❷ 「使えているのに、支配されている」
更新日:8月24日

SNSアカウントを「閉鎖したくない」「長年積み上げたフォロワーや投稿を失いたくない」という思いから、
不正侵入の兆候があっても、パスワードや電話番号だけを変更し、アカウントそのものは使い続けてしまう方が少なくないようです。
しかし、近年多発しているMeta系アカウントの乗っ取り被害では、攻撃者が「共同管理者」や「ビジネスマネージャー」として権限を保持したまま残るケースが非常に多く、この状態では表面上は取り戻せたように見えても、実際には支配構造が解消されていません。
私自身もまさにこのパターンでした。
パスワード変更や連絡先の更新を行ったことで一時的に安心してしまい、結果として、知らないうちに内部権限を握られたままアカウントを使い続ける状況に陥っていました。
ネット上でも同様の報告が増えているとありました。
「ログインできている=安全」
「投稿できる=取り戻せた」
という認識が、すでに通用しなくなっていることが分かります。
現在の不正侵入は、アカウントを壊すのではなく、生かしたまま内部から利用する手口が主流です。
そのため、閉鎖を避けたい心理が、かえって被害を長期化・深刻化させてしまうという、非常に皮肉な構造が生まれているようです。
今回の経験を通じて、
「使えているから大丈夫」ではなく、
「誰が、どの権限を持っているのか」を完全に把握・排除できなければ、本当の意味での復旧ではないと、そう強く実感しました。
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