Eco Tower Oneウランバートルとは?モンゴル最高層243m・Conrad進出を現地写真で解説
更新日:9月15日

Eco Tower Oneはウランバートルをどう変えるのか
ウランバートル中心部を歩いていると、ひときわ目立つ巨大な建設中の高層ビルがあります。
この建物が「Eco Tower One(エコ・タワー・ワン)」です。
公開されている計画では、高さ243m・55階建て。完成すればモンゴル最高層となり、ウランバートルの景色を大きく変える新しいランドマークになると見込まれています。
この記事では、2026年9月現在の公式発表と、私がウランバートルで実際に撮影した現地写真をもとに、Eco Tower Oneの計画、ホテルや住宅、オフィス、商業施設、そしてまだ公表されていない部分を整理します。
Eco Tower Oneの基本情報
Eco Tower Oneは、ウランバートル中心部に建設中の超高層複合ビルです。
現在確認できる主な計画は、次のとおりです。
高さ:243m階数:55階延床面積:約127,138㎡開発会社:Eco Construction LLC設計・プロジェクト建築:Aedas主な用途:高級住宅、サービスアパートメント、5つ星ホテル、Grade Aオフィス、高級商業施設
以前の記事では「高さ243〜246m」と記載していましたが、現在公開されているAedas関連資料では243mとされているため、この記事では243mに統一します。
また、2028年という日付はEco Tower One全体の完成時期としてではなく、建物内に入る「Conrad Ulaanbaatar」の開業予定として発表されています。建物全体の正式な完成・引き渡し時期については、今後も確認が必要です。
モンゴルの自然と文化を表現した外観
Eco Tower Oneの設計を担当したAedasによると、建物は単に高さを競うだけの超高層ビルではありません。
建物の平面は風車のような構成を採用し、周囲の山々を広く見渡せる眺望を意識して設計されています。
外壁には4本の垂直方向のくぼみが設けられ、建物に立体感を与えると同時に、自然な空気の流れをつくる構造になっています。
外観は風洞実験によって調整され、ウランバートルの強い風に対する安定性も考慮されています。
上部から下部へ流れるような曲線は、モンゴルの伝統舞踊の動きを現代建築として表現したものとされています。
完成予想CGを見ると独特な形をしていますが、そこにはモンゴルの自然環境と文化を建築に取り入れる意図があるようです。
ホテル・住宅・オフィス・商業施設が一体に
Eco Tower Oneは、単なる高層オフィスビルではありません。
建物内には、次の施設が計画されています。
高級住宅サービスアパートメント5つ星ホテルGrade Aオフィス高級商業施設
一つの超高層ビルの中に「住む・働く・泊まる・買い物をする」という都市機能を集めた、
いわば垂直に伸びる一つの街です。
ただし、ホテル部分を除き、住宅、オフィス、商業施設が具体的に何階へ入るのかは、2026年9月現在、詳しく公表されていません。
25〜39階にはConrad Ulaanbaatar
Eco Tower Oneで正式な計画が最も詳しく発表されているのが、Hiltonの高級ホテルブランド「Conrad Hotels & Resorts」です。
Conrad Ulaanbaatarは、モンゴル初のConradブランドとして、2028年の開業が予定されています。
現在発表されている内容は、次のとおりです。
入居階:25〜39階ホテル部分の延床面積:約41,400㎡客室・スイート:227室スカイロビー:37階飲食施設:4店舗会議・イベントスペース:約1,800㎡その他:屋内プール、スパ、宴会施設など
37階のスカイロビーからは、ウランバートル市街と周囲の山々を見渡せる計画です。
また、低層部には宴会施設やレストランも予定されています。
なお、Eco Tower Oneに入るホテルはConradです。
ウランバートルで計画されているSheratonは別のプロジェクトであり、Eco Tower Oneとは関係ありません。
私が一番気になるのはConradより上の階
私がEco Tower Oneを調べていて、最も興味を持ったのが、Conradの上にどのような住宅が入るのかという点です。
Aedasの公開情報には、高級住宅とサービスアパートメントが計画用途として明記されています。
ホテルが25〜39階に入ることから、40階以上に高級住宅が配置される可能性は考えられます。しかし、これは公開情報からの推測を含みます。
