1,000万円の価値が半分に──世界から見た日本円の現在地
更新日:8月26日

かつて日本円は、米ドルやスイスフランと並び、世界でも信頼される強い通貨の一つでした。
しかし、この15年ほどで状況は大きく変わりました。
2011年ごろは1ドル=80円前後だったため、1,000万円は約12万5,000ドルの価値がありました。
ところが1ドル=160円なら、同じ1,000万円でも約6万2,500ドルにしかなりません。
日本国内では同じ1,000万円でも、世界から見れば価値はほぼ半分です。
円の価値が下がれば、海外旅行だけでなく、食料、燃料、資源、建築資材、機械、海外サービスなど、輸入に頼るものの価格が上がります。
日本円で受け取る給料や、長年貯めてきた預貯金の国際的な購買力も低下していきます。
円安の背景には、海外との金利差、日本の低金利政策、巨額の国債残高、資源やエネルギーの輸入依存など、複数の構造的な問題があります。
為替は単なる数字ではありません。
円の価値が下がるということは、日本人が働いて得たお金や、長年蓄えてきた資産の価値が、世界の中で静かに小さくなっているということです。
これからは「日本円でいくら持っているか」だけでなく、「そのお金で世界の何が買えるのか」という視点も必要になってくると思います。
経った15年前までの日本円は、主要通貨の中で上位、体感ではトップクラス寄りで少なくとも、スイスフランと並んで最強通貨の代表格でした。
15年前(2011年ごろ)
1〜3位級
10年前(2016年ごろ)
3〜5位級
5年前(2021年ごろ)
7〜9位級
今(2026年4月)
最下位〜下位級
ある程度知名度のある国」の5年で弱くなった通貨20位
1レバノンポンド
2.アルゼンチンペソ
3.トルコリラ
4. エジプトポンド
5. ナイジェリアナイラ
6. ミャンマーチャット
7. パキスタンルピー
8. スリランカルピー
9. 日本円
10. 韓国ウォン
11. ガーナセディ
12. ラオスキープ
13. バングラデシュタカ
14. インドルピー
15. インドネシアルピア
16. フィリピンペソ
17. ベトナムドン
18. 南アフリカランド
19. メキシコペソ
20. ブラジルレアル
ある程度知名度のある国」の10年で強くなった通貨20位
1. スイスフラン
2. シンガポールドル
3. 台湾ドル
4. 中国元
5. ユーロ
6. スウェーデンクローナ
7. ノルウェークローネ
8. デンマーククローネ
9. チェココルナ
10. ポーランドズロチ
11. ハンガリーフォリント
12. 英ポンド
13. マレーシアリンギット
14. タイバーツ
15. メキシコペソ
16. ブラジルレアル
17. ペルーソル
18. サウジリヤル
19. UAEディルハム
20. 香港ドル





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