「立場が変わって、はじめてわかったこと」2025年12月23日
更新日:7月27日
経営を引退したからこそ、また一つ学べたことがあります。
今年のはじめに父が他界し、その後、母が右足麻痺で歩けなくなりました。自然な流れの中で、介護や家事を担うようになり、そこで改めて親や女性のありがたみを強く感じるようになりました。実際に生活を支える立場になってみて、日々を回していくことがどれほど大変なことなのかを、身をもって理解しました。
そのおかげで、今は母が元気なうちに、そして生きているうちに、これまで支えてくれた親や周囲の人たちに、心から感謝することができています。
特に強く実感したのは、共働きの家庭において、家事は決して女性だけが担うものではなく、男性も分担することが当たり前だということです。その意味を、頭ではなく体で理解しました。
なかでも食事の支度は、買い物から献立を考え、調理まで含めると、想像以上に時間と労力がかかる家事です。その大変さを日々実感しています。
この経験を通じて、与えられた役割の中で得られる気づきこそが、不満を抱かず、穏やかに生きていくための大切な道なのだと感じるようになりました。わかっているつもりでも立場が変わらなければ、見えない現実は確かに存在します。
そして、ひとつ大きなことに気づきました。
人を言葉だけで変えようとすることには、ほとんど意味がありません。家事や介護の大変さも、どれほど説明しても、実際に同じ立場に立たなければ本当の理解には至らないのです。人の内面を本当に変えるのは、同じ役割や境遇を経験すること、、それ以外に方法はないのだと、今ははっきりと感じています。
だからこそ、共働きの家庭において、男性が家事を分担することは「手伝い」ではなく、当然の役割なのだと思います。経験して初めて、その重みや価値、そして支え合うことの意味が見えてきます。家事の分担は、家庭を円滑に回すためだけでなく、人としての理解を深めるためにも欠かせないものだと、今は強く感じています。






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