現時点では、次の情報は公表されていません。
住宅が何階から始まるのかサービスアパートメントと分譲住宅の区分間取りと専有面積販売価格と㎡単価管理費一般向けに分譲されるかどうか
したがって、「40階以上はすべて分譲住宅」と断定することはできません。
ウランバートルの高級住宅はすでに2億円を超えている
Eco Tower Oneの正式な住宅価格は、まだ確認できません。
そこで比較材料として、ウランバートル中心部にあるShangri-La Residenceの現在の売出事例を調べました。
確認できた例では、84㎡の住戸が約1億1,600万円、151㎡の住戸が約2億2,800万〜2億3,300万円に相当する価格で売り出されています。
これは成約価格ではなく、不動産広告に掲載された売出価格です。
それでも、ウランバートル中心部の高級住宅が、すでに日本円で2億円を超える水準に達していることが分かります。
Eco Tower One最上階は150㎡で約8億円になるのか
ここからは、正式な販売情報ではなく、私自身の予想です。
Eco Tower Oneの最上階付近に約150㎡の住宅が販売される場合、私は8億円前後の価格が付いても不思議ではないと考えています。
1㎡あたりにすると約533万円です。現在確認できるShangri-La Residenceの151㎡の売出価格と比べると、約3.5倍という非常に高い水準になります。
かなり強気な予想ですが、
ウランバートル中心部モンゴル最高層となる計画Conradの上に位置する可能性高層階からの眺望戸数が限られる希少性
という条件が重なれば、通常の高級マンションとは異なる価格設定になる可能性があります。
ただし、Eco Tower Oneの住宅が一般販売されるかどうかも、正式価格も、現時点では公表されていません。8億円という数字は、あくまで周辺相場と物件の希少性から考えた筆者の予想です。
もし一般販売されたら注目したい住戸
私が注目しているのは、最上階の大型ペントハウスだけではありません。
仮に40〜45階付近へ比較的小さな住戸が配置され、一般向けに販売されるのであれば、こちらも興味深いと思います。
最上階ほどの価格を払わずに、Eco Tower Oneという希少性と高層階からの眺望を得られる可能性があるからです。
もちろん、高級物件だから必ず値上がりするわけではありません。
実際に投資を検討するなら、販売価格だけでなく、㎡単価、管理費、賃貸需要、空室率、維持費、将来売却するときの中古市場まで確認する必要があります。
ウランバートルの変化を象徴する建物
実際に現在のウランバートルを歩いていると、建設の勢いを強く感じます。
マンション、ホテル、商業施設、オフィスなどが各地で建設され、半年ほど離れているだけでも、街の景色が変わったと感じることがあります。
Eco Tower Oneは、現在のウランバートルの変化を象徴する建物の一つです。
しかし、本当に重要なのは、モンゴルで一番高い建物になることだけではありません。
世界的なホテルブランド、高級住宅、Grade Aオフィス、高級商業施設が一つの建物に集まり、ウランバートル中心部に新しい人とお金の流れを生み出す可能性があることです。
私は建物の高さ以上に、
「住宅は一般販売されるのか」「どのような間取りになるのか」「実際にいくらで販売されるのか」
という点に注目しています。
次回モンゴルを訪れた際には、工事の進捗、周辺道路、駐車場への動線、建物の入口、住宅部分の販売情報などを、現地で実際に確認する予定です。
Eco Tower Oneは、これからウランバートルの高級不動産市場がどこまで成長するのかを見るうえでも、非常に興味深いプロジェクトです。
※この記事は、2026年9月15日現在の公開情報と、筆者がウランバートルで撮影・体験した内容をもとに作成しています。未公表の住宅価格、階数、間取りについては、筆者の予想を含みます。
参考資料
Hilton「Conrad Ulaanbaatar発表」
AedasによるEco Tower Oneプロジェクト資料
Unegui.mnのShangri-La Residence売出情報



協同組合かけはし/KAKEHASHI HUMAN MONGOL LLC 後藤友亮/GOTO YUSUKE
静岡県浜松市/モンゴル・ウランバートル 公式サイト:https://www.kakehasi.biz/





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