モンゴルの気候が変わってきた?──突然の豪雨で気になった「地下駐車場」
- 後藤 友亮

- 8月10日
- 読了時間: 2分
更新日:8月11日

今日、ウランバートルで突然、まるで日本の「ゲリラ豪雨」のような激しい雨が降りました。
私がこれまでモンゴルで経験してきた感覚では、こうした短時間に一気に降るような雨はあまり印象になく、「モンゴルでも気候が変わってきているのかな」と感じました。
しかも昨日のウランバートルは、かなりの暑さでした。
現地の人に聞くと、以前のモンゴルでは「家庭にエアコンはほとんど必要ない」という感覚だったそうです。夏でも期間が短く、朝晩は涼しいためです。
ところが最近は、「昨年あたりから、エアコンが欲しいと思う日が出てきた」という話も聞きます。
もちろん、数年間の体感だけで気候変動と断定することはできません。しかし、モンゴルでは近年、気温や降水パターンの変化に加え、ウランバートルの都市化や排水設備の不足などが重なり、都市型洪水のリスクが高まっていることは実際に指摘されています。
そこで、元・車好きの私が真っ先に気になったのが、地下駐車場です。
ウランバートルの比較的新しいマンションや大型施設では、厳しい冬への対策もあって地下駐車場が非常に多く使われています。
雪や極寒にはとても合理的なのですが、短時間に大量の雨が降るようになると、今度は別のリスクが出てきます。
実際に現地の人に聞いてみると、大雨で地下駐車場などに水が入った例もあるとのことでした。
そして、これは単なる心配ではありません。2023年にはウランバートルで大規模な洪水が発生し、8月5日の豪雨だけでも554世帯の住宅などが浸水し、105台の車両が被害を受けたと報告されています。
モンゴルの住宅選びというと、これまでは「冬の寒さ」「暖房」「断熱」「大気汚染」などに目が向きがちでした。
しかし、これからマンションを購入したり地下駐車場を借りたりするなら、大雨のときに水がどこへ流れるのか、地下への入口に止水対策があるのか、排水ポンプがあるのかという点も確認した方がいいのかもしれません。
極寒の国だから地下駐車場が便利だった。
ところが気候が変われば、その便利さが新しい弱点にもなり得る。
今日の突然の豪雨を見ながら、そんなことを考えました。




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