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モンゴルでのクレジットカード・電子決済で注意したいこと――現地の大手銀行員から聞いた桁違い請求と二重決済

10月11日
読了時間: 6分


モンゴルのクレジットカード・電子決済の注意点。決済端末、モンゴルのトゥグルグ紙幣、クレジットカードを写した画像。

モンゴルのクレジットカード決済で注意したい3つのこと


モンゴルでクレジットカードを利用する際には、日本とは異なる通貨の桁数や決済方法に注意が必要です。


モンゴルで生活していて、日本との大きな違いを感じることの一つが、電子決済の普及です。

スーパーやレストランはもちろん、小さな個人商店や屋台でも電子決済が利用されています。

私の実感では、モンゴルでは現金を使う機会が少なく、電子決済が日常生活の中心になっています。

しかし、便利な一方で、日本人が注意しておきたいことがあります。

それが、モンゴルの通貨「トゥグルグ」の桁数の多さです。

今回は、私自身の生活経験と、モンゴルの大手銀行に勤務する現地の銀行員から直接聞いた話を紹介します。

日本人にはトゥグルグの金額が非常に見にくい


例えば、次の金額を見てください。

日本人向けに、トゥグルグの桁違いで支払額が増える注意を示す図。表と注意文、モンゴル紙幣・硬貨、端末にカードをかざす手。

正しい金額

一桁多い金額

日本円の目安

5,000₮

50,000₮

約200円 → 約2,000円

15,000₮

150,000₮

約600円 → 約6,000円

50,000₮

500,000₮

約2,000円 → 約20,000円

100,000₮

1,000,000₮

約4,000円 → 約40,000円

※日本円は比較しやすいよう、1円=25トゥグルグと仮定した概算です。2026年10月11日の実勢為替レートを示すものではありません。

一桁違うだけで、支払う金額は10倍です。


日本人にとって、トゥグルグの大きな数字は慣れるまで直感的に判断しにくいものです。

さらに、レシートの文字が小さく、金額を確認しにくい場合もあります。

特に注意したいのが、店員が決済端末に金額を手入力する場面です。


現地の大手銀行員から直接聞いた話

今回紹介する話は、インターネットで見つけた噂ではありません。

私がモンゴルの大手銀行に勤務する現地の銀行員から、直接聞いたものです。

その銀行員によると、店員が決済金額を一桁多く入力してしまうことがあり、現地のモンゴル人でも経験する場合があるそうです。

例えば、本来50,000トゥグルグの支払いが、500,000トゥグルグになってしまうようなケースです。

単純な入力ミスで起こる場合もあれば、意図的に行われる場合もあるとのことでした。

ただし、実際に故意だったかどうかを判断することは簡単ではありません。

また、こうした問題がどれほどの頻度で発生しているのか、確認できる統計があるわけではありません。


モンゴルのカードと日本のカードでは事情が違う?

銀行員から聞いた話の中で、もう一つ興味深かったことがあります。

それは、日本人であっても、モンゴルの現地発行カードを使う場合と、日本で発行されたカードを使う場合とでは、こうしたトラブルの起こりやすさに違いがあるという話でした。

現地発行カードを使っていると、お店側からモンゴルの現地利用者と思われやすいことが、その理由の一つではないかとのことです。

一方、日本発行のカードでは、外国人による利用と認識され、店側が慎重になる場合もあるのではないかという話でした。

ただし、カードの発行国が店員に必ず分かるわけではありませんし、実際の発生率を比較した公式統計を確認したわけでもありません。

現地の銀行員から聞いた一つの見方として紹介します。

日本人だから特別に狙われる、あるいは海外発行カードなら安全という話ではありません。

一番注意したいのは決済金額の手入力

特に注意したいのは、次の二つの場面です。

① 店員が決済端末に金額を手入力するとき

商品のバーコードを読み取り、レジから金額が自動的に転送される方式と違い、人が金額を入力する場合には桁を間違える可能性があります。

② カードやスマートフォンで支払う直前

クレジットカードをかざす前に、端末の表示金額を確認することです。

QRコード決済も、決済方式によっては金額を手入力するため、同様に確認が必要です。

ほんの数秒ですが、支払いを確定する前の確認が大切だと思います。

駐車場などでは二重決済にも注意

もう一つ銀行員から聞いたのが、駐車料金などで同じ金額が二回決済されてしまうケースです。

こちらも操作ミスの場合と、意図的な場合があるという話でした。

特に注意したいのは、最初の決済が失敗したように見え、もう一度支払いを求められる場合です。

一回目の決済がすでに完了している可能性もあります。

銀行アプリや利用履歴を確認してから、再度支払うことをおすすめします。

なお、カードの利用履歴には一時的な承認記録が表示されることもあるため、表示が二件あるだけで、必ず二重に請求が確定したとは限りません。


間違いに気づいたらどうする?

現地の銀行員の話では、間違いが見つかった場合、お店側が謝罪して訂正することもあるそうです。

しかし、日本人の場合は言葉の問題もあり、その場でレシートを確認するのが難しいこともあると思います。

後から気づいた場合でも、お店やカード発行会社に相談することはできます。

モンゴルの大手銀行TDB(貿易開発銀行)でも、決済金額の誤りや二重決済などに関する異議申立て制度が案内されています。

ただし、返金が必ず認められるわけではなく、申立ての期限や条件があります。

日本で発行されたカードで支払った場合は、基本的に日本側のカード会社へ問い合わせることになります。

レシートや決済履歴を保存し、間違いに気づいたら早めに連絡することが重要です。


私自身は今のところ経験していません

誤解のないように書いておきたいと思います。

私はこれまでモンゴルで、一桁多く請求されたり、二重決済されたりした経験はありません。

むしろ、モンゴルの電子決済は非常に便利だと感じています。

今回この記事を書いたのは、現地の大手銀行員から直接こうした話を聞き、日本人には特に注意が必要だと感じたからです。

現地のモンゴル人でも経験することがあるのであれば、トゥグルグの桁数に慣れていない日本人は、なおさら気づきにくいのではないでしょうか。

もちろん、店員による単純な間違いも考えられるため、必要以上に疑う必要はありません。

大切なのは、支払う側も確認する習慣をつけることです。

カードをかざす前に金額を見る。

支払いが終わったら利用履歴を確認する。

この二つだけでも、思わぬトラブルを防ぐことにつながると思います。

これからモンゴルを旅行する方、移住を考えている方、そして現地で銀行口座を開設する方の参考になれば幸いです。


最後に――私が感じるモンゴルの治安

今回、電子決済の注意点について紹介しましたが、決してモンゴルの治安が悪いと言いたいわけではありません。

むしろ、私個人の感想としては、これまで訪れたさまざまな国の中でも、モンゴルは治安が良いと感じる国の一つです。

もちろん、どこの国でも間違いやトラブルは起こります。それは日本でも同じことです。

大切なのは、必要以上に警戒することではなく、その国の事情を知り、ちょっとした注意を心がけることだと思います。

私はこれからも、実際にモンゴルで生活して感じたことや、現地の人から直接聞いた情報を、良い面も悪い面も含めて紹介していきたいと思います。



参考情報


※この記事は、2026年10月11日現在の情報と、私自身のモンゴルでの生活経験、現地の大手銀行員から直接聞いた話をもとにまとめたものです。


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