持っているか」
そして今回の出来事から、もう一つ感じたことがあります。
これから重要になるのは、単にAIに詳しいかどうかだけではないのかもしれません。
むしろ、
「自分は何を知っているのか」
「自分は何を経験してきたのか」
「それを誰に、どう伝えたいのか」
こちらのほうが重要になってくる気がします。
AIは、私がモンゴルで経験したことそのものを作ることはできません。
実際に現地へ行った経験、不動産を購入した経験、失敗したこと、驚いたこと。
これは人間側にあります。
しかし、その経験を文章に整理したり、イラストにしたり、資料にしたりして、「他人に伝わる形」に変えることはAIが非常に得意です。
つまり、
人間が経験や知識を持つ。AIがそれを整理する。そして、他人に伝わる形にする。
この組み合わせが、ものすごく強くなってきたのだと思います。
「AIができる人」と「できない人」の差ではない
以前は、パソコンが得意な人と苦手な人、PowerPointが使える人と使えない人、といった技術の差がありました。
しかしAIは、その差そのものを小さくしていく可能性があります。
PowerPointが上手に使えなくても、デザインの知識がなくても、文章を書くことが得意でなくても、AIがかなりの部分を補ってくれるからです。
だからこれから広がっていくのは、
「AIができる人」と「AIができない人」の差ではなく、
「AIを使う人」と「AIを使わない人」の差
なのかもしれません。
しかも、その差は一日では大きく見えません。
一つの資料なら「3時間かかるところが3分になった」という程度かもしれません。
しかし、それが毎日の仕事で何度も積み重なれば、1年後には大きな差になります。
これは「これから来る未来」の話ではない
今日、何気なく送った一枚のイラストから、そんなことを改めて感じました。
3分ほどでAIにつくってもらった資料を見て、
「PowerPointで上手に作りましたね」
と言われる。
さらに、
「不動産関係の仕事をしているんですか?」
とまで思われる。
少し前なら、こんなことはなかなかありませんでした。
AIによって仕事が変わるという話を聞くと、どうしても「5年後、10年後の未来」の話のように感じます。
しかし、実際にはもう始まっています。
しかも大げさなところではなく、今日の私のような、ごく普通の会話や仕事の中で始まっています。
AIによる変化は「これから来る未来」ではなく、すでに私たちの目の前で起きている。
今日の何気ない出来事でしたが、私はそこに一番驚きました。
「この記事を読んだ人におすすめ」→ 関連記事




コメント